町長時代「年中無休24時間営業」というような環境だったせいもあって、
「休み」が権利であるという意識が私には薄い。
児童館は休日ほど利用者が多いため、
5月連休中は職員の休みを補うように出勤した。
畑の野菜が根づくかどうかの心配もあるため、自分としては自然体で通勤していたつもりだ。
結果として、人事課から
「出勤日数が多すぎる、公休数をちゃんと消化するように」という指示があった。
そうか、
「労基法」の問題があるのだ。
いかにこどものためとはいえ、
ジャガイモやサツマイモのために法を犯してはいけないのだ。
水遣りぐらいは休日にやったりしたが、私は日曜日など特に忙しいほうなので、キュウリの害虫をとったりまではむつかしいなあ・・・
でもいいか! もう野菜たちもそんなに手間がかからなくなるんだ。
ということだから、
日月休みを徹底することにしよう。
ということで、ある月曜日、
自宅の庭の芝刈りをした。
新鋭人力芝刈り機を導入した。
狭い庭だからこれまでハサミでチョキチョキやっていたのだが、これは思い切った投資であり、改革である。
すばらしい、気持ちよく刈れる! このカッコいいこと!
幼いころ
「アメリカのお父さん」にあこがれていた。
見たこともない芝生の庭を、見たこともない金髪碧眼の大きなお父さんが、見たこともない芝刈り機とやらで刈る姿・・・
どうだ、それが今、
日本の我が家で実現したのだ!
ほら、お父さんの影が!
この感激を忘れずに、女房殿の決断によって導入された芝刈り機を大切にしよう。
きれいに洗って収納。
何でこの写真を掲載したかというと、この
階段の煉瓦は
私が積んだものであり、日陰は
私が育てた
藤棚のものであり、左中ほどに転がっているのは
私がもらってきた
ソース壷だからである。
そんなことより、今日からこの
展覧会が始まるんだ。
この展覧会のために描くことはできなかったので出品をためらっていたが、
寺西先生が
「とにかく出しゃあ」とおっしゃるっもんだから、、この際アメリカでスケッチしてきた
「氷河」の絵を出すことにした。
芝生の庭とともに‘日本では見たこともない’氷河!
とてもそのスケールを描ききれるもんじゃないが、私だって一生懸命描いたんです。
みなさん、お暇なら見にきてやってください。
それにしても寺西先生、精力的だなあ。最近、
「あんた、はよ油絵やりゃあ! そのためにいっぺんぐりゃー教室にいりゃー!」
とよく言われるんです。
児童館の野菜がちゃんと育ってからとも言えんし、困ったなあ・・・

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