子どもたちのために働くのは楽しいが、自分の役回りというものがなんかこうあいまいで、そのために疲れる。したがって近頃休日が少し待ち遠しい。
日曜休日! コンサートだ、G5の散らし配りだ、あれやこれやだ!
木曽川町時代の構想を胸に、あくまでも文化会館の実現に向けて活動を続ける「木曽川文化会館住民ワークショップ」のみなさん。
コンセプトは「市民による市民のための市民のホール」の実現。
市民の文化活動の居城・・・自分たちにしっくりいく規模、自分たちが望む機能、自分たちが運営できるシステム・・・したがって小さくてもいい、いつも市民の熱意と喜びに満ちている、市民の宝物のような場所。
ワークショップのみなさんは、その実現に備えて、手づくりのコンサートを何年も続けて開催しているんです。
(木曽川文化会館の建設は合併協議での約束だから「何年も」というのがどうも気になるのですが、いや、建設のめどがついているということで安心しています・・・建設基本構想策定関係者)
とにかく今回のコンサートが「第43回」ということだからすごい。
その「第43回きそがわふれあいコンサート・飛里京子のテルミンコンサート」に行ってきました。
テルミンという楽器、ご存知ですか?
ロシアで生まれた世界最古の電子楽器(エレクトーンの元祖とも言われます)、2つのアンテナの間に漂う低周波を手でコントロールすると、チェロのような、女性の声のような、妙なる音色が奏でられるという、不思議な楽器です。
コントロールといっても鍵盤があるわけじゃない、どこにも触れるわけじゃない、手を空間にさまよわせるだけなのですからね。
こんな風に演奏します。
右手を垂直のアンテナに近づけると音が高くなる、左手を水平のアンテナから遠ざけると音が大きくなる、アンテナに触れると音が消える。
これを巧みに組み合わせる。そして目に見えない電波を操る。じつに「魔法の手」ですなあ。
私、質問コーナーでこう感想を述べました。
「みんな演奏者の‘魔法の手’に見入ってしまいます。その手にネールアートなど施されて、本当に魔法の手のようにされたらどうでしょう?」
実に俗っぽい提案です。飛里さんはミッキーマウスじゃないんだから・・・
飛里さんはこう返されました。
「参考にさせていただきます。なにしろ主婦兼業ですので・・・」
このお馬鹿なじいちゃんに続いて、同じくG5のメンバーの奥村君が「演奏体験コーナー」に手を上げました。
すぐに理屈をこねたがる方だからヒヤヒヤしたけど、ドレミの音階を作るだけで精一杯、脱帽してすぐに引っ込みました。
木曽川文化会館住民ワークショップのみなさん、素敵な演奏会をありがとうございました。
このあと玉堂記念木曽川図書館に行って、「一宮市博物館所蔵品展・玉堂と琳派」という展覧会を見てきました。
児童館の「木で遊ぼう」という行事でこんな作品を作ったし、アンパンマンのお面もできたし、
まさにゲージツの秋の休日、夜は「ワンピース」を読みながら、安らかに眠りました。(永眠?)

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