禱りの糧

朝9時の天気
今日はいつの間にか・月末
泣いても・笑っても・今日で11月は終わる
宇宙に時間なんてないのだが・この星の暮らしには暦が有り・人々は暦で動くし
私も生命維持の為・月末に左右される

洞窟おじさんには、暦（こよみ）は無かったけど
季節はあった

洞窟おじさんには感銘したが？そうなろうとは思わない
操り人形は・・それはそれ・・役目が多い

（説明主語は省く）
「主語のない江藤さん取り扱い説明書」なる揶揄が昔も今もある

今日は雨予定で作業計画を組む
午前中降り出す雨前に納品
滑り込みセーフで、ぱらつく雨前に今月の製品を納めた

午後は１２月初日発送の神社用の藁をそろえる
田圃仕事は休日

（与作は藁扱い）







雨の日は好き
しみじみと、こうした場に居られるのは至福そのもの

米を買っていただく皆様「まことに、ありがとうございます」

知らない方がいい情報もあるし
知らないでも
つつがなく暮らせる方もいる・・
私はただただ稲を栽培して、人の空腹を癒すのが役目だ
有難い・・それだけ
万事順調なり

いつもの日課となってしまった午前中11時を目途の精米所通いと乾燥機の入れ替え・諸々の日常の事務用事・・を済ませる
あいも
変わらず・・
草刈り＆稲刈りする







全体を見れば、３９分の３７枚は完了して倉庫に納まっている

草刈り機で払えば、半日で終わる
そうしないのは・・多分重要な意味があるのだろう
「残り物に福有り」なんて？

早朝から電話が鳴る
「神社のしめ縄の藁が欲しい」と、親しい製材所の社長が電話して来た
「今刈っている美しい藁があるから取りに来ていいです」と返事した
程なく来て、田んぼから打ち立ての新鮮藁をもらって帰った
小さなエピソードだが・・どんな富豪でも、藁は即座に用意出来ないだろう

打てば・・ゴーンと応える
そこがいいのだ

頼めば現実化してくれるのを知る友人は、私を大切にしてくれる（ありがとう）
何でもお互い様だ

稲も・・私と・・お互い様

無駄な筋肉を持っていても・・無駄になるかも？

もう稲刈り自体は終わっているのだ
あとは、「最後に頼れるのは、自分の肉体だけ」といったお言葉に従い、鍛え直すはいい
お陰で、３０�sの米袋をヒョイと持てるようになった
胃腸良し・目良し・悩み無しの良い日だった
ゴルフ？ジョギング？要らない
趣味と実益の現実化だ

明日は雨・大荒れだそうな
田圃はお休みするけど
溜まった他の趣味多数有り・・忙しいぞ

自衛隊法を改正しないといけないなぁ〜
徴兵でなく・・食糧安全基本法により・・２０歳未満の若者に、２年間の生物学・農学基本・作業実習で鍬使い・鎌使い・刃物研ぎ・・もろもろのサバイバル体験を実施させたら、病める人少なくなるかも
出来た分だけが、この世界の掟
ごまかしや親の七光りは、ない世界
きっと戦後の活気が戻るだろう

知らず知らず・・鎖国に向かう日本なり
今日の報道・・「外国人一切立ち入り禁止命令」はまさに適切判断だ
嬉しくなった

弁当詰めてウキウキしながら外に出る
刺す寒気
フロントガラスに今年初めての霜が降りていた
寒い地方の方には（すみません）「慣れていません」
7:44







舞台は次に移る
一つ終わると・・更に大きな舞台が幕を開ける
「はぁ〜」なんて




いつの間にか・・筋肉痛なんて無くなってしまった
人間慣れは恐ろしい

ネズミの実験で、あまりに安心・安全・極楽生活させると、数十回繰り返しても・・
そのユートピアネズミは絶滅するそうな・・
（わからないでもない）
経済性無視
人件費なんて存在しない刈り取り作業は・・私の頭を白くする

「なんだか怪しいな」と感じていたが？
結局・衣が大事か・中身が大事かになってくる

又・・「時間」はエネルギーであり・物質でもある事を感じる

爆発の力を小出しにすれば、こうして取り入れ作業に使えるのだ
刀を鎌に替え
サクサク・と草刈る日だった

午前中乾燥機の世話と精米所通いで時間を使う
早く圃場に行きたいけど・・こちらも大切
小さな乾燥機なので、下手すると年を越すかも知れないから24時間稼働にしないといけない

過去・・乾燥不足で穀蔵虫のクレームで難儀した記憶がある
草は捨て・籾だけ収穫すればあとの作業は順調となり全体を見れば、圃場の時間は気にならない

何処にも行けないでも・・満足感はみなぎる
無駄と思える人も居るだろうが・・本人がやっていて充実していればそれでいい

パーム油問題？知らなかったけど、ポテトチップスやマーガリンなどの見えない部分に使われている油だ
コンビニでそれらの製品を買うと、インドネシアやマレーシアの森林を破壊する行為になる
ここ１０年で半分木が伐られて、動物も植物も絶滅危機が見えるらしい
儲かるなら何でもやる企業も問題だが・・今さえ良ければの消費者も加害者とは・・
タコが自分の足を食うような、持続可能な油ではないようだ
いつかはこれらの国は森の木が一つ残らず無くなり・・ポテトチップスを揚げる油は枯渇する
東京を先の戦争で焼き尽くした油は・・そういえば？ナ・パーム弾と呼ばれていた（どうすればいいのだろうか？軽油使う私も悩む材料となる）

それはそれ・・雑草刈り強制スクワットは足腰を強靭にしてくれる
お陰で身体は見違えるように軽く感じる
（又山に登れるかな？）それが私のボーナスなんだ
カツカツしないで、ニコニコしながら作業していると・・散歩のお婆さんが深々と腰を曲げて挨拶した
「良かった」
祷りの糧なんだ
お代は・・大工一人役くらいの報酬分収穫した
ありがとうございます

稲の刈り取り作業に明け暮れた日だった
そこはかな用事は、晴天なので少なくする
弁当にも力が入る







ここは年明けには埋め立てられる運命
この光景も今が最後
最後こそ・・より丁寧に刈り取りを行う

予兆はあるが・・
小麦粉の値段が米より高くなりそうな勢い
パン食危うし・うどん・パスタ・餃子・・

今年の米の値段暴落で米農家ピンチ
来年がない米農家が出る様子

それでも・・漁師さんよりましかも？

「漁師が嘆く」のは問題だ
世界規模の異変が・・泳いでるだけの魚やウニ・貝を採集する仕事に変化を告げている
草さえ取れば、綺麗な米になる農業とは違う世界

魚を食べたければ・・「田んぼで鯉も有り」
「メダカ食」文化も実（じつ）はある

様子見

閉ざされた地域でしか暮らした事がない男だ
外を見ないでも・・残り僅かな寿命
父親も祖父も曾祖父もみんな９０歳〜１００歳で亡くなった
それからすると？まだ４５年ある
様子見だ