次の日は、夕食に民族楽団をよんで、大いにボヘミアのムードに浸ろうという趣向。
こちらにはバイオリニストが二人いる。それにしてもジプシー音楽はすばらしい。
バイオリンとティンバロとコントラバスという編成だが、なぜか日本人の私の心に響くものがある。こちらのバイオリニストとのチャルダッシュの競演は、心をふるわせてくれたなあ。
そしてそれよりうれしかったのが、軽快な舞踊をみせてくれていた踊り子が、突然私を指名して踊ってくれたこと。指名といってもわたしの名前はチェコではまだ知られていないから、なにかの偶然だろう。その子のおじいちゃんと似ているとか。何でもいい
私まで軽やかに踊れてしまって、手の中でクルクルクルクルまわるんだから・・・
おじいちゃんといえば、プラハ城の門番さんと入れ代わり写真を撮っていた保育園児の集団がいたっけ。沖ノ橋の子たちを思い出して、ホテルに帰ってから保育園に電話をした。ホームページのことや7月の行事についてなど、園長としてあくまで仕事的に指図などしたりして。

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