インターネットの世界に今一歩入りにくいと感じる理由。
北アフリカなどでのインターネットによる「大衆蜂起」が盛んに報じられます。
「ネット革命」と賞賛されます。
確かに「声なき声」が声になってある力になる。そして爆発する。
これはこれまでの歴史になかったことで、驚くべき現象です。
気になるのはその先で、革命は成就するのか?何が生み出されるのか?がまだ見えてこないこと。
今、G5では本多路津子の『一人の手』という曲を、男声4部に編曲して歌っています。
♪ 一人の小さな手 なにもできないけど
それでも みんなが手と手を合わせたら
なにかできる なにかできる
♪ 一人の小さな声 なにも言えないけど
それでも みんなの声を合わせたら
なにか言える なにか言える
とてもいい歌で、歌っていて元気が沸いてくるんですが、
それでも今のところ「何か言える」「何かできる」なんですね。
問題はその先で、例えば新しい政治体制を「つくる」ということは、「こわす」ということよりうんとむつかしいことのように思えます。
私も小さな「政治」を担ってきましてね。これでも苦労したんですよ、12年間。
合併を推進した結果「失職」したのですが、一人だけ私に、
「ここまでやってきて、あとは放り出すのか」
と、静かに言った人があります。一瞬ドキッとしましたねえ。
ネットの力はまさに「破壊的」です。すごい!
でも、あとどうするか?というときに「ネット」がどう作用していくのかがよくわからない。
ハシモトさんのパワーというのが、ネットパワーにダブルイメージしてくるんですが、
まったく的外れなんでしょうかね?
ネット未経験者はこんなもんです。
お化け屋敷に入ろうかどうしようか迷ってるみたいなもんです。
どなたか、お化け屋敷の楽しさを教えてください。
私、小さなネットは大好きです。
木曽川町の「地域福祉ネットワーク」では‘顧問’を勤めています。
広がってもせいぜいこんなところでしょうか。
なんと瑞穂市まで行って歌ってきたんです。
西濃を中心に活躍している音楽関係者から「ぜひ応援してくれ」といわれて、
合唱のメンバーになった・・・させられたんです。
私は日本人には少ない「低音」の持ち主ということになっていて、
いざとなるとあちこちから声がかかるんです。
「いざ」というのは大方「男声が足りない」という単純な場合なのですが、
みんなたくみに誘うんです。
「山口さんの声がほしい」
「やはり山口さんの声がないと」
で、のこのこ出て行くと、
「会費をください」
例外はないですね。
合唱団というのは恐ろしいところなのです。
ミュージカルやオペラに個人で出演というときは少し違う場合もありますが、
合唱団は恐ろしい。
でも、楽譜をなくしてしまったおかげで、本番ではり・チェン先生の指揮を真剣に見ながら歌うことができました。
リ先生が私のほうを見て「もう少し声を出して」というような合図をくださったり、
「OK]という感じでニッコリ微笑んでくださったり、
うれしかったですねえ。
無理やり呼ばれて、会費を払って、ガソリンを撒き散らして瑞穂市・大垣市まで練習に行って・・・それがちゃんと報われるんですねえ。ネットのすばらしさです。
もう一つのネット、わが町内、です!

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