マスキングってわかります? たとえば「花火」の絵を描く時、花火の細かい点や線をかいてから夜空の色を塗るのが、大変な作業だってことはわかるでしょう? 大変なだけじゃなくで、空がむらむらになってしまう。
そこで花火の細かい線や点を描くところを「マスク」しておいて、空を一面にきれいに描く。しかる後にマスクをはがして線や点を描きこむ・・・という高級テクニックです。
実は「夏休みの思い出」をみんなに描いてもらったところ、花火の絵を描きたい子が苦労していた。その中で「大人の生徒さん」イトーさんが、マスキングを使って美しい花火を描かれた。「これだ!」と思ってさっそく講師をお願いして、みんなに伝授してもらったんです。
私が教えるときと違って、みんな熱心に聞いています。
で、そのマスキングを使って私が描いたのがこれ。
ははは、どこにマスキングの手法を使ったのか・・・全く効果がない。イトーさん、ごめんなさい。この絵は子どもには見せません。
というような中途半端なセンセーをやりながら、家で何を描いているかというと、たとえばこれです。
悲しいですね。ぼくは、本当はもっと真剣に生きようと思っています。

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