
はたらくくるま
おかげさまで病から復帰。
徐々に日常に戻るように、日常の胃に戻るように
体力取り戻しながら・・・
なんて思えてたのは復帰の朝までで、
いつもの活動量の日々がドンと待ち構えており、
縮こまってた胃袋も生きる分しかなかった体力も
分ごと日ごとにものすごい勢いで戻っていった。
子馬が生まれてすぐに自分が生きるために立つ、
という仕組みがあるように、
あたしにも迫り来る時間や弱い自分に襲われないよう
立ち止まらずにすぐに行け、みたいのがあるのかしら。
十分、あっという間に今のところに来たよ。
わかりかけたこともわからなくなるくらい
また次の朝がきた。寒い。

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