バカボンのパパのキメ台詞「これでいいのだ」を英語で言うと「Let It Be」なんだろうか?

2021/11/22

「君の話」三秋 縋  活字もすっげえたまには読むぞ

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新型アルツハイマーの治療法として作られた、過去の記憶を付け加え書き換える「義憶」。その本来の意味では役に立つことは無かったが、世の中に少しづつ利用され・・・僕の記憶、いや「義憶」の中だけに存在する手違いで作られて、しかし消し難い幼馴染が居た。その存在しないはずの幼馴染と偶然に出会う。詐欺の類ではないかと彼女に冷たく接するが、それでも彼女は離れて行かない。確かに彼女は隠し事はしていたのだが、その彼女が抱えていたものは・・・そして僕は彼女に・・・そんなお話です。

作者らしい、ちょっと暗めでロマンチックでセンチメンタルな物語。ひねった設定・構成の結果として描かれる純愛もの。暗いなあ・・・とか思いながらしっかり入り込んできっちり堪能しました。秋だから??

面白かったです。

2021/11/20

「残照の頂 続・山女日記」 湊 かなえ  活字もすっげえたまには読むぞ

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こちらの続編↓
https://moon.ap.teacup.com/hanao/4513.html

前作同様、登山にまつわる女性たちのお話。かつての恋人、奇麗な三角関係、親子、親友だった人への手紙・・・と言う感じですか。今回は「久々に・・・」物が多め。

今回も白い湊さんで、気持ちよい。自分では登山はきっと一生しないけど・・・素敵だなと思ったりはできます(笑)

面白かったです。

2021/11/16

「動機探偵 名村詩朗の洞察」 喜多 喜久  活字もすっげえたまには読むぞ

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これの続編↓
https://moon.ap.teacup.com/hanao/7153.html

名村の下で特任助手働くことにやりがいを感じている鈴代若葉。着任してきた名村の同級生の尾藤はちょっといけ好かなかったりもするけど・・・人工知能をより人間的にする情報を得るために、ゲーマーがアカウントを消した理由、とある女子の10年前の両親の離婚の謎、記憶喪失の男の記憶が戻らない理由、そして名村の知人の自殺の謎に直面する・・・感じですか?


喜怒哀楽が解せない天才学者な名村と、そんな彼を尊重し敬意を持ちながらガンガン働いていく若葉の対比に入り込む他の登場人物、プチラブコメへの移行の香りも漂いつつ・・・そんな構図ですかね。ミステリィとしても良い感じです。この人らしい胃もたれしない、かと言って軽すぎないいい塩梅な小説です。

面白かったです。

2021/11/13

「メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談」 蓮見 恭子  活字もすっげえたまには読むぞ

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「あなたの人生が変わります 万年筆よろず相談」そんな看板を抱える神戸の万年筆専門店、メディコ・ペンナ。そこには、持ち込まれた万年筆からその使い手や悩みについてすべてを理解してしまう店主が? この店で万年筆の調整のついでに店主に相談すると人生が変わると言う・・・就職が決まらない大学4年生の砂羽は、この店を偶然知り訪れたきっかけでアルバイトをする事になる。そしていろんな人の人生の節目に触れ、さて自分のは・・・と言う感じですか?


ちょっと万年筆が欲しくなります、買ってもまず使わないけど(笑) 文具物、こだわりの品なミステリィ良いですね。派手さは無いけど、テンションとか色々非常に塩梅の良い小説でした。

面白かったです。




2021/10/30

「闇祓 Yami・・Hara」 辻村 深月  活字もすっげえたまには読むぞ

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クラスになじめない・・・なじむ気が無い?少し不気味な転校生の要に校内の案内をする委員長の澪。突然彼から「今日、家に行っていい?」と聞かれ??? 相談した憧れの先輩=神原が守ってくれると名乗り出たが・・・とある団地では、小学校の父兄の間の集まりから不穏な死が続き・・・ある食品会社の同僚に3時間もグチの電話をする課長が・・・とある小学校のクラスの問題児は転校生によって矯正されるのか・・・そして、澪は彼と再会し事態はクライマックスに向かう・・・感じですか?

ちょっと初期の作品を思い出すような作りですね。良いです。ホラーではあるけど、リアルとの親和性が高いと言うか、そう言う闇ハラスメント?ってか悪意か・・・詐欺師的な・・・あるなあと言うあたりもゾッとするやら黒く笑うやら。伏線がきっちり回収される快感も、終盤での追加の仕掛けやらなんやらも、しっかり効いてて楽しめました。一気に読みました。後ちょいで非常にでくらい・・・

面白かったです。

2021/10/28

「透明な螺旋」 東野 圭吾  活字もすっげえたまには読むぞ

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ひと月以上出てたのに気づかず桜木町駅構内の本屋で発見したガリレオシリーズ第10弾。

過去作品の感想↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/1262.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/1579.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/1587.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/3122.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/3666.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/3757.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/6631.html

銃創のある房総沖で発見された男の死体は、同棲中の恋人から行方不明の届けが出ていた人物だった。彼女が旅行中から戻ったら居なくなってた・・・というものだったが。しかし今度はその彼女の行方がつかめない? 鉄壁のアリバイがあって犯人では無かろうに失踪と言うのもおかしな話だし・・・彼女を追う草薙&内海は、彼女を懇意にしていたと言う絵本作家=老女に行きつくが、謎に包まれた人物で・・・しかしながら彼女が湯川とかつてコンタクトがあったと判明し藁をもつかむ思いで・・・その頃湯川は横須賀の両親の住む家で・・・そんな感じ。


面白かったんだけど・・・これをガリレオシリーズでやる意味は・・・と言う一点が腑に落ちない気も。物理学な仕掛けだったり、謎解きのアプローチは無く・・・いやでもまあ重層的に仕組まれたストーリー構成と人情よりのお話で楽しめたことは楽しめたので良しとしようか。

面白かったです。

2021/10/24

「あなたが選ぶ結末は」 水生 大海  活字もすっげえたまには読むぞ

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コロナ禍で元恋人を毒殺するか否か? 死んだ同級生の謎をさぐり関係者にインタビューをする習慣指揮者。 掏摸から救われた押しの強い女性と、へんな相手を助けたと後悔する老婆。 「卒業」さながら披露宴で新妻を新たな恋人にさらわれた漫才師。 そして雑誌記者再び・・・そんな感じの、ややビターな黒めの短編×5。

一本目既読感があるんだけど、どこで読んだんだっけ・・・あるいは気のせいか?それぞれそれなりに面白いし、先が気になる感じだけど・・・結果短編なんで一本一本はサラッとしちゃうし、ダークなんで続くと・・・その時の気分によるかも。

悪くなかったです。プチ面白かったです。

2021/10/17

「歌の終わりは海 Song End Sea」森 博嗣  活字もすっげえたまには読むぞ

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シリーズ外扱いの様ですが、これの続編で今後シリーズ名とかつくんでしょう↓
https://moon.ap.teacup.com/hanao/7218.html
前回がFool Lie Bow=風来坊で今回はSong End SEA=尊厳死と言う事の模様。

有名作詞家のありえなそうな浮気調査の依頼をその妻からされた小川、所員加部屋と調査を始めるが、ほとんどひきこもりの作詞家でどうも進展は無い・・・そんな折、車椅子生活の作詞家の姉が自力で実現不能な状態で自殺? 第一発見者は探偵鷹知。何が起こったのかと考えてるうちに、以前マスコミ関係の名前を騙った小川の所に作詞家からのインタビュー依頼が?彼はこれまでほとんどインタビューを受けたことが無く、何か思惑があるのか・・・加部屋の友人雨宮の助けも借りて、正式にインタビューを始めるが・・・そんな感じ?


前作(?)同様ジワっと来る、ジワっとしか来ない感じ?これはこれでミステリィなのかどうかはともかく、読み心地とかは大変良いです。小川⇔加部屋⇔雨宮のやり取りが心地よい。西乃園萌絵、ちらり登場します。


面白かったです。

2021/10/14

「偽恋愛小説家 最後の嘘」 森 晶麿  活字もすっげえたまには読むぞ

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シリーズ第三弾。過去作の感想↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4495.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/5431.html

これまでで一番の傑作が出来たとSNSでつぶやいたベストセラー作家=星寛人。その原稿を奪取せよとの編集長の命令で向かった月子はセクハラ直前で回避し・・・そんなことより?「偽恋愛小説家」の夢宮宇多の原稿の軌道修正をっ!!ってまた捕まらない・・・と、そしたら星が屋上で八月に凍死?殺人?? 幻の原稿の各出版社による争奪戦が・・・見つからない原稿と本人のアカウントから死後発表される内容の一部と??? 出てきた宇多は「今書いてる原稿を偽恋愛小説家・夢宮宇多の最後の作品にする」と宣言し・・・果たして星の死の謎は、そして月子と宇多は?? そんな感じ。

アンデルセンの「雪の女王」の解釈を元に解かれていく謎とか、黒猫シリーズともまたかぶるけど、やっぱいい感じです。スリリング?と言うのとも違うのか・・・なんだろ、ともかくグイグイ引き込まれました。

非常に面白かったです。

2021/10/10

「ミカエルの鼓動」 柚月 裕子  活字もすっげえたまには読むぞ

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遠隔手術を可能とした最先端の医療マシーンミカエル。ミカエルの不遇の時代から取り組み、注目されるようになった現在ではその操作の第一人者として・・・天才の域に達してる西條は北海道の地の北中大病院の心臓外科医で病院等補佐。そんな北中大病院に普通の手術で天才級の心臓外科医・・・東京の大学病院を辞し、その後業界内で10年間行方が知れなかったがドイツで医師としての活動をしていた模様。ある子どもの心臓の手術を巡って対立する二人。そんな時にミカエルに不穏な噂を持ち込むジャーナリスト。西條を慕っていた若き医師の自死・・・少年の手術に際して西條がとった行動は・・・そして・・・そんな感じでしょうか?


大分硬めの読み応えですが、読み進めばグイグイと。ストーリーに派手さはないけど、人の思いの重なり合いがなかなか濃厚ですね。ラストは・・・少し心が残ると言うか・・・

面白かったです。



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