バカボンのパパのキメ台詞「これでいいのだ」を英語で言うと「Let It Be」なんだろうか?

2017/7/29

「AX(アックス)」 伊坂 幸太郎  活字もすっげえたまには読むぞ

クリックすると元のサイズで表示します

グラスホッパー→マリアビートルに続いての殺し屋シリーズ第3弾。マリアビートルの感想↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/2704.html

今度の殺し屋は恐妻家。殺し屋家業を続ける一方で、家庭では緻密な作業をこなすか様に妻のすべての所作・仕草・雰囲気に敏感にかつ適切に反応しながら平和を築き上げている。それにしても家族のために引退したいんだが、仲介人=医者がそれを許してくれない。引き際を常に考えながら、今日も仕事をこなしていかなくては・・・な連作短編。

なんかもはや懐かしい伊坂節を味わう。スズメバチの退治の下りとか大好き。今回も喜劇と悲劇(?)と優しさとバイオレンスの配分が絶妙。乾いた感じも結末も「っぽい」のがむしろ大事。楽しめました。

非常に面白かったです。

2017/7/29

「メネシスの使者」 中山 七里  活字もすっげえたまには読むぞ

クリックすると元のサイズで表示します

「テミスの剣」とちょっと合わせ鏡的な?↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4636.html

殺人現場に残された「メネシス」と言う血文字。殺されたのは「温情判決」なのか・・・死刑を逃れ懲役中の殺人犯の家族。同様の事件がまた起こりそこにも血文字が・・・メネシスは復讐の女神・・・いや本来の意味は「義憤」に近く・・・とすればこれは司法へのアンチテーゼか?ネットを中心に英雄視されていくメネシスと追う渡瀬警部・・・と岬次席検事。そして事件は・・・そんなですか。

読者に上手にドロドロした「怒り」を植え付けながら、落としどころはそれをすっぱり忘れさせる様な「やるせなさ」?いや・・・ある意味腑に落ちた感じか・・・展開が相当にフェアなのでどんでん返し感も奇をてらったところがなく、スムーズに・・・それでも「はっ」とさせる絶妙なさじ加減。そして渡瀬がかっこよいし、父の方の岬も男前で・・・あ、今回は端役で癒し系に回ってる古手川記事もナイス。

非常に面白かったです。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ