母体法人
和光会の計らいで、
卒園予定児のために
「思い出ランチ」と
「思い出茶会」が続けて開催された。
【思い出ランチ】
和光会ケアハウスの
「地域交流スペース」は、中庭に臨みシャンデリアと自動演奏ピアノ付きというおしゃれな場所。普段は入所者と家族ほか外部の人たちの交流、たとえば
「寺田ガーデン祭・音楽会」などが開催される。つまり、主役はお年寄りということになるが、今日ばかりは18人の
保育園児が、主人公然としてテーブルを占拠する。
和光会の栄養士さんと岐阜女子短大の学生さん、合計10人ものエスコートで、
本格的フランス料理を、マナーとともに味わおうというもの。
こどもたちの反応はまちまちである。
「このあかいのなに?」
「シャンペンだ」
「シャンパンだよ」
「どっち?」
「両方とも正しい」
「なんで?」
「なんででもいいんだ」
「おかわりしてもいいの?」
「いかんよ、よっぱらうよ」
「酔っ払いはしないけど、1杯だけだ」
というやり取りの間も、食べ物はなかなか出てこない。なんせ
「本格的」フランス料理だ。「待ってる間は
楽しいおしゃべりの時間だ」とわかったようなことをいってみたが、こどもたちの意識は食べ物を離れない。
やっと出た! 栄養士さんが「
1番外側においてある
ナイフ、フォークを使って、最初の
オードブルをいただきます」と説明してくれる。さあ1番外側というのが問題だ。両側に並んでいるのだが、
右側の外から順番にと解釈するものもある。見ていて「なるほどな」と思う。
さて、ナイフとフォークの持ち方を教えてやろうと見回してみると、栄養士さんの努力もむなしく、
手づかみでとっくに召し上がっているのがいる。
と、圧倒的な体格を誇る園児が、非常に
落胆した様子でうなだれている。「どうしたんだ?」と聞いても悲しそうに黙っているだけ。
わかった! 本格的と聞いて
ドバッとご馳走が出てくるものと期待していたら、出てきたのが
可愛らしいオードブル・・・これで全部かと・・・思ってしまったのだ。俺は何をはしゃいでここまで来たのだろうと、
自分が情けなくなったんだよなあ。
まあこんな調子で、園児語録を載せようと思えば切りがないが、実は
「全国男声アンサンブルコンテスト」出場のため、これから
兵庫県三田市に向かわなければならない。
「思い出ランチ」の写真は手違いで間に合わなかったので、まず、その後19日に行われた
「思い出茶会」のスナップを載せておこう。解説は、
G5がコンテストで優秀な成績を挙げてからということにする。(挙げられなかったらどうしよう?)
高貴な茶の紋付袴に身を固めた男性・・・専門用語で
「おしょうきゃく」という。茶碗を二周り半まわしたら、正面があっちに行ってしまったりして大変だったが、写真では実に堂々としている。
では、行ってきます!

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