22日、首が危ういと思っていたのに、突然「
和光会本部の
忘年会(早いなあ)に出てください」と言われました。
「え、いつですか?」
「今日、今夜です」
「え、何時からですか?」
「午後7時半からです」
これ、
午後3時ごろ聞いたんです。
ホームページ検討会をぎりぎり7時に済ませて、会場に駆けつけました。
偉い人ばっかり・・・
お医者さんが4人もおられるんです。聖徳学園大学でも場違いだったけど、この日も、その時とは異質だけど、やっぱり
場違いという感じでした。
でも、本部の各課の
若い人もけっこういまして、飲むほどに偉いかたの席からだんだんそちらの方に引っ越して、若返ったつもりで
にぎやかにやりました。
「ああ、呼んでもらえてよかったな」と思うまもなく
お開きに・・・と思いきや、突然
ご指名を受けたのです。
「園長さん、歌をうたってください」
ここで本日急に呼ばれたわけがわかったのであります。こういうことだったのであります。
若い人の中にはギターを弾いて歌をうたうような人もあるのに
なぜ私がというと、何人かの方が
「G5の歌謡漫談」をご存知で、最後は
笑って締めくくろうということにされたからだと思うんです。
「笑う角には福来る」・・・今宵は“忘年会”なのです。
私は「真面目な歌でもいいですか?」とお断りして、
『俺とおふくろの歌』というデュークエイセスのうたを歌いました。まじめといっても最後に
「おかあちゃ〜ん!」と叫んだりして、若い人にはけっこう受けたのですが、どうもそれでは
‘お笑い’にならないというのでしょうか、最後にG5レパの
『小フーガ・ケ短調』のリクエストが飛んできました。
これは
「ブリーフ&トランクス」というグループの歌なのですが、4人のうち2人が
頭髪に問題を抱えるG5にぴったりの歌だと一時評判になって、あちこちでよく歌ったものだから、こういうところで出てきちゃったんですね。
「やっぱり」と思ったでス。
歌詞を聞いてください。
♪ あなたは 髪の毛 ありますか?
はげ パゲ こんなのやーだ
髪の毛 消え去っていく
ハゲパゲハゲパゲハゲハ〜
♪ あなたの 髪の毛 くれますか?
はげ パゲ こんなのやーだ 髪の毛消え去っていく
ぼくたち 髪の毛ない あなたの髪の毛ほしい
それをぼくの頭に植え付け 櫛でとかすのが夢
はげパゲはげパゲはげハ〜 あ〜あ
ちなみにこの曲、
バッハの
『小フーガ・ト短調』のパロディーなのです。
まだ多少髪の毛があって
「それほどでもないよ」と言われているうちは、自分でも面白がって歌えたのですが、近年聞いた人があまりにも
素直に喜んでくれるので、少しく
屈辱を感じてずーっとうたわなかったのですが・・・
歌いましたよ。本日呼んでいただいた
ありがたさを噛み締めながら・・・やっぱりなあ、と思いながら。
だから、あくる23日は
「お口直し」の日にしました。
「私はほんとうは真面目なゲージツカである」ということを証明するためにです。
まず
『湊屋倶楽部・音楽界』、旧尾西市起の「湊屋文右衛門邸」で
バイオリンの演奏を聴き、そのあと、
12月5日のクリスマス会でG5と競演してもらう予定の
子どもたち二人(小学生)のバイオリンの曲決めに・・・一日でバイオリンの曲を20曲ぐらい聴きました。
タイミングが悪く、バイオリンを椅子に置いてのおしゃべりシーンになっちゃったんですが、
古民家での音楽界・・・まさに芸術であります。
このお話はまた後ほどにして、夕方は
「奈良スケッチ」の仕上げをしました。
スケッチに色をつけるだけのつもりだったのですが、引きなおしの効かない
油性ペンできっぱりと線を描いて、
新境地を開こうと思ったのですが・・・結局
建築図面みたいになっちゃって・・・なんでこんなに
事細かに描こうとするんでしょうね。
もうほんとに、
大胆に技法を変えないと、私の絵はこりゃあ死ぬまで
芸術にはなりませんなあ。
ゲージツにもならないかもしれない。
せっかく現場で見たままを描いたのに、建物のつじつまが合わないからと
写真を照合したから、そのときもう
「絵」ではなくなってしまったんですねえ。
今
「油絵を習いたい」と真剣に思っています。

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