2011/1/14

小さくまとまんなよ  しばいデイズ

本日から「LEAD HOT CHILI Pistols」の
大阪公演がはじまるHEP HALLサイトのイベント案内に
「本気のお芝居?本気のコント??他のお笑いライブでは決して見られない、計算と暴走が入り組んだザ・プラン9の舞台にぜひお越し下さい!!」
という文章があります。



「本気のお芝居」として見れば、
「所詮これは長いコントだから。
ちゃんとした演劇ではありませんから。」
となり
「本気のコント」として見れば、
「所詮これはお芝居だから。
コントと違って笑いメインではありませんから。」
となってしまい
結局、ザ・プラン9を少なからず「知っている」人は
その曖昧さを受け入れることができても
演劇畑の人が見ても得るところ少なく
お笑い畑の人が見ても得るところが少ないような感じがします。

せいぜい、
お笑い面では、同期や後輩の舞台に呼ばれる程度
演劇面では、地元の劇団にゲスト出演する程度の
注目しか浴びることができないないのは
「お芝居」としても「コント」としても
まさしく「本気?」でしかないからかもしれません。

他のお笑いライブでは決して見られないからと云って
普段「お笑い」を見ない演劇ファンや
普段「演劇」を見ないお笑いファンに
「ぜひお越し下さい!!」と云えるかと云うと
「演劇より笑えて、コントよりドラマチック」
(今はなきファンタンゴTVでのプラン9のキャッチフレーズ)
を公言していた頃ならまだしも
今の、それも今作「LEAD〜」はオススメできないです。
確かに
「演劇より笑えて、コントよりドラマチック」
かもしれませんが
「演劇ほどドラマチックでなく、コントほど笑えない」
という意味ではないでしょう?


もちろんザ・プラン9のあんなところこんなところを
見てみたいファンの方々にはオススメできますが
そんな外には一向に拡がらないオススメしかできないのは
本当に悲しいです。

おそらくご覧になったファンの方も
同じファンの方にしか薦めることができないのではないでしょうか?





(余談)

今朝方ザ・プラン9の舞台を見ている夢を見ました。

サンシャイン劇場並みの大舞台で
老若男女入り混じって満員御礼の客を
前に堂々と演技する4人の一挙一動に
他の観客と一緒に大笑いしながら
「やっぱりザ・プラン9凄いわ。やる時にはちゃんとやるわ。
好きでいて本当に良かった。」
と、大喜びしていたのに







目が覚めたら夢でした。


この期待が未だ劇場に私の足を向かわせています。




(余談2)
私はお菓子作りは殆どしたことがありませんが
昨今のザ・プラン9の本公演って
土台のスポンジケーキがいまひとつなのに
スポンジケーキから美味しく焼き直している時間がないので
どうにか店頭に並べるだけのものにしようと
最初はシンプルなホールケーキとして
バランスもそんなに悪くなくないけど
でも、ちょっともの足りないかな?ぐらいだったのに
どんどんお客さんの反応を見ながら
クリームやチョコレートやフルーツを積み上げていって
途中からは
「デコレーションを増やす=美味しい=売れる!」
と云った考えにとり付かれて
全体のバランスなどお構いなしに足していくものだから
それぞれが個性を主張しすぎて
たしかにその一つ一つは美味しいのだけれども
口に入れると味がばらけてしまい
「(ケーキそのものではなく)クリーム美味っ。これ好き!」
と常連さんしか買いに来ないし
売り始めの頃と後では同じケーキで同じ値段なのに落差がありすぎて
タウン誌やグルメ誌にもちょっと紹介しにくいスイーツみたい
になってきているなぁと思ってみたりして。

また、本に例えると
どんどん
「一般文学」→「ライトノベル」→「ケータイ小説」→「同人誌化」
しているかのような。
(特に本公演での既存キャラの使い方はスターシステムというよりは二次創作的)

特に「W−MEN」や今回の「LEAD〜」を見ているときに
ふとこんな想像をして見ていました。

小説もしくはマンガにして出版社に持込をしたら
それを受取った編集者は何て云うだろう?
どんな顔をするだろう?
と。


特にマンガの場合
ネームだけ簡略した下絵(人物は丸描いてちょんみたいな)で作者が描き
本原稿のキャラクター作画は
1キャラクターにつき1アシスタントが受け持って
それぞれのアシスタント独自の絵で担当キャラを描くものだから
キャラクターごとに絵柄が違う変なマンガになっていそう。
(あ、でも、藤子不二雄の「オバケのQ太郎」ってそういうマンガですよね。)

そのキャラクターについてはどのキャラクターも
人が話を動かすのではなく
話に流れに応じて人が都合のいいように動かされており
(おそらく作家が話だけ描いていて
自分の描いた人物の目を通してストーリーを見ていないため)
どういう人物であるかは表面的なものしか語られていないので
見た人が好きなだけ勝手にいろいろ脳内補完できたり
「二次創作」しやすそうです。

「LEAD〜」は
キャラクターのこれ見よがしに匂わせていた過去や
最後流言と判った衝撃の事実が明確にされないまま
投げっぱなしとなり最後まで語られないまま終わっているので
「続編」がないかぎりなおのこと観客が補完しないことには
中途半端感が凄まじいです。

「W−MEN」も「LEAD〜」も発表の場が
「舞台」だからこそ
また「芸人」という免罪符があるからこそ
お客さんも呼べるし収益も出ているのかもしれないと
ふと思っちゃうんですよね。



以前、いしかわじゅん先生がザ・プラン9の本公演をご覧になって
演出家の必要性を説いておられましたが
いまやスクリプト・ドクターも必要ではないかと思ったり思わなかったり。
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