バカボンのパパのキメ台詞「これでいいのだ」を英語で言うと「Let It Be」なんだろうか?

2022/3/27

「ビブリア古書堂の事件手帖V ~扉子と虚ろな夢~ 」 三上 延  活字もすっげえたまには読むぞ

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ビブリオ古書堂シリーズ・・・扉子編で3つ目、栞子さんシリーズからは通算10作目。

これまでの作品の感想↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/3121.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/3309.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/3597.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/3906.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4289.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4702.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5657.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/6367.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/7136.html

分かれた夫の蔵書を相続権のある息子に継がせたいと言う相談。しかし夫の父、息子の祖父の杉尾=古本屋の主人はそれを古書市で売ってしまうと言う。そんな相談を受けた栞子さん、本人はイギリスへ行かねばならず・・・大輔は大輔で大変だし、扉子にある程度託して・・・そして古本市に臨む扉子は、相続権のある少年=1つ下の高校一年生恭一郎に出会う。杉尾の思惑も見えない中、古書市はいくつかのトラブルを扉子が解決しながら進み・・・そして、蔵書の行方は背後に千恵子(栞子の母)の影も見え隠れし・・・そんなですかね。


ダークヒーロー?ダークヒロインか。老婆になっても千恵子がきっちり君臨してて、新たな野望も。母になって懐が広くなった(?)栞子さんと生きの良い扉子に、恭一郎も加わった対決図式はなかなか興味深いです。今回の単独作品としても読み応えありますが、今後も楽しみです。


面白かったです。いや、非常にでも良いかなくらいかも・・・


2022/3/26

「警視庁アウトサイダー3」 加藤 実秋  活字もすっげえたまには読むぞ

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シリーズ第三弾は1stシーズン完結。前作までの感想↓
https://moon.ap.teacup.com/hanao/7620.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/7731.html

マル暴に戻るために・・・あの事件の真相を掴むために・・・それぞれの想いで取引をし相棒となった見た目はヤクザな架川英児と実は別人な蓮見光輔。空き巣からの日本酒密造やら軟派男殺害事件からのアカハラ事件やら・・・捜査に当たりながら光輔が敵のSと思われる刑事に仕掛けた餌に、食いつきが激しすぎて架川に逮捕状からの逃亡で指名手配に???そして父の無実を示す証拠や、警察組織と暴力団となにやらもっとでかい案件の陰謀も明らかになってきて、ここらで勝負に出て・・・どうなる???と言う感じですか。

このシリーズ自体笑いよりシリアス成分多めですが、今回特に。そんななか、少ない出番できっちり笑いを入れ込んでくるガチな若井美波、良いです。そして一時完結はそれなりに目的を果たして、2ndシーズンは秋ごろ始動らしいので楽しみにしてます。

面白かったです。

2022/3/21

「人面島」 中山 七里  活字もすっげえたまには読むぞ

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人面瘡探の続編ですね↓
https://moon.ap.teacup.com/hanao/6842.html

前作同様で「肩にできた人面瘡と共生?する三津木は相続鑑定士。ややぼんくら気味の三津木は、頭脳明晰で毒舌の人面瘡=ジンさんに罵倒されながら、誘導されながら日々を送ってる。」・・・で、南九州の離島=仁銘島は島の形から通称人面島と呼ばれる。その島で大地主の急死で、相続の鑑定にやって来た三津木。家族間の遺恨とか隠れキリシタンの財宝とか宮司とか網元とか・・・結構不穏な骨肉の争いの臭い。そんな中、相続人の一人、地主の長男が殺される、しかも密室で関係者アリバイばっちし?と思えば今度は台風がやって来て電気も通信も遮断されたところで、次の相続人の殺害が・・・ジンさんに罵倒されながら、三津木はどう立ち回るのか???って感じでしょうか。


読み心地はややもさっとしてます。まあ、前作もそういう雰囲気なんでこのシリーズの味ですね。結末は、まあその犯人以外だと、スパイス不足で物語はしまりにくいよねと言う予定通りの安心感?なんだかんだと楽しめた気がします。この作者だからと言う点ではもっと期待しちゃうけど・・・まあ

面白かったです。

2022/3/20

「彼女。 百合小説アンソロジー」 アンソロジー  活字もすっげえたまには読むぞ

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「椿と悠」峰守きょうや
 高校の教室で浮いてる帰国子女と彼女が気になる委員長

「恋澤姉妹」青崎有吾
 無敵の恋澤姉妹に挑み死んだ殺し屋の師匠と、その理由を知りたい4歳下の弟子

「馬鹿者の恋」武田綾乃
 自分にずっと慕って来た馬鹿な萌絵だったけど・・・

「上手くなるまで待って」円居挽
 自分が文芸サークル時代に書いた短編が誰かによってwebで公開され、その頃憧れだった先輩から久しぶりの連絡は結婚式に出てと・・・

「百合である値打ちもない」斜線堂有紀
 女子ペアのゲームプロママノエは互いにラブラブだが、美人のノエの足を引っ張っていて並ぶ資格が無い気がするママユは整形することを決意して・・・

「九百十七円は高すぎる」乾くるみ
 同じ憧れの先輩を持つ百合な女子高生杏華と敦美。偶然見かけ耳にした先輩とその友達の会話から、先輩の買ったものを推理して同じものを所有しようとするが・・・

「微笑の対価」相沢沙呼
 紫乃が付き合ってたおっさんを優香は今、紫乃と一緒に埋めようとしている・・・




そんな7編の百合物短編集。


こんなおっさんが百合小説読んでって・・・と、まあ作者も概ね花男より年下とは言え、過半数おっさんだけど・・・きっちり楽しめました、割と全部(笑) と言う事で・・・

面白かったです。

2022/3/15

「招かれざる客」 三木 笙子  活字もすっげえたまには読むぞ

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大正時代の帝都。人の悪意を養分に生きる「異客」と呼ばれる寄生植物=刈宿主の花を黒く咲かせ、罪を犯す悪意ある人に乗り移り、その罪が暴かれると別の居場所を探して宿主から抜け出ると言う・・・その退治の方法をもつ白菊=農商務省の嘱託として、発生した異客の駆除にあたっている。その方法は、生まれつき触った植物をすべてからしてしまうと言う能力による。とある事件で白菊と知り合った歯科医花守啓介は「手先は器用だから」と言いながら、つらそうな白菊に代わり、白菊も理屈は知っていたが見たことが無かった別の方法で、異客の除去を行う事に難なく成功してしまう・・・以降、孤独に喘いでいるような白菊をほっておけない花守と、そんな花守をなんだかんだ慕う白菊は次なる異客事件を・・・ってなお話????

大正で、ファンタジィなミステリィで、ソフトBLと言う作者お得意のお話=いつものテイスト。あ、今回はソフトBLの小さいのが追加でダブル???もはや伝統芸能と言うか、どういう話が来るか味わいは分かっているので安心だし、ミステリィパートは程よいスパイスです。

面白かったです。

2022/3/13

「珈琲店 タレーランの事件簿7 悲しみの底に角砂糖を沈めて」 岡崎 琢磨  活字もすっげえたまには読むぞ

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シリーズ7作目は短編集。

過去作品の感想↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/3696.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/3986.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4372.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4762.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/5523.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/6870.html

高校生のビブリオバトルでのくじ不正のトラブル、美星を訪ねてきた高校の同級生と想い出に引っ掛かていた謎の告白、新婚旅行に向かうタクシーの事故で夫を亡くした女性のありえない新婚旅行の思い出と現地でしか買えないコーヒーの謎、別れ話を切り出した男性のコーヒーの再飲を妨げた理由、15年音信不通だった母親が長くないと再婚相手に言われ振り返ったかくれんぼの話、美星に突然の男からの書き文字での以来と大学生から美星への告白、結婚に踏み切れない男にかかってきた番号を知るはずのない元カノからの電話の謎・・・そんな話を横で聞きながら(1個除く)解決する美星さんでした。


客から持ち込まれた謎をその場で可決する短編集で、おなじみメンバーはほとんど出てこないです。アオヤマくんすらほんの一瞬、そうとわかるかわからない位での登場。前作から2年ちょっと開いてるので・・・「あれ?アオヤマ君、どこか去ってないよね・・・むしろ付き合う感じだったよね・・・」とか一瞬迷子になるくらい(笑)その分ミステリィとしてきっちり構築された短編が並んでこれはこれで素敵です。でも次は長編が良いかな・・・


面白かったです。


2022/3/12

「博多豚骨ラーメンズ 11」 木崎 ちあき  活字もすっげえたまには読むぞ

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本編としてはシリーズ11弾。短編集とかコラボ作品とか入れると13作目。

過去作の感想↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4332.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4596.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4817.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5013.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5160.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5691.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5848.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/6046.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/6971.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/7382.html

Extra Games
https://moon.ap.teacup.com/hanao/6145.html

デュラララ!! X 博多豚骨ラーメンズ
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5619.html


刑事重松が行きつけの食堂で、妹想いの後輩と接していて思い出したのは、1年前に汚職で懲戒免職になった同期の岩佐。その食堂のTVのニュースで流れてきたのは火事と現場で焼死体となって発見された岩佐・・・復讐屋ジローは、男に酷く捨てられた女性の依頼と息子を殺されたが、半ばもみ消された件での復讐の依頼が重なって、馬場と林にヘルプを頼む。果たして、その復讐の相手が特定されると・・・そして重松は、岩佐の死に不信を抱き調べていきついた先では事件が起こり・・・すべての事件が絡み合った先で重松は正義を見失い、そこにはにわか侍が・・・そんな感じ。


重松主人公回でした。今回かなりシリアスで、ほぼ刑事物な感じも。分かり易い悪役も含めて色々ナイスで満喫。ポップな回も良いけど、シリアスもイイね!! そしてスピンオフが刊行されるらしくそちらも楽しみ。

非常に面白かったです。

タグ: 小説 殺し屋 博多

2022/3/12

「陽だまりに至る病」 天祢 涼   活字もすっげえたまには読むぞ

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単独作品として完結してますが、シリーズとしては下記2作の続き
https://moon.ap.teacup.com/hanao/5932.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/7076.html

コロナ禍の二度目の緊急事態宣言が出されたころのお話。お嬢気質の咲陽(さよ)は小学5年生。クラスのつまはじき小夜子が気になる。どうやら彼女の家は貧困家庭らしい。ある日小夜子の家を訪れると、彼女は荷をまとめどこかへ行こうとしてた。父親が仕事でしばらく開けるのでどこかへ行くと言うが・・・小夜子を自分の部屋で匿う?事にした、咲陽だったが、彼女の父親が町田で起きたラブホテル殺人に関わってる可能性がありそうと知り・・・咲陽の所にも警察がやって来たり・・・そんな感じ?


実は途中まで、面白くならなそうだなあ・・・とか思っててごめんなさい・・・最終的に、地味ですが、せつない系のイヤミスの中、読後感は悪くなかったり・・・仲田・真壁コンビ物も続くならまた次作も楽しみになりました。タイトルも肝ですね。

結局たぶん、面白かったです。

2022/3/6

「オオルリ流星群」 伊与原 新  活字もすっげえたまには読むぞ

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高3の時の文化祭で、空き缶1万本を使ったオオルリのタペストリーを作り展示した6人。それから28年後、途中で作成を抜けその翌年にこの世を去った一人を残して、皆が地元秦野へ帰ってきた。久志は親から継いだ薬局が近隣に出来た大型ドラッグストアのせいで苦境に陥り、修はTV曲を辞め実家に帰り弁護士を目指し、和也はうつで会社を辞めてもう3年も実家にひきこもっていて、千佳は夫婦で教師を続けながら地元で暮らす・・・そして最後に戻ってきた彗子は国立天文台で研究員をしていたが、契約を切られ地元に戻り個人で天文台を作ろうと、山の土地を物色していた・・・それぞれの想いを抱えながら、28年前にも思いをはせながら、彗子を手伝い始めた3人。そして・・・と言う感じですか。


味わい深い人生物?生きたが不器用だから結果愛があると言うか・・・最終的に優しいお話。大筋以外の所もなかなか素敵で、ちょい役では場所提供の老夫婦も、千佳の生徒の渡辺君も味わい深い。「お父さん、今年だけは夏休みの工作があるんだ」と弟を説得する久志の長男もナイス。秦野シティFMのくだりも良いです。

面白かったです。
タグ: 小説 天体観測 人生

2022/3/5

「レジェンドアニメ」 辻村 深月  活字もすっげえたまには読むぞ

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「ハケンアニメ」のスピンオフ短編集。ハケンアニメの感想↓
https://moon.ap.teacup.com/hanao/4554.html

元作品を読んだの2014年の8月、もう7年半前か。凄く面白かった事は覚えてるけど、さすがに細部は記憶が薄い・・・で、今年の5月に映画化されて公開みたいで、それでの企画?

で・・・元を覚えて無くても(笑)、このスピンオフ集読んでると「ああやっぱ絶対ハケンアニメって面白かったよねっ!!」と思えるところがまた素晴らしいですね。あの作品の空気はきっちり蘇ってきます。単独作品としてはどうなのか?判断つかないけど、こっちから先に読んでも行けそうな気はします。元から出てた人達も、新しい人達もいい味出してます。内容では・・・「お江戸のニイタ」のくだりから、次の話(結婚式)でその話題が出たあたりの反応とか爽快だったり・・・ザクロ抱いてたり・・・細かい所もツボだったり・・・素晴らしいです。好きです。

非常に面白かったです。




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