2010/9/16

書いているうちにまた長くなってしまいましたのでこちらでレスいたします。  わらいデイズ

紫音様

お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

私も最近はお笑い番組を殆ど見ていない状態です。
見ているといえば「しゃべくり007」ぐらいかも…。



そんななかでこんなことを書いてしまうのはおこがましいのですが、KOCで大阪勢が準決勝で敗退してしまったようにザ・プラン9の抱えている問題は、ザ・プラン9に限らず「テレビ(大阪ローカルはともかく)」ではなく「劇場」を主な活躍の場としている大阪(よしもと若手・中堅)芸人にも当てはまる問題ではないでしょうか?

正直なところ、KOC大阪3回戦の結果を見たときは、「この中でならプランの決勝進出もありうるかも。」と、期待したのですが、よもや大阪準決勝進出者全組が落ちるとは思いもしませんでした。

素人考えにすぎませんが、大阪を中心とする関西圏の中からではなく地方から見ていると、大阪(よしもと若手・中堅)芸人のイベントというと
250〜750人ほどが入る(常設)劇場の中で
お金を払ってまでその芸人さんのネタを見ようと云う
奇特な観客の前だけで芸を披露しており
たまにゲストを称して仲間内で集まっては
お互いの芸を切磋琢磨することもなく
変に互いを褒めあってワチャワチャしている感じがします。

大阪のお笑いファンの方々は、どちらかと云うと「テレビの笑い<劇場の笑い」と云う信念をお持ちになっておられるように端からは見えるのですが、劇場で10代〜30代の女性を中心とした「(自称)お笑いファン」を笑わせるより不特定多数のお茶の間の老若男女を笑わせるほうがよほど芸がいると思うんです。

紫音さんの仰る「ついてこれる奴だけついてこい」も、私には結局自分たちの笑いを理解できる若い客やファンだけ相手にしてそれ以外の大衆は目に入っていないということでしかなく、非常に楽な道を択んでいるように見えてしまいます。
「ついてこれる奴だけついてこい」「判る人にだけ判ればいい」でやっている仕事ってそれなり成果を出さないかぎり「青臭い云い分」になってしまうだけでは?

>見てくれるお客さんがどうやったら満足してくれるかという考え
ザ・プラン9の場合、基本「普段から見てくれる客」=「ファン」ですからねぇ…。
何をしても満足してくれるお客さんばかりを相手にしていたら、いざそうでない視聴者を前にしたとき視聴者が何に満足するかなんて判らなくなると思います。(※)

今回KOC決勝に残った芸人の顔ぶれを見ていると、その殆どがNHKのオンエアバトルでネタを見せているコンビ、もしくはレッドシアターで毎週のようにコントを披露しているコンビです。
ほぼ全組がテレビを通して固定ファンやお笑いファン以外の観客を笑わせるための「場数」を踏んできています。

ザ・プラン9も以前「爆笑レッドシアター」でコントを披露しましたが、その時のスタジオの感想は「緻密ですね。」と「なだぎがリラックスしている。」でした。
これはザ・プラン9ファンにはおなじみの「ネタが上手いこと」「メンバーの仲が良いこと」を褒めているだけで「笑える」と云われているわけではないんですよね…。

テレビで見るザ・プラン9は「ファン」から抜け出せないように見えます。
そもそもプラン9を特別意識して見ている人って、アンチも含め「ファン」だけしかいないのはないでしょうか?
テレビに出ていても「ファン」じゃない視聴者にとっては、「ザ・プラン9」は眼中になく番組が終わった途端忘れ去られる存在なのかも…。

例えば、私の回りには(自称)お笑いファンの人は殆どいません。
私のように劇場まで行くとなると「マニアックだね」と真顔で云われます。
賞レースはそういう普通の人たちが(彼らにとっての)無名の芸人を知るきっかけとなる面もあると思います。
現に私の家族が「なだぎ武」を認識したのはR−1がきっかけとなってテレビに出るようになったからです。
(だから、灘儀さん単体は知っていてもザ・プラン9は知りません。)

ザ・プラン9に関しては、賞レースから先のビジョンが全く見えず、そのため「賞レースに勝ち残ってどうするの?」という疑問があります。
例えKOCを制したところでザ・プラン9が今ターゲットにしている客層から客層が拡がるとは思えず仕事も現在やっている以上のことができるようになるとは思えないんです。
ファンとしてはこのあたりで何らかの賞は獲って欲しいけれども、賞レースサイドが彼らを決勝進出させて全国区まで押し上げてやろうとしないのもなんとなく判るような気がします。
賞を獲ってもやがて人気が失速したときに「アンダーグランドに戻るしかないのか」と苦悶するより先に「アンダーグランドに戻ればいいさ」と早々に公言してしまう芸人に力添えするのは気持ち的に難しいと思います。

大勢に見られているが故に視聴率次第でいつ仕事がなくなるか判らないテレビ芸人さんとザ・プラン9のようにファンの年齢層がある程度若い女性に限られている芸人さん。
どちらが将来安定しているのかは判りません。

先にブレイクしたなだぎ武さんが俳優として出演した番組(「中学生日記」「仮面ライダーW」)を見ても、製作者側からは「女子供」向きとして見られているようです。
なだぎさんでこれですから、ザ・プラン9はさらにその傾向が強いかも。

これまで自分達を無条件で愛してくれるファンとの時間を大切にしてきたザ・プラン9は、(素人目から見てですが)このまま「吉本常設劇場」に残ってファンのためだけに舞台を続けていったほうが良いのかもしれません。

10年も経ったら案外劇場での稼ぎ頭になっているかもしれませんし。

ただこうなると、活動場所も知名度も東京・大阪に限られ、地方でザ・プラン9を見るのがますます難しくなりそうなのであまりありがたくないのですが、ザ・プラン9メンバー(もファン)もそれで充分満足しそうに見えてしまうのが否めないです。





※これと同じことが云えるのが
ザ・プラン9のイベントの後、ファンの方のレビューを読むと、イベントの出来不出来にも係らずどれもこれもが絶賛で申し訳ないのですが、参考になりません。
例えば、次の本公演が素晴らしく良い出来になったとして、「室内の人々」や「W-MEN」を絶賛しているレビューを書いている方が同じように絶賛していても私には信憑性がないんです。
そのファンの方は本気で純粋に絶賛しているは確かでしょうし、そういった温かいファンの方々がザ・プラン9を支えているのは判っていますが、その反面ザ・プラン9が「今の状況を打破」できない一因ともなっているように思えます。


<追記>
実際、地方におけるザ・プラン9への注目度は大変低いようで
私の行きつけのレンタルDVD店(一応県庁所在地で中心部)でも
GEOには「サークルS」しか置いてませんし
2軒あるTSUTAYAのうち1軒は「竹一平」まで
もう1軒は「7−8x4月」以降DVDが入荷されていないようです。

ここ2,3年でお笑い関連のDVDリリースが急増しているため
レンタル店側としても取捨選択し
知名度の高い芸人さんのDVDを優先せざるを得ないのでしょうが
新作が全く入らないのは由々しき問題かも。

大阪にいる限りは人気コントグループでいられるかもしれませんが
やはり地方ではだいぶファンが淘汰されているようです。





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