バカボンのパパのキメ台詞「これでいいのだ」を英語で言うと「Let It Be」なんだろうか?

2019/7/14

「クジラアタマの王様」 伊坂 幸太郎  活字もすっげえたまには読むぞ

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「マシュマロ菓子に画びょうがっ!!」と言うクレームに端を発し、何故か都議に会い、アイドルとお近づきになり、共に並行世界で戦ったりもする仲になった製菓会社広報部員のお話・・・はスペクタクル&エンターテイメント!!

何と言うか、流石です。なんとも魅力的なキャラ達に、あれやこれやと展開するストーリーからの伏線回収。ドキドキハラハラなピンチと主人公チームの活躍の爽快感。判り易い嫌な奴の嫌な奴ぶり(笑) 挿絵的にパートの変わり目に挿入されるセリフ無しのマンガとのコラボもいい感じ。

非常に面白かったです。

2019/7/13

「オーバードライヴ捜査一課殺人班イルマ」 結城 充考  活字もすっげえたまには読むぞ

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イルマシリーズ第4弾。前作までの感想↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5079.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5786.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/6007.html

「狼のようなイルマ」で登場した毒使いの「蜘蛛」が刑務所を脱走する。脱獄後の蜘蛛が犯した殺人事件を追うイルマ。そんな中なんだかんだの因縁が一週廻って、イルマをソウルメイト的に思ってる蜘蛛は、彼女に「こっち側」へ来るための試練=罠を仕掛ける。イルマの部屋に侵入し24時間以内に解毒しないと死に向かう毒をうち、かつ彼女が組織を敵に回しながら単独行動をしてゴールにたどり着かないと9歳の子供の命が無くなると言う・・・蜘蛛の起こした事件が「ヒント」となるゴールを目指すイルマ。因縁からこれ幸いとイルマを破滅に追い込もうとする管理官と後何名かの警察官・・・忠実な僕の宇野はイルマのために陰で奔走し、イルマはいつも通りズタボロで失踪し・・・さてどうなる???と言う感じでしょうか??

アクションに注ぐアクションと切れぬ緊張感。そんな中、ppmオーダで配されるイルマ&宇野のラブな要素も結構素敵。新キャラ=小路も脇でキラッと光り、憎まれ役なダサい管理官&グロイ見方も良い味出してるし、敵キャラ蜘蛛は敵として不足なく・・・

非常に面白かったです。

2019/7/7

「ホームレス・ホームズの優雅な0円推理」 森 晶麿  活字もすっげえたまには読むぞ

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ワトソンの生まれ変わりを自認する富豪家のJK=岩藤すずが、ワトソンなら医者だねと受けた医学部の合格発表に受験番号が無い・・・自己採点では絶対受かってるはずと大学に乗り込むと遭遇する不可解な殺人?事故??での副学長の死に「自分の答案に残された」奇妙な大犬足跡???事件を追うすずは鋭い眼光で身なりの良いホームレスと出会い、キレのある推理を展開する彼は・・・あれ?この人・・・ホームズでは???そんなです。

二層構造の物語、ポップな展開で読まされるも表展開の方オチはなかなか脱力系で・・・そうきますかと言う感じ。裏=土台の方も深くは無いか・・・でもなんだ・・・なんだかんだと・・・

それなりに楽しく読みました=多分プチ面白かったです。

2019/7/1

「みどり町の怪人」 彩坂 美月  活字もすっげえたまには読むぞ

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埼玉県、Y市、みどり町。そこに現れる怪人に関する都市伝説。1967年に起きた悲惨な未解決殺人事件の犯人と言う。女子供を殺し、墓場に出没し・・・事件から20年後、「怪人」の都市伝説を軸に巻き起こる人々の生活の中のいろんな出来事と令和元年のラジオ放送。そんな感じ?


軸はそれぞれの登場人物達の人生的な人間ドラマ。人と人とのかかわり合いなお話を怪人に絡めていい感じに。連作短編だけど、各話での登場人物達の、別の物語での係わり具合も程よく控え目で「その後」に対する想像を阻害しない作り。ミステリィ度は低めだけど、ほど良いドラマのスパイスと言う感じでナイスです。

面白かったです。

2019/6/30

「マネートラップ 偽りの王子と非道なる一族」 木崎 ちあき    活字もすっげえたまには読むぞ

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第二弾。詐偽の被害者救済のための詐欺=資金に物を言わせ常に大赤字。謎の御曹司ムヨンに協力する大金満。今回も豪快な方法で被害者たちを救済し・・・そして、ムヨンの正体が判明したとき、最後の大仕事が・・・???って感じ。

前作の感想↓
https://moon.ap.teacup.com/hanao/6441.html

富豪刑事を思わせる豪快な力技と、細部に手を抜かない詐欺師魂??今回もポップで楽しいお話で、一気読み。完結かな?

面白かったです。
タグ: 小説 詐欺師 博多

2019/6/30

「化学探偵 Mr. キュリー8」 喜多 喜久   活字もすっげえたまには読むぞ

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シリーズ第8弾。理学部の排水から覚醒剤成分が検出されたり、温室が荒らされ、見学中の小学生が倒れたり、学内で撮影されたと思われる爆発動画で警察が動いたり、理系彼氏が忙しくて会えない文系女子の悩み相談が意外な発展を見せたり・・・舞衣から沖野へのトラブル絡みの相談事は今回も後を絶たない。そして2003年のMr.キュリーも掲載・・・な感じです。


過去作の感想↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4103.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4523.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4936.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5258.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5577.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5810.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/6126.html

連ドラ並みの安定感で、相変わらず楽しめます。マンネリ・・・も今の所「お約束」側にいい方向と感じられ・・・次辺りはまた長編をガツっと読みたい感じ。

面白かったです。

2019/6/23

「市立ノアの方舟」 佐藤 青南  活字もすっげえたまには読むぞ

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市役所職員の磯貝健吾。所内政治所以で突如命じられた移動先はさびれた「崖っぷち」動物園の園長。「またど素人の腰掛園長が・・・」と出向いてみれば職員たちに一切の歓迎ムードは無い。そして確かにど素人の自分に何も出来ないなとネガティブシンキング・・・も、父の転勤先を聞き素直に目を輝かせて喜ぶ娘=5歳と、優秀なモチベータな妻に乗せられいっちょやるかと。元々優秀な仕事人の磯貝、次々と出す施策に所員たちも一人また一人と同調し・・・良い兆しが見えた頃に市の方では不穏な動きが・・・そんなですね。


非常に判り易いお仕事小説。教科書通りの展開。それでも読まされるのは登場人物達がイキイキ描かれてるからか。加えて一つ一つの出来事や、動物達の行動の描き方が丁寧だから。そして、そうなれば「教科書通りの展開」は快感以外の何物でも無く・・・

非常に面白かったです。

2019/6/22

「dele3」 本多 孝好  活字もすっげえたまには読むぞ

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前作で完結感あったけど、続いた。welcom!

前作までの感想↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5821.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/6258.html

「dele.LIFE」を辞めた祐太郎の元を訪れたケイの姉=舞。そして祐太郎はケイが失踪したことを知る。祐太郎に?残されたメッセージは「あと一回」のPW無効入力で消失すると思われるデータの入ったノートブック。祐太郎が訪れたのは、以前仕事で係わった凄腕プログラマーな中学生ナナミの元・・・「リターン・ジャーニー」

ある女子中学生の自殺と消去依頼のデータの入ったPC。契約は父の名義だったが、契約者は全く知らない様子。父のクレカで契約をしたのはその自殺した本人。未成年による契約は社の規定上向こうで、両親に説明をして返金すると言うケイと、少し調べたいと言う祐太郎&ナナミ。二人は彼女の周辺=学校へ調査に乗り出すが、明るく人気者だった彼女の中学生活が浮かび上がるだけで・・・「スタンド・アローン」

の2編。



人の死の後のお話でも前作までと同様に「優しい」風合いが何とも・・・続いて歓迎。

非常に面白かったです。

2019/6/16

「赤レンガの御庭番」 三木 笙子  活字もすっげえたまには読むぞ

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容姿端麗&頭脳明晰な洋行帰りで将軍家の御庭番の末裔の家に養子として育った入江明彦。明治の横濱で探偵事務所を開く。そして謎の美女改め美青年のミツとの出会いから、犯罪コンサルタント「灯台」と対峙する事になって・・・その思惑を何度か阻止すると今度は・・・ってな感じ。


イケメン衆によるソフトBL健在。主人公のキャラがいつもとちょっと違うので「その」テイストにもバリエーションが? 物語は連作短編で、結末までコンパクトにだれることなくまとまってて読みやすく、一気にイケました。

面白かったです。

2019/6/6

「笑えシャイロック」 中山 七里  活字もすっげえたまには読むぞ

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大手銀行の若手社員の結城。幹部候補生で同期の中でも評価は高いが、何故か表街道の営業部から裏街道な「渉外部」に3年目に異動。そこで実績ややり口から「ベニスの商人」金貸し屋=「シャイロック」のあだ名を拝名した山賀雄平課長代理の下で働くことになる。銀行随一の辣腕とギリギリの奇策を交えた債権回収に、最初は小さな嫌悪感から徐々に尊敬へと移りつつあった半年経過頃、突如山賀が他殺死体で発見される???山賀の仕事を引き継いだ結城は、しつこく絡んでくる同事件捜査の刑事にも協力しながら「シャイロック」の残務をこなしていく・・・そして、残務の蹴りがついたころに、殺人の真相は???って感じですか。

それぞれの「回収」のお話と結末の快感が短編的に連なる流れでの、バックグランドで成長物語あり。殺人事件の件ありミステリィと濃いめのお仕事小説のハイブリッドで、全くだれることなくグイグイ惹きこまれた感じ。作者らしい逸品。良いです。

非常に面白かったです。



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