ひな祭り前日に悲報を受け取りました。姪が急逝、59歳です。
私の親父にとっては「初孫」、ほんとによく可愛がりました。姉のところへ行くと帰りに車に乗せて家に連れて来る・・・で、自分が仕事で出かけることになると家の者まかせ、結局は私や弟たちが遊んでやることなったものです。そのため私や弟たちにも可愛がられて、教育上はどうだったかわかりませんが、健やかに育っていきました。
後に名古屋に嫁ぎ、一男一女の母となり、その子たちが成長するにつれてなかなか堂々たる母親になっていきました。そして実家の父親がなくなると、残された母親(私の姉)が何かにつけてたよりにするようになりました。
その母親が80歳を過ぎて病身となり、私たちが見舞いに行くと「陽子が来てくれるのが楽しみや」とよく言うようになり「さすが長女」と私たちも納得したものです。
それが、最近見舞いに行った時「陽子が具合が悪いのかしらん、ちっとも来てくれんでいかん」というようになった。「まあ、そのうちに来てくれるで待ってりゃあ」とやりとりをしているところへの突然の訃報。
実は1年も前から困難な病気と闘っていたというのに、何事にも前向きな本人は、母親の体調を気遣って「必ず良くなるからお母さんにはほんとのことを伝えないで」と、自分の兄弟以外には知らせなかったというのです。
母親も長女、似たもの親子、しっかり者親子のやり取りを、私は彼女の弟からある種の感慨を持って聞かせてもらったのでした。
それにしても若い・・・かわいがってやったおじさんを置いてけ堀にして・・・おじさんはちょっと元気がなくなってしまったぞ!
残されたこどもたちはもう立派な社会人、お父さんをしっかり支えていくだろうから心配ないと思う・・・お母さんのことだけは、しばらく見守ってやってほしい。
お式の花を飾ったよ。


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