おおむね
良いお天気続きである。空気は乾き切って、各地で火災が相次いでいる。
わが
頭の皿も保湿に難儀しているが、園児たちにとっては、お天気が何よりのようだ。
時には
給食を廊下に持ち出して
「オープンカフェ」としゃれ込む。サンサンと陽が差し込み、まさに
小春日和を満喫している風だが、掃除機を立てかけた突き当りの風情がなんともいえない。布団入れはまさに
天然乾燥機である。先生たちも
幸せそうだ。
こうやって至福のひと時を過ごした後は、ちゃんと
ご用を済ませてお昼寝である。このとき、一人二人落ちこぼれて、事務室に
「園長しぇんしぇい!」と訪ねて来る。
このままのカッコウで、だ。
いつだったか、車の中に忘れ物をして
駐車場まで取りに行くために玄関を出ようとしたら、この人たちが数人で
「いってらっしゃーい!」「しゃようならー!」と見送ってくれた。せっかくだからすぐ帰るからとも言えず、じいちゃんは
駐車場で少し時間をつぶしてから園に戻った。
園長先生は疲れるのだ。

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