障害者通所施設「きそがわ作業所」の
新年会に今年もお招きいただきました。とてもうれしくて、私としては珍しく
15分も前に到着しました。
玉ノ井「堤内」の町有地に建設された
第2作業所が会場。
町長時代から建設促進に努めてきた施設だけに、作業所の仲間たちの最新の様子が知りたくて、いそいそと出かけたわけです。
恒例の
「成人のお祝い」では、振袖やスーツに
ドレスアップした7人の仲間が胸を張って勢ぞろい。喜びの表情がなんとも言えなかったのですが、それぞれのお母さんが
わが子との20年を語られるときは、少し雰囲気が変わりました。
お母さんたちのお話、
印象的でした。あるお母さんは強くきっぱりと、あるお母さんはしみじみと語られる・・・
共通する言葉は「親子の絆の強さ」、そして暖かく見守り、力強く支援の手を差し伸べてこられた人々への
「ありがとう」です。
語られるのは
「真実の言葉」・・・真実は心を打ちます。さすがの私も(何がさすがだか分かりませんが)恥ずかしながら
「目からおもらし」してしまいました。ところが、お母さんが涙ながらに語られるのを見て、その息子さんが
「ガンバレッ!」と叫んでしまったとき、私、思わずプッと
笑ってしまったのです。
人間ができていない! でも、あまりにほほえまし過ぎて・・・。
そんな私の来賓挨拶
「お正月、成人式、おめでとうございます。
“おめでたい”ってどんなことだと思いますか? 私はみんなが
笑顔でいることだと思います。笑顔ってことは、
みんなが幸せだってこと。でも
今の日本、
みんなが幸せでいるのが難しくなりました。誰かが
ムチャクチャ儲ければ、日本中が幸せになれると言われていたのが、どうも間違いだったのではないか。だったらこの際、もっと大勢の人々が幸せになれる方向に
舵を切りなおしたらどうか?」
なんて、分かったようなことを言って・・・私の場合は「真実」とは言い切れないから、受けなかったですねえ。でも、最後に気を取り直して、
「私今、
保育園の園長さんをやっています。
小さなこどもたちとそのお父さんお母さんの
幸せのために、一生懸命働きます。」
と締めくくりました。真実とはいえないまでも
「事実」だから、
「マイッカ!」ということにしました。
最後に仲間たちといっしょに楽しくマジックショーを見て、おいとましました。
川風も今日ばかりは
暖かく、
いい新年会でした。
わざわざメールをいただいた
「ねっこの会」の岩田さん、ゆっくりお話できなくて残念でした。あのあと、私の
「リフトカー」を高齢者介護の友人にお貸しする約束をしていましたので、悪しからず。

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