第二章
鬼謀の剣 土方歳三「刀の中心(なかご)が血のために腐ったよ」…土方歳三談
流石
鬼副長。京の街で血刀を散々振るったんだろう…と思いきや。
実際の記録には土方が京で斬ったことを確認できる人物はそれほどいないらしい。
しかし其の土方の剣が振るわれた数少ない例に『
天満屋事件』があるのである。
…土方さんコノ事件に参加していた説もあったんだ。初めて知りました。
土方は大刀ではなく
脇差を抜き、刀を持ったままの刺客・中井の右腕を斬り落とす。座ったままの姿勢で抜刀するには大刀より脇差の方が都合がいいのである。考えての行為ではなく
天性の剣武の才なんでしょうね。
「先生はなかなか
ハイカラでして、洋服を着て馬上です」…隊士池田七三郎談
あぁ、当時の人も‘この人お洒落だなぁ’って思ってた訳ですね。
「…
漆のような髪を長(な)ごう振り乱してある。ざっと言えば一個の
美男子と申すべき相貌」…二本松藩士談
漆のような髪って
スゴい形容の仕方です!憧れます!
同性から観ても土方は
おっとこ前なんですねー。
「我、コノ柵ニ在リテ退ク者ハ斬ル」
一本木関門付近にて鬼の副長の健在さが伺える。
まさに土方歳三
最期の言葉でしょう。
辞世の句も心に響きますが、私はこの最期の言葉の方がぐっときます。
やっぱり私は
土方歳三が好きです。
最初は写真の土方に一目惚れというなんとも不届きなきっかけでしたが、本を読み、ドラマ、映画、漫画でますます惚れました♪
もっともっと沢山の本を読んでみたくなりました。

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