只今午前6時、スッキリしないが、空が昨日までよりは
明るくなってきた。
屋上にプールを備えたのに、園庭にも小プールを置いたのに、
雨雨あめ・・・。
7月8日、窓外の雨を無視して、遊戯室で
『プール開き』を決行した。もともとプール開きは、
「水と仲良くなって元気に夏を過ごせますように」「ルールを守って楽しくプールあそびができますように」と祈る
“儀式”であるからして、プールサイドでなくても成立するのだと、職員一同勝手に解釈したわけだ。
なんとなく
スッキリしないこどもたちの表情をよそに、職員一同大いにはりきった。
「スイミングガールズ」だそうである(ガールズ・・・)。水色の布、ゴーグルに鼻栓、ラインダンス・・・そのうちにひっくり返って足を
ヌッと出したところで、「ア、
シンクロナイズドスイミングだ!」と大人にはわかる仕掛け。
こどもはというと・・・前の二人の
「あ然」とした表情を見てほしい。
と、人のことを言えないところが、私の、なんというか、致命的な欠点である。
私はこどもたちを水から守る
「仙人」の役を演じた。いや、演じろとセンセーたちに
命令された。つまり、仕方なく引き受けたというわけである。
まことに情けないというか・・・しかし、さっきのなんとかガールズとちがって、私はりっぱに
役割を果たしたのである。
ほら、こどもたちに
「プールでのおやくそく」をさせている。さすがエンチョーという一こまではあった。
さて、こどもたちの
プールあそびへの期待は盛り上がった。なにせ
「屋上プール」である。あとは
お日さまだけだ。
しまった、仙人として
お天気のことをお祈りするのを
忘れた・・・。

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