「敷島」ではないが
「加賀の国の千代女」なる優しい女性の句を目にした
「朝顔に つるべ取られて もらい水」
(なんと優雅で、優しい女性だろう)
普通なら「蔓断ちて つるべ戻すや いそぎ水」なんて・・
忙しい
忙しい
なんて 奥様は語る
自然をじっと見つめる余裕はない
そうして・・歳・年・とし・取り・・忘却世界に招待される
生きた種なら・・
翌年の梅雨まで元気があふれているのだ
そして、雨の最中・水中で芽を出し・来年の秋に実を結ぶ
毎年目にする「奇跡かな」
限りないやさしさ世界で生きるは・・幸いそのもの
「遅くとも・・遅くないこの世界に・・共鳴する」


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