おもいかねのかみ
19・1・28
今回の旅は、12月30日に屋久島を出発し、明日屋久島に帰るので丁度1ヶ月と成る。其れは、今までの旅とは違い中身の濃いものと成った。
中でも、1番大きな出来事は、23年前に師に探し出されたトキと同じ意味のことを云うマスターに出会った事である。其れは、私が辿り着くべき所に辿り着いたことを意味するものである。今日、此の浮羽を出て島に帰るが、また直ぐ来なければ成らないだろう。
明日29日は、私の60歳の誕生日で還暦を迎える事に成る。今回の旅は、其の節目として、実に相応しいものに成ったと言えるだろう。
其の、最後の締め括りと成る今朝の映像は、海の主とも言える巨大な鯛が釣れる場面だった。一握りも有る大きな釣竿が、根元まで曲がる魚が喰い付き、長い時間を掛けて格闘し、ようやく水面に姿を現した魚の姿は、年取った巨大な鯛であった。重過ぎて水面に上げる事は出来なかったが、海の中で1番大きな物である意味は理解できた。
其の映像の後、神々の名前が書き込まれている表が現われ、其の中から私の意識が選び出したものは「おもいかねの神」の名前であった。朝PCで調べると、「たかみむすひのみこと」の子で思慮の神。天の岩屋戸に隠れた天照大神を、慰め、誘い出す方法を考え出した。また、葦原のなかつくに平定の使者を選定し、「ににぎのみこと」に従って地上に下った。八意思兼神(やごころおもいかねのかみ)と載っている。
今朝は、其の後、多くの宗教家が集まっている場面が現われ、其の中から私が選択した行動は、新しい携帯電話を手に入れ、携帯電話に拠る仲間造りの方法である。其の場面から考えられる事は、是からの宗教世界は、古代の教えを学ぶのではなく、日々刻々移り変わる現象を、皆で認識して行く事が大事であるとのことだろう。
其れは、思慮の神の働きが1番大事とされる御世が訪れることを意味しているのではないだろうか。其の思慮の働きこそ、皆が待ち望んでいる「弥勒菩薩・マイトレイヤー」の出現を意味するのではないだろうか。
現在の世の中は、若者が絶えず携帯電話を操作して動き廻っている。其の携帯電話の画面に、思慮の神が現われれば、急速に既存の宗教は姿を消して行くのではないだろうか。
今朝、巨大な鯛が釣れた釣り糸は、皮膜が有る電気ケーブルだったので、其の事を裏づけている。
此の、浮羽市の浮羽町の山間部は、ITの特別地域に選ばれ、今4億円を掛けて光ファイバーの整備が進んでいる。今年の秋の棚田の景色は、その光ファイバーに拠って世界に発信される事に成るだろう。
私が、23年前神に選択を迫られた場面は、第三次世界大戦を採るか、子供たちを連れた若い娘さんが、花が咲き乱れる田畑の畦道を歌を歌いながら散歩をしている世界を採るかのどちらかであった。
其れは、100%と選択の余地の無い選択である。それでも神は、人間サイドに自覚を齎す為に、選択を迫って来るのである。
私は、子供たちが歌を歌って畦道を歩く方を選んだのである。其の、神が私に選ばせた情景が、今此の地で始まろうとしている。
23年前に、私に見せられた若い娘さんの姿は、現に此の地に自由の女神として存在している。
私が選択した世界が、いよいよ人類共通の認識と成る日が近づいているのである。
私が、神の選択を迫られる前に、既に其の娘さんは母親の胎内に生を受けて居たのである。
私は、私が引き受けたからこそ、新しい御世が始まると想って居たのだが、此の森の家に来て判ったことは、神の段取りが出来たからこそ、私に選択を迫って来たのだということである。
私は、其の事が判明した事で、責任感が無くなり肩の荷が軽く成って来ている。
此の村は、林業が主体の村で、利用可能な場所に石垣が築かれ棚田が造られている。しかし、外材が安く輸入される様に成り、其の村の維持が難しく成って来ている。其の様な状況の村が、全国に2000箇所も有るそうである。其れ等の村が、全て崩壊すれば、此の美しい日本の国土は、其の景観を失って行くだろう。
今回、此の村から始まる出来事は、長いトキを掛けて造られて来た、日本の文化伝統を護る事に繋がるのである。
其れが、不思議な事に、近代社会が生み出した光通信の技術に拠ってである。其の働きが「おもいかねの神」に因るものであるのなら、此の浮羽の山間部から岩戸開きが起きる事に成る。
岡部賢二氏の経営する結びの郷は、まさに岩に囲まれた「長岩」の中心に位置している。全ての条件が整えられているのが、此の地なのである。
来月には、私の知り合いである国友一家が親子4名で、地元の木材だけで建築された保育園の空き家に東京から引っ越して来る予定である。奥さんは、外語大学を卒業してフランス語と英語の教師の資格を持っている方である。
此の村で始まる事は、全世界に光の情報として伝えられて行く事に成るだろう。
此の私の文章は、未来に向けた岩戸開きの最初のレポートと成るのでないだろうか。
平成19年1月28日
礒 邉 自 適投稿者: 自適

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