2022/5/22 21:24
社会主義者は技術の進歩を否定しますからね 進歩主義(progressive)
社会主義者の面白いところって、やたらに文句を言うくせにいざ進歩しそうになると、あわてて「前の方がいい!」と言うことですよね。
社会主義者にとって技術の進歩は悪なんですよ、資本家が搾取を強化する手段だというのが教義なんですよね。
昔、図書館システムをやった時に、実際に作業をする人がやりやすように要望を出して欲しいと言っときました。
どういう要望が出たのか確認しなかったのですけど、最終的にはウィンドウズ版の作業しやすい画面になるはずでした。
ところができあがったの見たら、目録作業だけMS-DOSになっていて、業者に「何だこれ?」と聞いたら「そういう要望でして・・・」と言ったんです。
他の画面はみんなWindows版で作業しやすいのに、目録だけMS-DOSなので整合性が悪いし、動きも悪い。
「ちょっと待て!仕様はそうなっていないぞ!」と言ったら、「仕様は修正しませんでした」とのこと、あきれてしまいました。
どういうことかというと、その前のMS-DOS版の時も頻繁に文句を言ってゴチャゴチャ大学校の先生方に言って、機能を追加していたのですが、その結果システムの限界を越えてしまい、頻繁に停止するシステムになってしまっていたんです。
だいたい1週間に1回は停止していました。
そして復旧に数日かかっていました。
見てられなかったですよ。
新しいシステムになって停止することはまったくなくなり、作業環境は格段によくなったのですが、必死に不満を言っているわけです。
当たり前ですよね、そこだけ不満を言っていた旧画面で、前のシステムの方がよいと土壇場になって言ったわけですから。
要望どおりになったのに不満を言うのなら、私の方がそのあたりも指導して最新システムにしてしまえばよかったわけです。
通信回線で忙しかったとはいえ、業者に報告義務はあったと思います。
つまりああいう人たちにとっては不満を言うことが目的になっていて、予算をつけてもらって改善されたら困るわけです。
実際にはMS-DOS版を残しても、作業環境は比較にならないくらいよくなっています。
別にメンテナンスに当たり、Windowsの仕様どおりにしてもよいわけです。
そう言ったらあわてて拒否していましたけど。
何よりも、それまではダイヤルアップだったのが、専用線のSINETになっているので、比較にならないくらい作業環境はよくなっているわけです。
あれはMS-DOSからコマンドを入れてつなげていたから、ADSLではなかったと思うな、ダイヤルアップだったと思うよ。
そうそう図書館システムを入れてIPアドレスが突然増えて、電算機室から呼び出しをくらったのだから、明らかにダイヤルアップでした。
ダイヤルアップから専用線に変わればどれだけ環境がよくなるか、よほどの人でなければわかることですよね。
まだミレニアムの前の話で、2000年問題をやっていた時でしたから。
大学校はWIDEを使っていたけど、SINET導入で専用線も入れているので、ネット環境が格段によくなり、次年度より光ファイバーが入りました。
まだミレニアムの前です。
次の年に肝臓を悪くして倒れてしまったけど、そのぐらいのことはしています。
大変だったのは私が図書館に来た一年目で、一年間で一気に変えたので、その後の人は知らないのですよ。
ほとんど毎日日付またいでいましたから。
システム導入の最終作業中は、土日もなかったですよ。
作業していると細かいところで「これどうしますか?」という話が頻繁に出てきます。
それにすべて回答しないといけないので、休むわけにいかないんです。
だって正規の司書は私だけですから。
唯一の誤算はオラクルのソフトを使っていたのですが、本来経理システムなどに使うソフトをカスタマイズしたものだったので、入力エラーが過剰になる点です。
それもメンテナンスで改良できるところでした。
あの時・・・メンテナンス契約もしていたはずなのですが、その後業者が拒否することが多くて困りました。
文部科学省の大学に聞いてもあることだそうですが、拒否すると全国立大学から締め出されますから、うちと違って強気には出れないそうです。
まあでも、基本仕様は今でもほとんど変わっていませんから、よいことをしたと思っています。
その後もいろいろあったようですが、最終的には進歩が古いものを排除します。
古いものに文句を言う、改善されそうになると古いものを残すように言い出す、そしてまた残された古いものに文句を言う。
全体は新しくなっても「古い方がよかった」と言う、古いのを残した方がやりやすいと要望を出して、その通りになっているのに不満を言う。
進歩を拒否して問題が残っただけなのですけど。
そういう人は、最終的にはいらなくなります、校長がどれだけの快挙か認めてくださったので頑張ったのだけど、そうでなければね・・・。
あの時の校長がどれだけ頑張ったのか知らない人が多いから、いまだ校長が大学校の危機を招いたと思われているのは悲しいことですね。
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社会主義者にとって技術の進歩は悪なんですよ、資本家が搾取を強化する手段だというのが教義なんですよね。
昔、図書館システムをやった時に、実際に作業をする人がやりやすように要望を出して欲しいと言っときました。
どういう要望が出たのか確認しなかったのですけど、最終的にはウィンドウズ版の作業しやすい画面になるはずでした。
ところができあがったの見たら、目録作業だけMS-DOSになっていて、業者に「何だこれ?」と聞いたら「そういう要望でして・・・」と言ったんです。
他の画面はみんなWindows版で作業しやすいのに、目録だけMS-DOSなので整合性が悪いし、動きも悪い。
「ちょっと待て!仕様はそうなっていないぞ!」と言ったら、「仕様は修正しませんでした」とのこと、あきれてしまいました。
どういうことかというと、その前のMS-DOS版の時も頻繁に文句を言ってゴチャゴチャ大学校の先生方に言って、機能を追加していたのですが、その結果システムの限界を越えてしまい、頻繁に停止するシステムになってしまっていたんです。
だいたい1週間に1回は停止していました。
そして復旧に数日かかっていました。
見てられなかったですよ。
新しいシステムになって停止することはまったくなくなり、作業環境は格段によくなったのですが、必死に不満を言っているわけです。
当たり前ですよね、そこだけ不満を言っていた旧画面で、前のシステムの方がよいと土壇場になって言ったわけですから。
要望どおりになったのに不満を言うのなら、私の方がそのあたりも指導して最新システムにしてしまえばよかったわけです。
通信回線で忙しかったとはいえ、業者に報告義務はあったと思います。
つまりああいう人たちにとっては不満を言うことが目的になっていて、予算をつけてもらって改善されたら困るわけです。
実際にはMS-DOS版を残しても、作業環境は比較にならないくらいよくなっています。
別にメンテナンスに当たり、Windowsの仕様どおりにしてもよいわけです。
そう言ったらあわてて拒否していましたけど。
何よりも、それまではダイヤルアップだったのが、専用線のSINETになっているので、比較にならないくらい作業環境はよくなっているわけです。
あれはMS-DOSからコマンドを入れてつなげていたから、ADSLではなかったと思うな、ダイヤルアップだったと思うよ。
そうそう図書館システムを入れてIPアドレスが突然増えて、電算機室から呼び出しをくらったのだから、明らかにダイヤルアップでした。
ダイヤルアップから専用線に変わればどれだけ環境がよくなるか、よほどの人でなければわかることですよね。
まだミレニアムの前の話で、2000年問題をやっていた時でしたから。
大学校はWIDEを使っていたけど、SINET導入で専用線も入れているので、ネット環境が格段によくなり、次年度より光ファイバーが入りました。
まだミレニアムの前です。
次の年に肝臓を悪くして倒れてしまったけど、そのぐらいのことはしています。
大変だったのは私が図書館に来た一年目で、一年間で一気に変えたので、その後の人は知らないのですよ。
ほとんど毎日日付またいでいましたから。
システム導入の最終作業中は、土日もなかったですよ。
作業していると細かいところで「これどうしますか?」という話が頻繁に出てきます。
それにすべて回答しないといけないので、休むわけにいかないんです。
だって正規の司書は私だけですから。
唯一の誤算はオラクルのソフトを使っていたのですが、本来経理システムなどに使うソフトをカスタマイズしたものだったので、入力エラーが過剰になる点です。
それもメンテナンスで改良できるところでした。
あの時・・・メンテナンス契約もしていたはずなのですが、その後業者が拒否することが多くて困りました。
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まあでも、基本仕様は今でもほとんど変わっていませんから、よいことをしたと思っています。
その後もいろいろあったようですが、最終的には進歩が古いものを排除します。
古いものに文句を言う、改善されそうになると古いものを残すように言い出す、そしてまた残された古いものに文句を言う。
全体は新しくなっても「古い方がよかった」と言う、古いのを残した方がやりやすいと要望を出して、その通りになっているのに不満を言う。
進歩を拒否して問題が残っただけなのですけど。
そういう人は、最終的にはいらなくなります、校長がどれだけの快挙か認めてくださったので頑張ったのだけど、そうでなければね・・・。
あの時の校長がどれだけ頑張ったのか知らない人が多いから、いまだ校長が大学校の危機を招いたと思われているのは悲しいことですね。
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2022/5/22 8:39
直茂公御壁書を読んでみた 日記(I love one day)
石田一鼎(いしだいってい)と聞いて思いだすところがあり、以前購入していた「武士道の奥義 葉隠の原典「直茂公御壁書」」(青木照夫 ウェッジ)を読んでみた。
他に2つの文書が収録されているのですが、「直茂公御壁書」だけ読みました。
そこに石田一鼎と恩田一均の注釈が現代語訳で書かれています。
当時は武断政治から文治政治へ移る時代であり、多くの大名が儒学者を登用し顧問にしていた。
武士は官吏となり、行政をおこなっていた。
一鼎は真心を大切にする人物だったのだろうと思います。
主君であってもきちんと諫言をし、政治についての献策をし、顧問としての役割を果たしていた。
支那の明の内閣大学士のような役割をしていたと思います。
そういう気持ちは山本常朝にはわからない、彼は実際には諫言も献策もしたことがない。
鍋島光茂の祐筆であり、和歌を得意としており、鍋島光茂が求めた古今伝授を受けるため京の公家と交渉をしていた。
その和歌も今に伝わっていないようなので、平凡な人物だったのだろう。
佐賀藩の名門中野家の出身であり、鍋島光茂の近習であった彼は家老をめざして努力した。
しかし何の功績もなく、やったことは古今伝授の交渉である。
主君の趣味の相手であり、功績がなく恩賞を与えられず、近習として光茂に同性愛的な感情を持っていた。
それを察したのか、光茂は彼に夜具を恩賞として与え彼は感激している。
「忍ぶ愛」とは源氏物語のような愛ではなく、主君に対する愛のようなのである。
今は性的少数者への人権も考慮されるが、かなり不気味な人物である。
葉隠の「武士道と云は死ぬ事と見付たり」というのも、唐突に出てくる印象があり、あるいは師匠石田一鼎の教えなのかもしれない。
石田一鼎であれば実際に死ぬつもりで諫言も献策もしており、そのことばと行動が一致しているからである。
実際に諫言や献策をした人や、忠臣蔵の枝葉に難癖をつけて小馬鹿にする、実は小利口なだけの山本常朝とは器が違うと感じた。
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他に2つの文書が収録されているのですが、「直茂公御壁書」だけ読みました。
そこに石田一鼎と恩田一均の注釈が現代語訳で書かれています。
当時は武断政治から文治政治へ移る時代であり、多くの大名が儒学者を登用し顧問にしていた。
武士は官吏となり、行政をおこなっていた。
一鼎は真心を大切にする人物だったのだろうと思います。
主君であってもきちんと諫言をし、政治についての献策をし、顧問としての役割を果たしていた。
支那の明の内閣大学士のような役割をしていたと思います。
そういう気持ちは山本常朝にはわからない、彼は実際には諫言も献策もしたことがない。
鍋島光茂の祐筆であり、和歌を得意としており、鍋島光茂が求めた古今伝授を受けるため京の公家と交渉をしていた。
その和歌も今に伝わっていないようなので、平凡な人物だったのだろう。
佐賀藩の名門中野家の出身であり、鍋島光茂の近習であった彼は家老をめざして努力した。
しかし何の功績もなく、やったことは古今伝授の交渉である。
主君の趣味の相手であり、功績がなく恩賞を与えられず、近習として光茂に同性愛的な感情を持っていた。
それを察したのか、光茂は彼に夜具を恩賞として与え彼は感激している。
「忍ぶ愛」とは源氏物語のような愛ではなく、主君に対する愛のようなのである。
今は性的少数者への人権も考慮されるが、かなり不気味な人物である。
葉隠の「武士道と云は死ぬ事と見付たり」というのも、唐突に出てくる印象があり、あるいは師匠石田一鼎の教えなのかもしれない。
石田一鼎であれば実際に死ぬつもりで諫言も献策もしており、そのことばと行動が一致しているからである。
実際に諫言や献策をした人や、忠臣蔵の枝葉に難癖をつけて小馬鹿にする、実は小利口なだけの山本常朝とは器が違うと感じた。
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