
藤沢市茅ヶ崎市を流れる小出川の水源地:湿地帯に久しぶりに行ってきた。
10年程前に湘南地区ボーイスカウトの「地区ラリー」を企画提案した時に選んだ場所だ。
始源のいにしえの頃から存在した「湘南のピュアな水源地を考察探索する」ことをコンセプトにして、小学2年生〜高校3年生までの各世代:部門別に「環境的な課題に対して応答していくハイキング」を実行した場所だ。
大鷹の営巣エリアでもあった。
その頃、ボーイスカウトプログラムとは別に、我が息子がまだ小さかったので探検的な雰囲気を感じさせたくて、頻繁に探索し生物観察植物観察を兼ねて歩いたことを思い出した。
当時は、幅30cmくらいの畦道しかなかったが、今は幅も90cmくらいに広がって少し歩きやすくなっていた。
身近な里山環境ゾーンの散策コースとしてはちょうど良い感じのエリアである。
今日は残念ながらガマは確認できなかったが、ススキ、水草コケ類等の湿地帯に染み出す地下水が、幅40cmくらいの小川2本になり、慶応藤沢キャンパスの東側あたりで小出川と名付けられ、茅ヶ崎を南北に下りながら相模川の河口部に繋がって海にそそぐ。
今日、この水源湿原地に向かった理由は・・・
昨年確認してあったコゴミ(クサソテツ)の発生地が、少し離れてはいるが徒歩20分くらい南の道端にあるからだ。
今年も大丈夫かどうかが気になったから・・・というか、今年も存在しているかどうか不安になったからだ。
去年は4月中旬にコゴミを確認した。
年々、暖かくなってきているので、今年は早いかも?と思い軽歩行ウオーキングを兼ねて調査探索をしてみたい気持ちが湧いてきたのだ。
・・・腰の状態が良くなってきたのが積極的な気持ちになった要因でもある。
コゴミの場所にはまだ兆候もなかった。
フキが小さく葉を広げていただけだった。
フキノトウは既に開いて、つぼみではなかったが、フキの群生という程の勢いもなかった。
これから3週間で「コゴミ」と「フキ」が勢い良く群生するのだろうか。
去年は、群生していた状態のみを視認しただけだったため、直前の状況を把握していない。
ひょっとしたら、他の場所と同じようにこの場所の「コゴミ」も2度と目にすることができなくなるのかもしれない。
今日視認したその場所では、何かの残土を盛り上げた状況・雑草類を積み上げて被せたような状況だったからだ。
また3週間後くらいに来て、確認してみようと思う。


↑コゴミとその周辺写真:去年の光景〜私が撮影
そんな感じで、林・農地・樹林地エリアを散策していたら、今まで10年間、想像していなかった場所で、大量の土筆の群生を発見した。
藤沢北ゾーンの御所見付近の畑の道端土手でだ。
かつて、畑ゾーンでは農薬が撒かれていて、土筆などは全くみなかったし、生えていないと思い込んでいた。
今年は、思いもかけずに畑際に大量の野太いたくさんの土筆群生を発見した。
多分・・・
最近はキツイ農薬を撒かなくなったし、環境問題等で有機農法が一般的のようだし・・・
何よりも都市近郊で栽培される高価値野菜=有機農法野菜・無農薬系・自然系等の安全安心栽培野菜がある価値をもって評価され、高価格で取引されるようになってきたからではないかと〜
この場所は、高名な高座ブタの産地でもあり、湘南の地場野菜としての評価も高いという新聞記事も読んだことがある。
そんな関係で、雑草野草類も再び隆盛してきたのではないかと考えた。
そんなことを、考えながら、昨日に続けてまたまた道端の土筆を採取してしまった。
しかも、昨日の3倍くらいの量を、全て頭が固いひらいていない土筆ばかりを選んで採取した。
再度、茶道の先生にプレゼントする分と我が家の分である。
昨日は、海岸近傍ゾーンの土筆で、今日は山ゾーンの土筆。
やはり、山ゾーンのほうが太っていて頭もデカイ。
今日、畑で作業している方に「畑の土手の土筆、頂いてもいいですか?」と聞いたら、
「そんなもん、一杯採ってくれ、自由に持ってってくれ〜」
という返事。
まあ、畑:野菜栽培農家にとっては雑草のたぐいだからだろう。
土筆は、どうせ後2週間もすれば全て枯れてしまう存在でもあるし・・・
投稿者:imori masuda takao
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