ブログを始めて初の書籍紹介です。
「月館の殺人」です。原作は、綾辻行人・・・。私知りませんが鉄道ミステリー物を書いているみたいです。絵はお分かりの佐々木倫子、動物のお医者さんや、おたんこナースでお馴染みですね。
沖縄育ちの主人公の女子高校生は今まで電車に乗ったことがなかった。
勿論修学旅行など乗る機会はあったが偶然にも母親が病気や怪我でその機会を失っている。父親は事故死でいないのである。
その母親も亡くなり天涯孤独の主人公に1通の手紙が。
こうして主人公は生まれて初めて列車に乗る。
乗る列車は「幻夜」号、乗り合わせた乗客6人は皆主人公と同じ手紙を受け取っている。
そんな中、第一の殺人が起こる。
実は現在連載中でこれは上巻です。
鉄道ミステリー物ではありますが、架空の路線であり、舞台が列車と言うだけでダイヤのからくりを使ったトリックとか出てくる気配は無いような気がします。
なので推理物が読みたい方も受け入れられると思います。また乗客5人が鉄道マニアでそれぞれの分野のこだわりや生態も描かれています。
用語解説もあるのでわかると思います。
しかしシリアス物だけどどこか笑いが描かれています。ギャグを入れてしまう三谷幸喜の映画みたいです。
よく「行間を読む」と言われますが絵に現れていると思います。
マグロサーモン丼・ヤリイカ握り(≠柏餅)
マグロに半熟玉子はいいとしてサーモンはどうか?
うむ、違和感はない。でも無理にすることもない。