デカブログ―２

保育園に行くのを遅らせて、「尾張一宮観光文化検定協会」の‘検定会議’に出席することにしました。
会場は「湊屋文衛門邸」です。

「することにしました」なんて役員さんたちに失礼な言い方だが、脳味噌の回転速度が落ちてきているので、保育園の業務に追われているときなど、ほかのことが地平線のかなたの事のようにかすんでしまうのです。

今日は、かすまなかった。
この写真のおかげです。



これこそ「和光会・笑顔写真コンテスト」で見事特別賞を取った作品なのです。

どこが「作品」だ！・・・？

トイレを背景にした大胆な構図、女性をして恥ずかしいと思わせないカメラアイのやさしさ、職員用のスリッパが少しずれておいてあるところまで、すべて計算しつくされている。

園児の評は、

「○○センセー、かわいい！」

一人として「不気味だ」とか「ゲッ！」とか言いません。

これを作品といわずして何を作品というのでしょうか？
それが証拠に「空気清浄器」がもらえたではありませんか。

問題は、この写真に“肖像権云々”が適用されるかどうかです。

そんなことよりこのメイク（？）七夕の織姫のお母さん用なのです。
こちらの方が問題かもしれませんなあ。

日差しが暖かくなってきたような気がする。

案の定、みんなお散歩だ。
事務所の窓から

「いってらっしゃーい！」

というと

「いってらっしゃーい！」

という返事が返ってくる。小さいのも行くんだ。
４，５歳児は岐阜駅前の４３階建てまで行くと言う。なんというビル名だったかなあ？

とにかく元気がいい。陽気と相まってインフルエンザや胃腸風邪も乗り越えそうだ。

私は、明日の「和光会誕生会」に間に合わせるために今日中に描かなければいけない、センセーの似顔絵を描くことにする。

今月は２名だ。といってもただ描けばいいってものじゃないので苦労する。とにかく似てなきゃ似顔絵じゃないんだから。

遅れて来園してお散歩にいけなかった園児が、しばらく事務室で遊ぶ。

描きかけの絵を見て、

「○○センセー、こわーい！」

という。輪郭を描いて肌の色を塗ってまだ目玉や眉毛が描いていない顔の絵、しかもニコーッと笑っている。私が見てもこわい。

「今はこわいけど、もうすぐかわいくなるからな・・・大変だけど」

聞いていた職員さんが「ふふっ」と笑う。

奮闘努力の挙句、なんとか間に合わせたのがこれだ。

「ほら、かわいくなったろう？」
「うん！」



もうすぐ春かもしれない。