ここをご覧になっている方自体、ほぼいないんじゃないかと思いますが……。
☆まずはたっぷり謝罪しないといけないことがありすぎです。
続きを書けていない作品についてはもちろんですが。
●EGO[イーゴ]が消失しました。
たびたび注意勧告を受け、その度に慌てて作業していたものの、「90日に一度はトップページ(index.html)を更新する」ことが滞り、アカウントが削除されました。
現在、新たに(エロテキストOKな)WEBサーバを探すことも、既存のデータを移行することも、時間、気力ともにありません。
既存作品をとりあえず「ノクターンノベルズ」さんに投稿、掲載させてもらうのが恐らく一番カンタンな手段とわかりつつ、(下手したら20年前の過去作を)「新たに掲載する」のであれば、最低限の見直しと修正をしないと気が済みません。
これにより、かなり膨大な作業が発生することはわかっていて、大変申し訳ございませんが、こちらもなかなか手をつけられずにいます。
……
にも関わらず、またまた新作をノクターンノベルズさんに投稿してしまいました。
「イーサボット・コマンダー1」
https://novel18.syosetu.com/n2822he/
未完作が多いので、今回はそうならないよう、続きはあるものの、一区切りついたところまでを「完結」とさせて頂きました。
内容は、催眠とはちょっと違う、マインドコントロール・フルネスです。
ウツ成分はほぼゼロなので、お気軽にお読み頂ければ幸いです。
…………
知らないうちに、世界は大きく変化しました。
昨年(2020年)の今頃、世間はすでにCOVID-19の蔓延で連日大騒ぎでした。
そして今年、ワクチンの接種などは開始されたものの、ほとんど再放送じゃないかといわんばかりに、テレビのニュースは代わり映えのしない「感染者数」「感染対策」「医療崩壊」などの情報を流しています。
貧困も拡大しています。
「イーサボット・コマンダー」は昨年4月頃に、(新型コロナ・ウイルスの感染拡大からも影響を受けたのは間違いありません)感染型のMCモノを思いつき、ローカルで文章化し始めたものです。
不謹慎とは思いつつ、どうせ私のことなので「すぐに公開してもエタるだけ。ちょっとずつローカルで書けばいいや」くらいの軽い気持ちでした。
しかし、1年たっても、状況はよくならない。逆に深刻化している。
なんか暗いニュースばかり。
……で、買いたり消したり書き直したりを繰り返した結果、ちょうどよく、一区切りついたところで、公開することにしました。
不謹慎であることにかわりはありませんが、「ウイルス」モノではなくしました。(もとからウイルスではなかったのですが、よりそうではないことを明確にしたつもりです)
…………
ノクターンノベルズさんで、たとえば「MC」をキーワードに検索すると、新しい作者の方が次々と新しい作品を発表されていることに驚かされます。
すでに2001年のオンライン・デビュー時点で、私はすでにワカモノとは呼べない年齢でしたが、今となっては初老です。
そして何よりも痛感させられるのは、ノクタに掲載されている「MC」キーワードの作品だけを取り上げても、アイデア、ノリ、センス、文体、タッチなどに関して、私の作品はまったく時流からズレている、ということです。
皆さん、自分のアイデアや欲求や思いに沿って、あるいは少しでも読者に受け容れられることを願いつつ、様々な工夫をされているように感じます。
しかもそれが軽妙で、何か大きな理由があるわけでもなく、自然に生まれてきている、という感じがして、そのことに憧れと同時に、何か懐かしさのようなものを覚えます。
もちろん、私は私の書きたいものを書きたいように書いてきただけですので、そのことに後悔はありません。
ただ、当然のことながら、時代は変化し、生命体としての個人も変化していかざるを得ません。
COVID-19以前の暮らしがまるで嘘のようであるのと同じで、私は私のまま、それでも変化し続けているのだと思います。
そしてそれは徐々に、私の表現にも影響を与えているような気がしています。
何が変わったかは自分でもわからない。
でも、その変化は決して悪いモノではないはずです。
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「イーサボット・コマンダー」は、COVID-19の感染がなかった別世界の物語です。もはや、現代物のフィクションとしても、舞台設定がリアルとはほど遠い。
願わくば、私の書いたものを読んでくれた方が、──大勢である必要はないので──、一時の現実逃避として、かつてそうであったかもしれないフィクションを、おおいに楽しんで頂ければ幸いです。

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