早朝まだ寝ているのに電話が鳴る
「台風が来る前に一部でも取り入れしたい」と山の大工さんが相談して来た
予定は10月初旬のはずだった
人それぞれ・・心配な人の方が正常だろう
瞬時に段取りを想い描き・・引き受けた
10:29
新しい中古コンバインは腕力が落ちた老人向きの小型機械
小さな圃場ばかりの私には最適な大きさ
「とうとう・・戦車みたいなのを買ってしまった・・」
砲弾は出ないが、米を出て来る

10:30 取り入れ開始

お昼になったので土方弁当を開いて食べる
自炊出来るのは賜物と感じた
百覚えて、やっと「百姓」だ

4時ちょうど今日の作業終了する
トラブルもなく・必死な顔もなく・・
時代は大変便利になった
楽になった
爺ちゃん・婆ちゃん・親父・奥さん・子供総動員して稲刈りしていた風景が焼き付いている
夜・・残念を残した人々を弔った
それももう過ぎた

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