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2020/6/7  17:47

武蔵坊弁慶(富田常雄著 講談社)読み終えました   読書人(4.23は本の日)
 少し前から内臓の具合が思わしくなく、今日は遠出はやめて家で読書をすることにしました。

 こちらにきてゴールが見えていた、「武蔵坊弁慶(富田常雄著 講談社)」を読み終えました。

 岐阜で7巻まで、こちらで10巻まで読んだと思います。

 令和元年9月13日(金)に第一巻を読み終えていますから、1年かかっていないのですね。

 古い小説で昭和27年〜30年にかけて書かれた小説で、昭和25年に平泉の金色堂で学術調査が行われたような頃でした。

 子供の頃にNHKの時代劇で、中村歌右衛門主演で放送され、いつか原作を読みたいと考えていたのですが、こんな歳をとって夢が叶いました。

 源義経は川野太郎でした。

 ヒロインの玉虫(弁慶の妻)は、荻野目慶子でした。

 YouTubeでオープニングを見ましたが、子供の頃はわからなかったのですが、ねぶただったのですね。

 弁慶は伝説に彩られた超人です。

 その多くは言い伝えによるものです。

 仏道を守り主君を愛し、妻を愛し娘を愛す。

 そして最後には主君を守り、矢衾となって立往生する。

 記録が多いわけではないので、その多くを想像に頼るので相当優れた小説家でないと、きちんとした物語にできません。

 またその超人ぶりも仏道修行があって成し遂げられたもの、それは武道に造詣の深い作家でなければ書けなかったでしょう。

 姿三四郎を書いた富田常雄でなければ、これだけの小説は不可能だったと思います。

 源頼朝は仏道に反した行いをし、最後は子孫のほとんどが皆殺しとなった。

 源義経は仏道にのっとった生き方をし、後世に多くの影響を残した。

 今は平泉が世界遺産で、鎌倉は世界遺産ではありません。

 義経の生き方は世界から称賛され、頼朝の生き方は認められていないということなのでしょう。

 義経が京を拠点に西国武士に檄をとばし、関東北方を藤原秀衡に牽制してもらえば、頼朝の首は容易に取れたと思います。

 しかし義経は兄と戦い、京を戦場にすることを好みませんでした。

 もどかしいですが、それが義経、そして弁慶の生き方だったのでしょう。

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2020/2/26  2:37

茨城大学が優れた大学なのですよね  読書人(4.23は本の日)
 茨城県といえば筑波大学なのですけど、私は茨城大学がなかなか優れた大学だと感じている。

 以前司書をしていた時に、茨城大学の蔵書がけっこうよいと感じたのです。

 茨城大学は戦後できた大学ですけど、水戸家が集めた蔵書をけっこう持っているような話を聞いています。

 水戸家の蔵書は多くが焼けてしまったそうですが、水戸黄門より学問をひじょうに重視しており、その蔵書はすばらしいものでした。

 そして水戸家の学問の伝統は、茨城大学に引き継がれていると感じています。

 少子化で活気がなくなりつつあるそうですがとても大切な大学、機会があれば茨城大学の方と知り合いになりたいです。

 筑波大学もよいのですけど、私には敷居が高くって。

 今でもあるのかな?私には東京にあった東京教育大学時代のキャンパスの方が、親しみを感じました。

 学術情報センター(現国立情報学研究所)の関係で、行ったことがあります。 

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2020/1/7  0:14

「有名人志願 家田荘子 光文社」を読んだ  読書人(4.23は本の日)
 本当に家田荘子さんの文は読みやすいですね、こういう本ばかり読んでいる私も「いやらしいオヤジ」かもしれません。

 今度は「有名人志願〜彼女たちの生き方、夢のつかみ方〜」です。
 1997年に出版された本のようで、最初は祥伝社で「有名人になりたい」というタイトルだったようですが、2002年に光文社で文庫化され改題されたようです。

 アマゾンでの評価は最低のようですね、人の不幸を面白がるなということのようです。

 家田荘子さんのバブル関係の本が面白い、1997年はテレビや出版が絶頂期で、有名になりたければテレビか雑誌という時代でした。

 今だとユーチューバーとか、ネットでの有名人が増えています。

 本名で出ている人を調べると、今それなりに成功をつかんでいる人がいれば、今はまったく消えてしまっている人もいる、おそらく声優にデビューできなかった人、いろいろでした。

 お笑いの夢を捨て結婚を選んだのに、今は離婚してしまいそれに合わせるかのようにプロダクションからの契約も打ち切り、自嘲的に「私は神経質で嫉妬深い」と言っているとのことで、かわいそうでした。

 子供も二人いて、どれだけ夫に尽くしたのかわからないのに。

 いろいろな人達のインタビューを読んで、多少は脚色されているのでしょう。

 ただこの本については、作者が有名になりそれに負担を感じた時に、かつて「女優になろう」と有名になりたいと思い努力し、物書きとして有名になったのに、今度はバッシングを受け苦しみ、自分を見つめ直すために書いたようです。

 彼女たちにかつての自分を投影し、自分を再発見するためのインタビューだったようです。

 彼女たちのいじらしさに、作者が救われていく様子が感じられました。

 「テレビの時代」でしたね・・・。 

 私は映像とかコンテンツから離れても、自己表現をしたかったのかもしれません。

 有名になりたいという気持ちは私にはあまりなく、テレビや雑誌で叩かれたから対応しただけ。

 今は平凡なブロガーで、これが本来めざしていたことのように感じます。

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2019/12/29  7:45

「ザ・麻薬(家田荘子 光文社 1993年)」を読んで  読書人(4.23は本の日)
 山一抗争に関する本、その他いろいろ探していたら、たまたま目に入ってしまって、量もあまり多くないのでサラッと読んでしまった。

 この本は1993年(平成5年)11月刊行の本、ただちょっと時代背景の説明がいるように思った。 
 この時代を生きた人でないと、まったく理解できないと思う。

 平成5年というのは、まさに第二次ベビーブーマーが大学生や短大生になったあたりのところで、大学や短大の数が足りず受験で失敗する若者が多く、大学の途中でドロップアウトしたり、就職がバブル崩壊でなくなり、苦しむ人が出だした頃なのです。

 その時ちょっとした逃げ道として使ったのが留学です。

 ハワイやロサンゼルスあたりは人気が高かった。

 「大学がつまらない?じゃちょっと語学留学の名目でアメリカにでも行っておいで」とか、「就職できない、働きたくない、お父さんの会社にも勤めたくない、困ったわね、そうだちょっとアメリカにでも行って語学と商売の勉強でもしておいで」とか、そんな感じだったのです。

 ただ私らも語学留学については、金がかかるのに意味がないのがけっこうあるので、注意喚起されることが多かった。

 数ヶ月程度だと、語学の才能がある学生なら大きな成果があるが、語学を専門にしていなければただ外国に行くだけになってしまう。

 語学留学で行ってみたら、そこにいたのは同類の日本人学生ばかり、結局日本語しかふだんは使わず、講義は専門用語だらけでチンプンカンプンで出席しなくなり、日本に帰ってきた。

 まあそれでも見聞は広めることにはなるが、もう日本の大学でもすぐれた発音の英語を話す人も多いし、行くのならきちんとした目的意識を持つべきと言われた。

 この本はハワイに留学して、うまくいかなかった人が麻薬におぼれていく話です。

 ただここでサラリと、男女含めて麻薬をはじめてやったのは日本で、ティーンで遊んでいた頃と入れているところです。

 だんだん低年齢者に麻薬が広がりつつあり、それを何とが防がないといけないということで、何とかまとめています。

 そうでもしないと、「麻薬のススメ」になってしまいますからね。

 話は脚色を加えながら面白い「読ませ記事」になってはいるけど、著者も書いているとおり、麻薬については裏付け取材が難しく、インタビューを受けた人の話を信用するしかなく、嘘も混じっている可能性があることをはっきり書いている。

 また日本でも取材しているが、犯罪行為に関わることなのでほとんど書いていない。

 六本木や渋谷で広まりつつあることを、書いているだけです。

 だが「ハワイでの聞書」なら、何とか非合法行為も書くことができる。

 そのあたりが限界ということなのでしょう。

 岐阜県でも高校生が麻薬所持で捕まったりしている、今でもアヘン戦争は続いているのです。

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2019/12/28  19:26

昨年末「赤穂義士」についてたくさん読んだから辛抱することができた  読書人(4.23は本の日)
 昨年末は「赤穂義士」についての本をたくさん読んでいた。
 そのせいで今年は辛抱しきれたのかな?と思う。
 私は葉隠の「反忠臣蔵」が大嫌いだった。
 長崎のように幕吏が少ないところなら、町中で喧嘩をしてやられたらすぐに反撃することができる、だが江戸城下でそのようなことをすれば、将軍の命により三族皆殺しである。
 当然広島の浅野本家も改易であり、当主切腹を命じられたであろう。
 
 だが大石内蔵助は喧嘩両成敗の法に反した処分に抗議し、浅野大学を当主としたお家復興をめざし、それが駄目になったところで決起したのだ。

 感情に左右されない沈着冷静な判断で、血の気だけで動かないすばらしい知略だった。

 この忠臣蔵を馬鹿にしていたのが、戦時中の軍人たちだ。

 彼らは「畏れ多くも天皇の勅使を迎える席で刃傷を起こせば、改易は当然であるとともに、天皇をいただく大義を知らず、小さな大名への忠節を重んじた小義の愚かな行動である。」としたのだ。

 そのような事大主義が実権を握れば、戦争に負けるのは当然だった。

 大石内蔵助は辛抱し交渉で問題解決を目指し、道理をわきまえない改易処分に対し、断固行動に出て主君浅野内匠頭の無念を晴らしたのだ。

 このような義挙はあまりない、曽我兄弟の仇討ちなど数えるほどしかない。

 これを小義などということが、昔の軍部の病理だったのだろう。 

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