禱りの糧

月末で事務仕事こなす
田植え時期のこうした世の習いはきつい
だが・・しかし・・人間として・・肉体維持には、不可欠
つべこべ言うな・・さっさとやれば一日で終わる
大体午前中終わった

規模最小の農家

だけど・・３時まで昼寝して・・精神・体力の回復に努めた

午後遅く
困難な代掻き作業再開
苗箱１２枚だったが田植えした
あとは深い眠りに入るだけだ

美食？娯楽？休養？
そんなの田植え終わって楽しみます

大草原も水の底
代掻き終了
二回目を待つ



川に目が行く





新顔





田植え開始

田植え機使用前

使用後・・

今日は終わる

朝まだき

田植え機移動
苗準備して久留米圃場に行く

代掻き作業で残り草が点々と見える
処理に1時間は掛かるかな？
と思っていたら・・偶然私の米を買って下さるお客様が車を停める

いつも通わない道路なんだが・・
その日・その時・瞬間に登場して、草をはだしで踏み込んでくれた

「必要な時・必要なだけ・人手が現れた」
「ありがとうございます」
これで作業時間は前に進む

（こんな事って・・有るんだ）















午後は代掻き作業

大草原に近い・・水田
「やるしかない」
悪戦苦闘も趣味の内

すっかり暗くなってしまった
（もう帰ろう〜）

「今日は、はかどった」
太陽の光りと二酸化炭素を含む空気・・
そして潤沢な清い水で育つ稲

贅沢生活の頂点にいる
人が・・生きて行く上で、ストレスが少ない今の仕事は相性がいい

道行く人・・隣の田圃のおっさん・・「奧さんも良く働くね」と複数の人が声を掛ける？？

独り身なんだが、どこをどう見ても・・奧さんがいる雰囲気なんだろうな

「まあいいか」
ウジが湧いていないだけマシ

昨日の代掻き圃場の水見
料理の手順と同じ
メリケン粉を水で溶かし・ドロドロさせる・数日そのままにしておくと、粘りが出る
頃合いを見て、水を抜き・・田植えする
代掻き直後は、土はサラサラしていて、苗は倒れる

かき混ぜ過ぎたらこれまた癖が出る
腰のないパン生地のごとし
根は息詰まり・・アップ・アップする
サラリと掻いて・・サクサク植えるは良し



11:04
使用前・使用後は省略
問題多い圃場を攻める
時期逃すと、水がない
そもそも水路が埋め立てられて、上の田圃のもらい水に頼っている
水路は、強欲な工務店が埋め立てた
基本・・私の所有でないから気にしない
水が有る時・・代掻きすれば・・問題なし



12:39
次は不動産屋さんの圃場
小作料はなし
耕作するだけで年間の草刈り経費が抑えられる社長の意見
実際・・プロを頼むと米代をはるかに超える
賢明な判断
あちら良し
こちらも良し
初年度はじゃじゃ馬だった
ありとあらゆる外国の飼料作物の種が芽を出してひどい目に遭う
そこは繰り返しの魔法

此処は日本だ
じゃじゃ馬・悪ころ坊主も、元気を豊作に振り向ければ・・人のお役に立てるのだ

今日はいつもより大きいのが来た
「はい・ポーズ」

16:53
終了






日本人が日本人として今の繁栄を築いてこれたのは、ひとえに主食の安定供給からだった
天の恵みに感謝して日々を不安なく・・争いなく・奪いとる習慣もなく・長い間平和に暮らして来た
やれ宗教だ・経済だ・科学技術だ・・とて・・何の不安もなく日々を暮らせる人がどれだけいるだろう







直接・・天の気配を読み
地の恵みを戴こうではないか


ありがとうございます。。。

今日は新規の圃場代掻きに費やした
人と同じく・・癖や性格が最初わからなくて・・水が溜まりにくく・・抜けやすく・・ちょうどいいタイミングがつかめなかった

前作の麦藁を浮かせないように、土に埋め込む秘訣は水の量にある
多すぎると、藁がプカプカ浮く
浮いたら田植えの邪魔になる
少なすぎるとぼそぼそで滑らかにならず、苗が刺さらない

腕組んで・・程よい水量を待つ










夕方終了
日曜日なので早めに帰宅した

休日に釣りに行き・・大物を一匹釣り上げたような感じかな
いつの日か・・釣りくらいしたい気分
（そんな日は無かったな）・・・



トラクター移動
徒歩で軽トラの位置まで戻る
６歳の頃・・独り歩いて２Kmを通った農道だった

世は休日

人々は娯楽を求めて・・国道を行き来する

目の端に（車多いな〜）と感じた

世は世・・過行くモノ

仕事みたいな作業するが・・身に付いた衣（ころも）のように、今日も冒険の旅

ワクワク・ドキドキ
死なないように慎重に機械操る

足元良いか・・手元狂ってないか？確認・確認の連続

幼児の頃から危険な場面の連続

小さいが、乱暴な行動児

勉強しなさいと言われない環境は良かった
生まれ落ちた場所は、稲作農家

結構大きい農家だった
来る日も来る日も農作業
それは運命？宿命？成り行き？

この世に偶然はない

お陰で自由を得た

「ありがとうございます」
毎日が新鮮なり