3歳児に思いつきで与えた
【○△■なにができるかな?】という遊びは、保育の専門用語で
「造形遊び」というれっきとした課題なのだそうだ。しかも3歳児に
ぴったりの課題だという。
じいちゃんはそんなことも知らずに「お絵かき教室」だなんて・・・
「お絵かき遊び手伝い見習い」に変更しよう。
でも、いつも子どもたちの成長ぶりを見続けているからこそ、思いつきでも
“ぴったり”といってもらえるんだなと・・・えらそうに・・・
で、自信を持って4歳児には
「ちぎり絵」を課題として与えた。みんながうさぎが描きたいというから、画用紙にうさぎの輪郭だけはざっととってやって、
「白い和紙をちぎって貼ってみよう」とあとはこどもまかせにした。うさぎの周りには何を描いても貼り付けてもいいよということにしておく。
ちぎり絵にしたのは、
手先の動かし方が3歳児よりうんと発達しているだろうと見込んだからだ。
和紙にしたのは、出来上がってから
「なでなで」してみたくなるようなうさぎの毛の感触が現れるだろうと思ったから。
そして出来上がったのがこれ!
こまを貼り付けたり、
雪をふらせたり・・・
「うさぎの耳はピンク色がいいんじゃないか?」
「いやだ、これでいい!」
とても元気な子なのだ、この子。
「雪うさぎ」を知っていたのか、自分の描いたうさぎが
雪だるまに見えたからか・・・雪がふっているところがなんともいえないし、
水色の耳がなんときれいなことか。
これが
【何ができるかな?】で、一番上が
「ゴリラがサンドイッチをたべているところ」だ。その下に
「わらっているひと」と
「こまっているひと」がいる。
これは
5歳児の
紙版画。私が研修会で習ってきたものをセンセーが応用してくれた。
「これ、お父さんにそっくりだなあ!」
「ちがう、わたしだよ!」
こどもの絵をうかつに評価してはいけない。

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