常々口にするんだけど「界」がつくと急に胡散臭くなる。
僕は長年柔道をやってきたし、柔道は自分の人生そのものだと思うぐらい大好きだ。
だけど「柔道界」に身をおく気にはなれなかった。
「芸能界」「政界」…なんでもそうだ。
「界」がつくと興味や関心の高いものでも、「いらんわ」となってしまう。
イチローこと鈴木 一朗氏が、高校生たちを指導しているらしい。
可能な限り、色んな高校を回ってみたいとのことだ。
高校生はうれしいやろね。
この国の「野球界」にとって、素晴らしい貢献やと思う。
だけど、彼は日本の「野球界」に属しているわけではない。
決別はしてないまでも「野球界」のしがらみにとらわれず行動している。
「ほんまに『野球』が好きなんやろなあ」と彼を見て、そう思う。
そういえば、MLBで活躍した元選手で、日本野球界に身をおかない人も結構目立つ。
彼らに話を聞いたわけやないけど、彼らは「野球」は大好きでも、この国の「野球界」の胡散臭さを嫌悪しているようにも感じる。
「野球」そのものが大好きなら、当然の感情かな、と僕は思う。
知らんけど…。
そういう意味では、「野球界」と無縁と思われた新庄剛志が帰ってきた。
無類の野球好きだと思う。
これはこれで、「おもろいな」と感じてしまう。

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