●昨夜は赤で・・・
昨夜、社長のバースデー祝いに祝杯を。
常連さんから頂いた、とても美味しいワインで。
なんでも発砲製で造られてた赤ワインと言う事で。
ん〜どんな風に?
非常に緊張感にあふれ!
いざ!
せん抜きを用意し!
いざ!
緊張感にあふれるどころか?
綺麗な赤の泡があふれ!
いざ!
乾杯の音頭と共に!
旨い!
非常に!
やる気のあるワインでした。
ご馳走様でした。。。
●社長の訓示・・・
昨日で!
社長の歳がひとつ増えた。
昨日で!
社長の愚痴も増えた。
昨日で!
社長の権力も増えた。
「売上が下がった」
「客足が減った」
「料理の値段を下げろ」
「今は安い物を求める時代だ」
「うちの値段は高すぎるから下げろ」
そんなワインに酔った社長が部下の私に。。。
●どうする・・・
酔った者同士で語っても仕方がない。
酒が抜けた朝から会議を開く。
社長の定義は値段を何処まで下げれるか?
しかし私は勿論反対派だった。
下げるのはいいが、客単価は下がり来店数を増やさなければならない。
増やすには営業時間を延ばすか、回転数を求めなくてはならない。
料理とアルコール提供時間のスピードUP!
そして忙しない接客に落ち着きのない店内雰囲気が予想される。
最悪は現状のお客様が遠ざかり、安さを求めた新たなお客様が増える。
どうなるこの先?。。。
●コストを下げる定理・・・
西友で仕入れ、原価を下げればいい。
そんな事を言いだした社長。
今は安さを求める時代なんだから仕方がない。
それはいつの時代も誰もが安いに越した事はない。
築地仕入れは確かにコストが高い。
しかし素材は間違いない。
結局、社長の権力勝ちで仕方なく値段を。
とりあえず値段を下げました。
しかし築地仕入れは続行しつつ。
それでもダメなら社長の言うがままの西友対策?
そんな事をしたら、ひろ八名物の寿司や棒寿司は無くなり、江戸前料理、穴子や〆鯖、小肌などが無くなる。
そして常連さんも遠ざかるのは当然に。
社長と板前の価値観が違うのは難しい。
夫婦営業は更に難しい。
毎日がぶつかりあう日々。
そして毎日の様に社長は言う。
「西友は値段を下げてるんだから」
?
。。。

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