■アクトトレーラー
その日彼女は少年と出会った
彼女は優しさ故に少年を助けた
少年の掌は血で朱く染まっていた
それでも彼女は少年の手を拭った
時が経ち彼女は父と会った
彼女は家族として父を迎えた
父の掌は血の跡で汚れていた
それでも彼女は父の手を握った
更に時が経ち彼女は父を失う
彼女は復讐の為に少年を狙う
彼女の掌は血を流してしまうのか
誰が彼女の手を救うのか
トーキョーN◎VA the Detonation
『blood in your hand』
血を洗い流した少年は流れる血を止められるか
■ハンドアウト
各キャストには以下の設定がつくことになる。
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推奨スタイル:カブト(ボディガード)
キャスト:“比翼の鳥”氷室マサト プレイヤー:スタンピードさん
シナリオコネ:シエル・グランテ 推奨スート:クラブ(恩人)
キャスト間コネ:“悪意を知る悪魔”サクラ
2年前、キミはセラという女性とバディを組んで、司政官の不正を調査していた。ある日、調査を中止しろと脅迫が来た。キミは脅迫を無視したが、結果稲垣機関に追われ、そしてセラの失踪を知った。
追い詰められたキミを助けたのは、シエルという少女だった。彼女は「放っておけない」という理由だけでキミを匿った。キミ達は再会を誓い、その証としてペンダントを受け取った。
だが、再会したシエルはキミに憎悪の目を向けていた。彼女は昔のキミと同じ『喪った者の目』をしていた。
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推奨スタイル:フェイト(探偵)
キャスト:“天誅蕎麦”麻呂=グローリアス プレイヤー:ledmanさん
シナリオコネ:カイ・グランテ 推奨スート:スペード(親友)
キャスト間コネ:“比翼の鳥”氷室マサト
自分の手は血で汚れている、それがカイ・グランテの口癖だった。だが、彼が娘の幸せを願う親バカであることを知っているキミにとって、彼はかけがえのない友人だった。
そんな彼が、1ヶ月前突然自殺した。あのカイが? 信じられなかった。キミは最後にカイと会った時の言葉を思い出した。自分に何かあったら、娘を頼む……その時、銃声が響いた。見ればそこには知った顔が二人。氷室マサトと、もう一人。
死んだ親友の頼みを抱えるのは初めてじゃないが、それが重荷だとは思わなかった。
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推奨スタイル:トーキー(ジャーナリスト)
キャスト:“悪意を知る悪魔”サクラ プレイヤー:天色在人さん
シナリオコネ:“黒き太陽” 推奨スート:ダイヤ(取材相手)
キャスト間コネ:“プロフェッショナル”クーリッジ・ハーヴァー
そのメールが届いた時、デスクは騒然とした。差出人は“黒き太陽”。自ら真教浄化派の能天使と名乗り、何とマスコミを呼んで会見を開きたいのだと言う。但し、その会見はひとりのトーキーと一対一によって行うとのこと。ご丁寧に『警察には知らせるな』の注意書き付きだ。
明らかに何か裏がありそうな申し出である。だが、テロリストへの独占インタビュー。キミの思いはそこに向けられていた。もしその人物の悪意が見えたとき、今度は悲劇を防ぐことができるのか?
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推奨スタイル:イヌ(ブラックハウンド機動捜査課・ケルビムなど)
キャスト:“プロフェッショナル”クーリッジ・ハーヴァー プレイヤー:帽子屋さん
シナリオコネ:有珠原陸(うすはら・りく) 推奨スート:スペード(宿敵)
キャスト間コネ:“天誅蕎麦”麻呂=グローリアス
真教浄化派の能天使、“白い影”有珠原陸。特殊な爆弾を使うことで知られる第一級テロリストだ。キミはその男を長く追い続けていたが、遂にキミは捜査の末にN◎VAで有珠原を追い詰めた。だが奴は逮捕されるよりも前に、キミの目の前で自ら命を絶った。
それから1ヵ月後、ブラックハウンドからケルビムへ緊急の協力要請が来た。何と、有珠原の手口と思われる爆弾テロが再びN◎VAで起こったらしい。
犯人を取り逃がすなど、プロとして許されることではない。ここは再びキミの出番だ。
■シナリオスペック
▼プレイ時間:
3〜4時間
▼必要神業:
本シナリオでは《難攻不落》、《真実》、《暴露》、ないし《制裁》等の社会防御神業が必要である。
これ以外に2枚以上の防御神業がない場合、ゲストの即殺神業のみでキャストが死ぬ可能性がある。
また、《不可触》等の社会防御神業に余裕がある場合、一部ゲストの運命が変化する、かも知れない。
▼達成値上限:
特に定めない。25前後を目安にするといい。
▼情報収集技能:
本シナリオで主に使用される情報収集技能は優先度順に〈社会:ストリート〉〈社会:警察〉〈社会:真教〉などである。

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