木曜日夜は岩倉ミュージカルの練習日。
仕事を終えて家に帰ったのが7時過ぎ、さて楽譜を持って練習に・・・というところに電話が鳴った。(正確に言うと‘響いた’・・・男の矜持(?)として私のケータイは常にマナーモードだからだ、ははは)
「エンチョーセンセー、ロッカーの鍵がかかっていません!」
遅番のセンセーが施錠して帰ろうとしたら、という事態だ。
私はまことにエンチョーらしく答えた。
「私が取って返して鍵をかうから、帰っていいよ」
ちなみに鍵を「かう」は尾張(美濃)弁だ。東京弁では鍵は「かける」という。
そんなことより、えらそうなことは言ったけど迷ったねえ。
練習は7時から9時まで。保育園まで行って鍵をかって岩倉に駆けつけると、8時40分頃になる。練習の残り時間は20分。
練習優先で終わってから保育園に駆けつけて家に帰るとおそらく11時・・・
自然に足は保育園に向いた。
脳の表面は“3〜4時間のうちに何かあったらどうする”
脳の深層は“腹が減った”
つまり脳味噌全体が「岐阜へ」と指令を出したのだといえる。
鍵は3人しか持っていないから、そのうち1番遅く帰るものが気をつけなくちゃいけないのだ! それにしても電話をくれたセンセー、ありがとう。
金曜日は私の混濁した脳味噌のおかげで、スケジュールが重なって大慌てをした。
ちゃんと確かめもしないで、実習生の成果の発表を「10時」と受け、次の実習希望者が見学に来るというのを「10時」と受け、業者さんが“幼児教室”のデモンストレーションをやりたいというのを「10時」と受け・・・
「10時だよ、全員集合!」と事態になってしまったのだ。まあ、私だけが混乱して走り回っていただけだから良かったようなものの、まさに‘中途半端を絵に描いたような’であったなあ。
そして午後、主任さんが「1時半から打ち合わせですからね」というのに「はい」と返事をした直後に、業者さんが「1時半のお約束の見積もり打ち合わせに参りました!」・・・
参ったのは私の方であった。
またこの日、保育園の‘用務’(私の園長としての最大の仕事)を手伝ってくれる職員さんの初出勤日。カーマホームセンターに買い物に行ってもらったり、園庭のツリーハウスの補修をしてもらったり、草むしりの手引きをしたり、高いところのゴーヤをとってもらったり・・・
なかなかテキパキとやってもらえるので、「エンチョーのやることなくなっちゃうんじゃないか」と、なんとなく先が見えるような気がしたり・・・
ところが「運はわれに味方せり!」というか、その職員さんが帰った後で、
「エンチョーセンセー、お部屋の電気が暗くなりました!」
倉庫を見てみたら蛍光管が品切れだ。それ行け!とばかりにカーマホームセンターへ行って「10月6日まで特別安値!」という蛍光管を1箱買って、引き戸レール補修用の釘も買って・・・
脚立に乗って蛍光管を取り替えて、パッと明るくなった瞬間生きがいを感じたりして、相当疲れて、それでも「一宮市民体育祭」の打ち合わせ会議に出て、かなり疲れて家に帰ったら、食卓に花が咲いていた!
ご近所からもらったのだそうだが、これ「花オクラ」なのだそうで、生でも食べられるけど、水に浸すと右の皿のようになんとなくシナーっとなって、おひたしにしてこうやって食べるとうまいのだそうだ。
左がその「花のお浸しとおなじみのオクラの実にみょうがを添えてみました」という一品。
左はこれも珍しい沖縄みやげの「へちまと島豆腐の煮付け」である。
さてその花、お浸しにして食べる理由が分かったね・・・ぬるぬるというかネバネバというか、さすがオクラ!という感じがいいのだ、健康にもよさそうで。
明日の朝、どうな風に咲いているか見てこよう。
ま、明日の朝はどうでも、この日の騒ぎは「食い意地」でしずまったのである。

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