一陽来復と申します。老後は湘南の海辺に住むつもり。
宝塚が大好きです!二匹の飼い猫と戯れるのが幸せ。
最近は日本とベトナムを行ったり来たりしています。
たわいのない毎日をつぶやいています。よろしくです!
2010/10/19
ポチの後期の学費を払ったら・・・すっからかん(苦笑)
あと6回かぁ〜(順調にいけば・・・)

昨日は朝から電気設備工事で夕方まで停電ってことで冷蔵庫が使えなくなった。
あちゃらから帰って来てからポチも殆ど帰って来ないし、帰ってきても家で食べないし
って事で殆ど生ものは購入せず、冷凍食品(電子レンジがないから)も元々殆ど買わないし
クーラーボックスを引っ張りだしてお醤油などの調味料を保冷材とともに突っ込んで終了。
遅番から帰ってきてもしっかり冷えていて問題なしでしたわ。このクーラーボックスはこの
家に越してきた頃に買った。アウトドアな行事とは無縁の我が家。では何故購入したのか?
この家を買った当初我が家の生活の拠点はまだ東京にありました。東京で持っていた家は
既に売却して賃貸マンションに暮らし週末だけこの家で過ごすというのを1年ほど続けた
のち東京のマンションを引き払ってこちらに完全に引っ越したのでした。なのでその1年間
この家には冷蔵庫がなくて、それで思いついたのがクーラーボックス。結構重宝しました。

観劇前にちょっと1杯・・・な不良母
さて・・・記憶が薄れてしまいそうなのでポチが大学の仲間と新しく立ち上げた劇団の
旗揚げ公演の観劇の様子をアップしたいと思います。新人公演があらら・・・という感じ
だったので正直あまり期待していなかったのですが、いやこれがなかなかの出来でした。
主宰でもある2年生の脚本がまず見事でした。SFちっくで荒唐無稽なお話だったにも
関わらず破綻しているところが素人目には全くありませんでした。よくよく考えてみれば
最後の場面の展開がやや強引だったかな?とも思いましたが感動的な雰囲気に助けられて
あまり気にならなかったです。一陽ちゃんは評論家ではないので基本芝居は観終わった時
に、あー面白かった!と思えれば満足なのです。なのでこの作品は文句なく面白かった!
千秋楽を迎えたので多少ネタバレしてもいいかな?舞台はとある大学病院の附属脳科学
研究所。そこに所長の推薦で一時的に配属された研究員が主人公。本職は宇宙科学技術。
人工衛星を作っている。所長(女性)は大学の友人で主人公に淡い好意を持っているらしい。
研究所内を案内してもらっているうちに徹夜明けか床で転がっている研究員に驚く主人公。
床に転がっていた白衣の研究員はポチでした(笑)物語の本筋からはややずれたお気楽な
青年は本人のキャラまんまでしょうという感じ。まったく地で演じていましたね、はい(大笑)
さて、研究所には病棟から時々抜け出してくる言語障害のある患者がいて若い研究員を
訪ねて来ます。一見ちゃら男に見える研究員も患者の事が気になる様子。2人の関係は?
いい感じになると患者を探しに来る婦長によって場は壊され患者は病棟に連れ戻される。
場面は換わり主人公の家。恋人が待っている。ご飯は?というと出てきたのは冷食の弁当。
もう29だし、そろそろ結婚したい。と恋人が言う。奇遇だね、僕ももうすぐ29だ。
ふざけないで!
ふざけていないよ。
だけど生活の基盤が整っていないしせめて論文が通って準教授のポストでも決まらないと
それっていつ?
さぁ・・・
私を騙していたのね・・・バカ!
と何処までも2人はすれ違う。
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脳科学研究所で新たに取り組んでいた研究はバーチャル世界を人の脳に組み込めないか
というもの。情報をダイレクトに脳に送り込めば目の見えない人が映画を観たり出来るかも?
実は以前この開発実験で事故が起きていた。女性研究員がが自分の脳内に閉じ込められて
戻って来れなくなったのだ。それを助けるために男性研究員がプログラムを組み替えた。
バーチャル世界と脳を結ぶのでなく、二人の脳と脳と結びつけ女性研究員を彼女の脳内
から救い出そうとする・・・救出は成功したかに見えたが女性には言語障害が残った。
(そう脳外科病棟の患者とちゃら男研究員は恋人同士だったのだ)ちゃら男は2人で
一緒に脱出する時に彼女の脳に負荷がかかったのだと深く後悔しているのだった。
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すれ違ったままの主人公カップル。
ある日主人公は論文が認められ希望通り準教授に推薦される。
が・・・恋人は考え事をしながら歩いていてトラックと接触、脳外科病棟に運び込まれる。
今のところ命に別状はありません。母子ともに・・・
母子?
え?ご存知なかったのですか?彼女は妊娠しています。
身体や脳に損傷は見られない。脳波の状態から昏睡状態でもない。病理学的に彼女はただ
寝ているだけだと言う。目覚めるのを拒否しているのか?眠り姫よろしく目覚めない。
何故目を覚まさないのか?僕は彼女の脳内に行きたい。行って彼女を目覚めさせなくては。
そして。ちゃら男に頼む。
あの実験をもう一度してくれ・・・
冗談じゃない。
戻ってくる時又事故が起こる。
僕が戻らなければいい。。
本気でそんなことを言っているのか?
本気だ・・・
そして病室から恋人を運び出し実験室へ
やがて婦長が巡回で患者がいない事に気付く
全ての研究員が駆けつける。
所長が叫ぶ!
待って!!二度と戻って来れなくなるかも知れないのよ!!
いいんだ、それでも・・・
スイッチがONされる。
お願い!必ず戻ってきて!!!
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恋人の脳内・・・
恋人はまだ生まれていない娘と出会っていた。
彼女を残して外の世界に戻れない。
そこへ主人公がやってくる。
さあ、外の世界に戻ろう。
戻って子供を産むんだ。
主人公が一緒に戻れない事を知ってそれならばここで3人で暮せばいい。という恋人
それじゃダメなんだ!
押し問答が続く中子供が叫ぶ。
お母さん!私は生まれたい!!
外の世界を見てみたい。
やがて恋人は決心する。
ねえ・・・もう会えないの?
いや、きっと会えるよ。。。。そう、夢の中で
恋人が去って主人公は残った。
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恋人は目覚め、娘が生まれた。
恋人はあまり主人公の事を覚えていないらしい。
ちゃら男は言う。
脳内にあいつがいるんだから自分の記憶を消しちゃっているんじゃないか?
娘は天体観察が好きな利発な少女に育っている。
今夜も望遠鏡で夜空を見上げながら母親に話しかける。
お母さん。お父さんは宇宙科学者だったのでしょう?
そうらしいわ。お母さんもよく覚えていないのだけど人口衛星とか作っていたみたい。
じゃぁ、あれもお父さんが作ったのかも知れないわね。
そうね・・・
さぁ明日も早いからもう寝なさい。
はぁーい。
やがて恋人も星空を眺めながらうとうとする。
主人公が現れる。
そうだよ。あれは僕が作ったんだ。
そうなのね。明日あの子に教えてあげなくちゃ。
朝、目覚めたら忘れちゃうくせに。。。
(暗転)
いかがでしたか?
脳内では劇団員総出で不思議なパフォーマンスをしてみたり効果的に音楽を流したり・・・
お稽古に入ったのは9月に入ってからで稽古を重ねながら演出は全員でしたそうです。
照明も音響も舞台美術もトータルで旗揚げ公演としては大成功だったと思います。
(親ばか分マイナスしても・・・)
そうそう50名ほど入る客席に中高時代の先生がいらしていてびっくりしました。
はい、元宝塚の演出家だった方です。気にかけてくださっているのはありがたいことです。
大学に入学して半年。仲間にも恵まれポチ演劇の道まっしぐらです・・・
☆一陽からのお返事はコメント欄にて☆