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2007/9/5  5:35

「安倍 対 安保」と「人民の敵」の構図  社会的市場経済(Soziale Marktwirtschaft)
 もう両二大政党は改革を睨みながら決戦体制になっているので、もはやうかつなことを言えない状況ですが、安倍晋三内閣ができてから気になっている構造が「安倍 対 安保」と「人民の敵」の構図です。

 言うまでもありませんが、安倍首相の祖父は岸信介元首相であり、父は安倍晋太郎元外相です。今、世の経営者やジャーナリストでもっとも力を持っているのは、団塊の世代、もしくは安保世代と言われる世代です。
 この世代は中国の文革世代、アメリカのベトナム世代(もしくはベビーブーマー世代)と、ほぼ世代的に一致しております。
 どの世代もそれは人間が作る世代である以上、長所と短所がありますが、安保世代の特色としてよく感じることは「自分達は特別な世代である」という強い意識です。
 私達の時代も世界は天安門事件やソ連崩壊、東欧の民主革命、アメリカのICT革命があった時代なのですが、やはり団塊の世代の時代は世界中で社会主義革命や、アフリカで独立国が多く誕生した時代であり、「自分達もそれに参加した」という意識もあるのだと思われますが、「自意識があまりにも強すぎるのではないか?」という反省のもと、識者によっては「俺達は団塊じゃない!」といって、その世代のサブカルチャーを中心に、唯物論的解釈から多元的解釈への脱却をはかっている識者もおります。

 数年前から少し怖いのは、しきりに「人民の敵」を作りたがりそれにむかって殺到する意識です。
 その場合事の善悪より、「叩くことに参加することが善で不参加は悪だ」という、多元的世界に活きる一般の人達にとって、いささか異様に見える構図を強引に作ろうとしているように見えてしまうのです。

 「公務員は人民の敵だ」というそれにむかって殺到します。「朝青龍関は人民の敵だ」というとそれにむかって殺到します。これを見ながら、かつて大学紛争時「大学改革!」を叫び、学生新聞を通じ学長や教授をつるしあげ、議論の場で弾劾し、最初こそ多くの大きな成果をあげましたが、少しずつ異様さを増し、そのゆきつく先には極端に純粋化し凶悪化した異様な世界があったことを思い出してしまうのです。「適当」なところで止まらないのです。不況時の民間企業のリストラ方法でもそれを感じました。「会社の敵」を強引に作り「あなたがたはコストです」いう極端に唯物論的な考え方のもと、陰湿なリストラをやり、一部は再建しましたが、おそらく大半の企業が組織力を弱め、崩壊への道を歩んでいったのです。

 ある中堅のタレントが、「日本のジャーナリストの批判には愛がない」と言っていたことがあります。それは叩くことにひじょうに残虐さを感じ、批判のはてに叩いた対象が再建し、新たな道へと更生することを許さず、タレントであれば没落、夫婦関係がうまくいかなくなれば離婚というように、ゆきつくところまでいってしまうのです。国民の興奮状態をさますわけにいかないので、強引に叩く対象を作ろうとまでしてしまうのです。

 安倍首相は安保を生きた世代にとって、「岸信介の流れを汲む保守反動の象徴」なのです。それはかつて安保世代が「人民の敵」として糾弾してきた勢力でした。安倍政権誕生後、保守もリベラルもどこか「安保の亡霊」にひきずられているように思えてなりませんでした。そして奇妙なネガティブ合戦を繰り返してきました。安倍総理個人に多くの捏造記事も書かれました。

 自民党の「美しい国」も、民主党の「生活維新」もきちんと内容が吟味されることはなく、「どちらが人民の敵か」という奇妙なボトルネックにはまりこみ、世代が違うゆえ「保守反動の孫」と見なされていることに気がつかない、安倍総理が一人とまどっていたように見えるのです。

 人民の敵を作り続け、同胞の殺し合いの末の結果は、社会主義国の粛清の死体の山や、集団リンチ事件に見られるうむごたらしい世界でした。保守の側が核兵力の威力を見るために、秘かに市民に人体実験を行う狂気の世界でした。

 今も世界で「テロとの戦争」なるものが続いていますが、見ようによっては「世界人民の敵」を作る冷戦構造と変わらない構図も見えます。私はそれを言ったタレントがあまり好きでもなかったと思うのですが、「愛のある批判、愛のあるジャーナリズム」こそ、このボトルネックから解放される、一つの手段のように感じられてなりませんでした。

 国も「国家組織」という一つの組織ですが、組織とは本来多元的なものです。一つの極端な方向に進もうとする時、保守側もリベラル側も、少し立ち止まって自分の足元を見ることも大切なように思えました。
 
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