コゴミの自生していた場所は、自然を満喫するような素晴らしい環境ではなく、「歩きたくないような場所・暗くちょっと湿った場所」にコゴミは生えていました。
だから、人が入らず、生き残っていたのでしょう。
生えている場所は、ほんの「長さ7m幅2m」の14uほど・ジメジメ小道沿いの極狭なエリアだけでした。
南側が雑木燐で日中は日影、明け方と夕方のみ直射光が当たり、保水性の高い湿った軟らかい土壌の斜面低地:東側と北側の土地が高く「落ち葉雑草積み場+牛糞堆肥製作置場+野菜・花捨て場」となっており、雨が降るとぬかるみになり、いつも湿っているような場所。
小川の近くにありますから恐らく昔は湿地帯の脇だったと思います。
薄暗い小道から入りますが、入りたくない気持ちになるような普通の人は避けたくなる小道です。
私が行く時には大体カラスしかいません。
今、来年の山菜探索用に新しいコゴミ場を山の方に足を伸ばして、調査しようかと思っています。
コゴミの見分け方=成長して大きくなってしまうと、普通のシダの葉みたいで中々見分けられませし、大きな葉のシダになってしまったら正確に同定できるかどうか自信はありません。
土元根元の株が大きく(直径8cmくらい)一株から6〜10本くらいの幹が出ていますので、根元で判別できるかもしれませんが・・・
コゴミは一株から6〜10本採取可能みたいですが〜全部は採取しません・・・
私は半分くらい:一株から3〜4本くらい採取する感じです。
私の見分け方は、つくし採り及びタケノコ掘りの時に色々探索歩きしながら、湿地らしき場所にめぼしを付け、その都度踏み込んで「蕾状若シダの頃に調査する方法」です。
3月〜4月末までの時期にコゴミ=クサソテツを見つけ同定・・・翌年には自分の採取場として再訪するというパターンです。
それ以外の時期に、湿地エリアに踏み込んでも私には同定する確信がないということです。
ワラビとかゼンマイならば大きくなっても同定できるのですが・・・
最近は、ホームセンターでも山菜「コゴミ=クサソテツ」とか「タラの芽」「山ウド」等の根を売っているので、購入して畑に植えて、栽培しようと、考えています。
そうすれば、貴重な自生コゴミを採取せずに、自生環境をそのまま残しておけますから・・・
ただ、水分の保持が良い土でなく水はけが良い畑なので、うまく育ってくれるかわかりませんが、一度チャレンジしてみるつもりです。

*自生コゴミの写真:植物専門HPから転載しました。