こんなことを紹介していいのかどうか?
偶然の流れの中で私が
火災現場で撮影した写真が
中日新聞に載り、その結果意外にも
「感謝状」というものをいただくことになったのです。
火事場の写真を撮るなど、
人の不幸を喜んでいるように思われるのではないかと
罪の意識を感じながらのことだったので、こんなの載せると
バレバレだなあと思いながら、初めてのことなので記録しておきます。
11月11日の明け方のことです。その日のうちにブログに掲載しましたが、木曽川町で
民家3棟消失という大きな
火災がありました。
町長時代には火災が発生すれば夜中であろうと雪が降っていようと
現場に駆けつけたものでした。駆けつけたといっても何かの役に立つわけではなく、ある現場ではホースにつまづいて消防士に笑われたり・・・結局邪魔しているだけという有様でしたが、鎮火後整列した消防団に向かって
「ごくろうさん!」と敬礼し労をねぎらうことが、役割といえば役割でした。
ある消防団員が「今年で消防団を辞めようと思ったけど、
町長ががんばってござるでまあ1年やる」と言ってくれたこと、忘年会である団員に「ええ体格やなあ、腕が太い!」と言ってほめたら、「
町長も腕太いがね」とほめ返してくれたことなど思い出します。
そんなことから今でも
サイレンが鳴ったら足が現場に向くというわけで、その日は空が明るくなり始めていたので途中で引き返してカメラを持って出かけたという次第なのです。
ちょっと気が引けながら、それでも
火の勢いに引き込まれるように何枚かの写真を撮りました。
・・・それを
新聞関係の人が見ておられて、ニュース写真として新聞に載ることになったと言うわけなのです。この写真です。
被災されたみなさんには申し訳ないけど、
人生長くやっているといろんなことがあるというお話です。

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