そもそものきっかけはマサトが「ドラム4台でセッションやりたいんだけど、やらない?」と誘われたのが発端だった。終ってみて予想以上に面白い事ができた気がするので、主観で思いつくところを文章で記録しておこうと思います。
メンバーは元ASSFORT 現色々のマサト、元BACK DROP BOMB 現色々のマスオ君、元DMBQ 現METALCHICKSその他色々の吉村由加嬢(よっちゃん)、おれの4名。
今回の言い出しっぺであるマサトとマスオ君は一回だけスタジオで2人リハーサルを行ってみたらしいが、4人全員が集まったのは本番直前のリハーサルが初めて。
機材搬入に手間取ったおれが一番最後に到着した段階で、ステージには既に3台のドラムセットが組まれて、上手(向かって右側)のみ空けてある。そこへ急いで自分のセットを組み上げると、十字型に4台のドラムが、全てステージど真ん中を向いて置いてあるという、ありえない景観。
配置は、通常の位置、中央一番奥がマサト。下手(向かって左)がよっちゃん。おれが上手で、マスオ君は完全に中央がかぶらないようにちょっと下手によけてあるが、客に背を向けている状態。
セッテイングも大体できたところで、おれが様子見で叩き始めると残りの3人が各自持ち場について叩き始め、なぜかそのままリハーサル。10分ほどやってリハ終了。
っていうかこんなんでいいのかなぁ?超アバウト。だが、本番面白くなりそうな予感。
とりあえずのリハーサルで見えたポイント。
@4人とも特に誰かを中心に合わせているわけではないが、全員なんとなく同じリズムの波に乗っかる事が可能な事。
A今回PAについては、マイクはステージ中央トップにある一本のみ。ほぼ生音のため、自分の位置的にマサトの音以外は聴き取りにくい時がある事。
B向いに座っているよっちゃんは割と変な事(3人が同じリズムで叩いている時にシンバルだけ鳴らしていたり、別テンポ風なフレーズを叩いていたり)をしていた事。
C全員がうまい事。
@とCはある意味かぶっているんだけど、合わせてみる前まではマサトに全員が合わせる感じなのかと思っていたので、別項として。まあ、全員現役バリバリな人達なので、当たり前といえば当たり前だが、やはりみなさん他の音をよく聴いて演奏しています。誰かがキメっぽいフレーズを叩くとすぐに全員合わせる。その辺の判断スピードはさすが。
Aは個人的に進行時の環境把握。聴こえない場合、よっちゃん&マスオ君は手元が見やすいので動きでテンポ&フレーズを把握する事にする。
Bは変化したい時の個人的なキーマンを決めておこうと思って要チェック人物(悪い意味ではありません)を特定。
こんな感じで勝手にポイントは押さえておいて、オープンまでは喫茶店で全員でだべり。ドラム談義かと思いきや、全然関係なく、前の週によっちゃんが新宿2丁目でイベント出演した流れで、主にホモやらゲイの方のお話。全員初対面じゃないんだが、マサトは別として、マスオ君とはドラマー忘年会で年末に話した程度。よっちゃんはDMBQ時代何度か対バンしているのだが、ちゃんと話すのは初めて。しかし話するより先に一緒に演奏してみるというのも、なかなかない、貴重な体験だなぁ。
※ちなみに、ドラマー忘年会とは、年に数回開催されるドラマーだらけの飲み会。元々忘年会が最初だったのが、だんだん忘年会以外の時期にも行われ始めているので、ドラマー飲み会といった方がいいのか?発起人はクハラ君とムロチン。下高井戸にドラマーばかりが50〜60人くらい集まって飲むというあきれたイベントの事。
そろそろ会場に戻ろうかという頃に、マサトが「で、今日どうしようか?」と提案。
で、結局決めた事。
a)演奏はなんとなく小さい音から初めて演奏時間いっぱい(60分弱)好きに叩く。
b)最後10分くらいになったら次に演奏するパーカッション部隊の人達も参加してもらう。
c)遊びに来る予定のムロチン(WRENCH,ABNORMALS etc)も途中で参加させる。
っていうかこんなんでいいのかなぁ?またもや超アバウト。いや面白いからいいんだけど。
開場してから店の前でだらだらしていると、ムロチン登場。元々マサトはムロチンもこのセッションに誘っていたのだが、スケジュール的に難しそうだったので不参加になっていたのだった。そんな経緯で、遊びに来ると分かった段階で、ライブハウスに提出したメンバー表にはムロチンの名前も入っていましたとさ。もちろんパートはドラム。っていうか5人も名前書いてるのに、全員パートがドラム。
さて、そろそろ本番だ。
本番編1へ続く

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