良く晴れた日だった
風は冷たいが、爽やかな気分

肉体(現世体)維持の為の(ハタラキ)(仕事?)の配達を午前中終えた
帰宅する前に川に行く
鴨は遊ぶ 私も遊ぶ 時は冬の最中(さなか)
水 「冷たいだろうに」彼らは元気
倉庫に戻り・・片隅の水槽を見つめる
閉ざされた小さな水槽には昨年落水の日に拾った魚が泳ぐ
ほっといても干からびる運命なんだから・・飼ってもそれほど罪悪感はない
彼らは居場所を得た
私は泳ぐ姿から「楽しみ」をもらう
水槽の底のごみを専門に食べる魚
小石のすべてを口に含み・・磨いて吐き出す
そこつ神

中程に泳ぐ魚
浮遊物専門に口を開けて水を綺麗にしていた
なかつ神

うわつ神はまだ居ない
水面ぎりぎりで暮らす魚も仲間に入れようと感じる
大げさだが・・
この水槽世界は明日の日本の姿
持続可能な国のモデルケースなんだ
太陽の光と綺麗な水
そして外敵の侵入が出来ない環境で・・・平和な暮らしが出来る
理想郷
老子の語る「桃源郷」
キリストの説く「永遠の命」
お釈迦様に、すべての動物が寄り添う世界
「私はそんな世界に住みたい」なり

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