明治元年9月22日。
現在の暦で
1868年11月6日。
鶴ヶ城陥落。白旗を掲げる。
籠城した会津藩士の家族たち(女)が白旗を縫い上げた。
白い布が足りず、負傷した兵士の包帯や下帯等を縫い合わせ鶴ヶ城の天守閣より掲げた。
どんな気持ちだったのだろう。
絶望の中白旗を縫ったのだろうか。
城に逃げ込まず自刃していった者達の事を少なからず
頭を過ぎっただろうか・・・
荒城の月
初めて聴いたのは確か小学生の頃。
その頃は別になんの感慨も沸かなかった(そりゃ、そうだろう)
この歌は鶴ヶ城がモチーフなのらしい。
そう思って聴いてみるとなんだかとっても切ないな。
1 春高楼(こうろう)の花の宴(えん)
巡る盃(さかづき)影さして
千代の松が枝(え)分け出でし
昔の光今いずこ
2 秋陣営の霜の色
鳴きゆく雁(かり)の数見せて
植うる剣(つるぎ)に照り沿いし
昔の光今いずこ
3 今荒城の夜半(よわ)の月
変わらぬ光誰(た)がためぞ
垣に残るはただ葛(かずら)
松に歌う(うとう)はただ嵐
4 天上影は変わらねど
栄枯(えいこ)は移る世の姿
映さんとてか今も尚
ああ荒城の夜半の月
作曲 滝廉太郎
作詞 土井晩翠

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