2013/6/29

裏切りのサーカス  サスペンス

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監督:トーマス・アルフレッドソン
出演:ゲイリー・オールドマン
2012年 イギリス、フランス、ドイツ合作

評価:★★★☆

最近、作品のレビューをすっかりさぼってしまっていたが、かなり溜まってしまったので少しずつ書いていくことにする。

007が所属していることになっているイギリスの諜報機関「MI-6」(通称:「サーカス」)内の二重スパイ「もぐら」を元幹部のスマイリーが捜索する重厚なサスペンス・ドラマ。

まず、登場人物の人間関係が複雑なのと色々なロケーションで出来事が起こるので、私の頭ではこの映画の魅力は分からなかった。wikiなどを見ながら2回目を見たところ、この映画の面白さを発見することが出来た。興味がある方はじっくりと研究して欲しい。

主演のスマイリー役はゲイリー・オールドマン。「レオン」に出演のときは、あまりのキレっぷりに凄い個性派が登場したと思ったが、「ハリー・ポッター」シリーズで重要なシリウス・ブラックや「バットマン」で堅実な役を演じて、なかなかの味わい深い俳優になってきた。

スマイリーの下で行動する「MI-6」の職員ギラム役のベネディクト・カンバーバッチは最近はまっている海外ドラマ「シャーロック」でホームズを演じていたので、すぐに分かった。

監督はヴァンパイア映画「ぼくのエリ200歳の少女」のトーマス・アルフレッドソン。
この監督の作品はこん後も期待出来そうなのでチェックしよう。
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2012/7/22

ドラゴン・タトゥーの女  サスペンス

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監督:デビッド・フィンチャー
出演:ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラー
2012年 公式サイト

評価:★★★☆

2009年スゥエーデン映画「ミレニアム/ドラゴン・タトゥーの女」のアメリカ版リメイクで原作は自作の大ヒットを見ずに亡くなったスェーデンの作家スティーグ・ラーグの小説である。

36年前に失踪した少女ハリエットを探してくれと大富豪のヘンリックに頼まれたミカエルは背中にドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカーのリスベットを雇い捜査にあたるのだが・・・。やがて判明した真相は恐るべき内容だった。

失踪した少女ハリエットが残した聖書に関連するメモをもとに、主人公と見たものを一瞬で記憶してしまう天才ハッカーのコンビが解決していく展開がなかなか良い。

オリジナルと比べて、フィンチャーっぽいアレンジがされており洗練された感じがする。また原作にはない過去のトラウマにより心を人に開かないリスベットがミカエルに対して少しずつ信頼感を増していくことが伝わる場面もいくつか増えている。

レッド・ツェッペリンの「移民の歌」のカバー曲から始まるオープニング・タイトルが凄く格好良い。

原作は三部作となっているが、フィンチャー監督の続編もぜひ見てみたいものである。
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2012/4/30

姿なき脅迫  サスペンス

「ジョン・カーペンター特集B」
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監督:ジョン・カーペンター
出演:ローレン・ハットン
1978年

評価:★★☆

ロサンゼルスのTVディレクターになることを夢に転職を希望していた女性リーはロサンゼルスに引っ越して就職が決定する。同僚のソフィーとも仲良くなり、バーで知り合った哲学を学ぶ男とも恋人となり順風満帆な生活が始まると思っていたときに謎の脅迫者からの執拗な嫌がらせが始まる・・・・

ジョン・カーペンターが「要塞警察」の次に手がけたTV向けムービー。ヒッチコック監督のサスペンスを意識した作りで冒頭から「裏窓」を想像させるような雰囲気である。

「暗闇にベルがなる」「夕暮れにベルがなる」などに倣い電話が効果的に使われている。また、ヒロインの後ろを横ぎる男の影など本作で培ったサスペンス演出が次の「ハロウィン」に活かされているように見受けられる。

ラストは唐突すぎて、?マークが頭で点灯した。途中までがなかなか緊迫感があったのでもう少し作りこんで欲しかった。

ヒロインのローレン・ハットンは「アメリカン・ジゴロ」や「ゲイター」などのヒロインを演じているわりかし美人な女優だ。
カーペンターの元妻であり「ザ・フォッグ」「ニューヨーク1997」に出演していたエイドリアン・バーヴォーがヒロインの同僚ソフィー役で出演している。

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2012/4/30

要塞警察  サスペンス

「ジョン・カーペンター特集A」
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監督:ジョン・カーペンター
出演:オースティン・ストーカー、ダーウィン・ジョストン
1976年

評価:★★★

2012年ゴールデンウィーク特集のため2009年6月のブログに加筆。

武装したストリートギャングに娘を撃ち殺されたアイスクリーム屋は反撃を食らわし警察署に逃げ込むが、そこには警部補になったばかりの黒人警官ビショップとわずかな人員しかいなかった。
ギャング達はその警察署にも攻撃を仕掛けてきた。誤送の途中にたまたまそこの警察署に拘留されていた凶悪犯ナポレオンとビショップはタッグを組み、消音された銃で攻撃をしかけるギャングたちに抗戦する・・・

ジョン・カーペンター監督の「ダークスター」に続く作品。
西部劇のマニアであったジョン・カーペンターが「リオ・ブラボー」などの西部劇のイメージで作成した映画。

ギャング達がサイレンサーつきの銃でびしばしと警察署に向けて攻撃をしかけてきて立てこもった仲間たちが次々に倒されていくところが怖い。ギャング達はわらわら沸いて出てゾンビのようでもある。
また、少女がアイスクリーム店でギャングに撃たれるシーンの演出がショキングである。

TVでは1980年2月14日にTV東京の木曜洋画劇場で放送され、この時の吹き替え版がDVDに収録されている。ナポレオンの声を先日亡くなった青野武さんが吹き替えている。

2005年に「アサルト13 要塞警察」としてリメイクされている。
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2012/3/11

ゴーストライター  サスペンス

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監督:ロマン・ポランスキー
出演:ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン
2011年 公式サイト

評価:★★★★ おすすめ。

主人公(役名ゴースト・ライター)は、事故で亡くなった前任者の代わりに元イギリス首相のアダム・ラングの自伝を執筆することになる。アダム・ラングの住むアメリカに渡り、インタビューを続けるがアダム・ラングがアメリカに捕虜を違法に差し出した嫌疑で告発されることになる。これはゴーストライターが巨大な陰謀に巻き込まれる端緒であった・・・

ロマン・ポランスキーといえば「ローズマリーの赤ちゃん」「吸血鬼」「ナインス・ゲート」といったホラーから「テス」や「戦場のピアニスト」「オリバーツイスト」といった文芸ものまで手がけるベテラン監督である。

本作はポランスキー監督が良く練られたストーリィの大人向けのサスペンス映画である。
主人公の役名はゴーストライターとなっており、具体的な名前がついていない。彼が前任者の不審な死に疑念を抱き、前任者の足跡を追体験していく演出が素晴らしい。

前任ジェームス・ボンドことピアース・ブロスナン、「マネキン」のキム・キャトラルなど出演者も豪華である。

本格サスペンスを楽しみたい方にはオススメである。
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2012/2/8

アウェイク  サスペンス

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監督:ジョビー・ハロルド
出演:ヘイデン・クリスチャンセン、ジェシカ・アルバ
2011年

評価:★★★

父親からの莫大な遺産を受け継いだ若き経営者のクレイは、秘書のサムとの恋仲を母親に話せずにいた。またクレイは心臓欠陥を抱えており友人で心臓医のジャックからは早く打ち明けて結婚した方がいいとすすめられていた。サムから結婚をせまられたクレイは、母親の反対を押し切りサムと結婚する。やがてドナーから心臓提供の連絡が入り、手術を友人のジャックに任せるのだが・・・

手術中に麻酔が切れてしまい、意識が戻ったが体が動かせなかったということは想像するに耐えられない。スティーブン・キングの短編「解剖室」にもそんなエピソードがあり、そういう話を想像していたのだが違った。
予想を上回る展開に伏線がはってありなかなか楽しめた。

主人公は若き日のダース・ベイダーを演じたヘイデン・クリスチャンセン。恋人のサムにはジェシカ・アルバ。主人公の母親役で「蜘蛛女」で強烈な印象を残したレナ・オリンを久々に見たがなかなか味のある役だった。
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2012/1/29

アリス・クリードの失踪  サスペンス

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監督:J・ブレイクソン
出演:ジェマ・アータートン、エディ・マーサン
2009年 イギリス

評価:★★★

富豪の娘アリス・クリードを誘拐したもと刑務所仲間ヴィックとダニー。全てが計画的に用意された完璧な計画だったのだが・・・・

出演者が誘拐された女性と誘拐犯2人の3人だけながら巧みなストーリーテリングで予想外の展開で観客を飽きさせず、これだけのドラマを作り上げた新人監督の手腕は評価できる。
後半の失速がちょっと残念であった。

監督は本作で初監督のJ・ブレイクソン。同じくイギリス出身のダニー・ボイル監督の初期作品の犯罪劇「シャロウ・グレイブ」を彷彿する内容でダニー・ボイルの再来と評価される。


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2012/1/20

赤ずきん  サスペンス

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監督:キャサリン・ハードウィック
主演:アマンダ・サイフリッド、ゲイリー・オールドマン
2011年

評価:★★☆


閉鎖的な村で美しく育ったバレリーは親が決めた婚約者である裕福なヘンリーよりも、貧乏だが幼馴染のピーターを愛していた。ある満月の夜、バレリーは姉を狼に殺されてしまう。村人たちはハンターのソロモン神父を雇うが彼はかなりの曲者であった・・・・

前半は眠くなってしまったが、後半は狼男は誰だ?といった謎解き的な展開になるのでまあまあの内容であった。
本作で一番良かったのは先日見た「クロエ」に引き続き、主演アマンダ・サイフリッドの美しさである。(昔のミッシェル・ファイファーのような猫系の顔立ち)。また、雪の中に真っ赤なずきんが映える映像も綺麗だった。

「レオン」の名悪役であったゲイリー・オールドマンも本作では悪徳神父役で登場しており久々に映画で見た気がする。

なぜかレオナルド・デュカプリオが製作の一人である。

監督は「トワイライト 初恋」の女性監督キャサリン・ハードウィック。どおりで映像の雰囲気が「トワイライト」シリーズと似ていると思った。
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2012/1/9

ロスト・アイズ  サスペンス

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監督:ギリュエム・モラレス
出演:ベレン・ルエダ
2011年 スペイン

評価:★★☆

双子の姉サラの自殺を疑問に感じたフリアは、病気で目が見えなくなっていたサラの死の真相に謎の男の存在を感じる。その男を追いかけているうちに、フリアもサラ同様に目が見えなくなりつつあった・・・

過去にもオードリー・ヘップバーンの「暗くなるまでまって」やミア・ファローの「見えない恐怖」、最近では「ブラインドネス」など見えなくなることに対する恐怖映画があった。見えなくなることはとても怖い。私もかつて目の病気ではないかといわれて精密検査を受けたことがあった。結果、問題なかったのだが、かなりドキドキしたものだ。
途中まではなかなかスリリングの展開だった。後半の真相部分にもう少しひねりがほしかった。

主演は傑作「永遠のこどもたち」でも哀しき母親役を演じたベレン・ルエダが演じている。製作はギレルモ・デル・トロが手がけている。
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2011/11/16

アンチクライスト  サスペンス

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監督:ラース・フォン・トリアー
出演:ウィレム・デフォー、シャルロット・ゲンブズール
2011年

評価:★★★

外では雪景色の中、セックスにいそしむ夫婦。その間にベビーベットから抜け出た赤子が窓から落下していく・・・。やがて、絶望が夫婦に訪れる。夫は精神科医で、打ちひしがれた妻の治療を始めるのだが。

カンヌ映画祭で上映され、シャルロット・ゲンブズールが主演女優賞を受賞する中で審査員からはあまりの内容の過激さに酷評を受けることとなる。

冒頭のシーンは夫婦が愛のいとなみをする中で赤子が落ちてくという絶望的な内容なのだが、モノクロのスローモーションの映像の中、ヘンデルのアリア「私を泣かせてください」が流れ美しいシーンとなっている。
また、風景を切り取ったような森の遠景の映像に小さく写った人物がスローモーで動いていくのは絵画のような美しさの場面もある。
その反面、窓に一瞬映る悪鬼のような顔など悪夢的な映像がところどころインサートされ、ゾッさせられるところは、さすが「キングダム」シリーズの監督だと思った。

本作は題名からも分かるようにキリストの物語に対するアンチテーゼ(反意)となっている。
キリストの降臨を知った東方の三賢者(メルキオール、カスパース、バルタザール※「エヴァンゲリオン」の巨大コンピュータ「マギ」の3つの人格のネーミングとしても知られているが)に対となる、赤子を引きずるシカ(=絶望)、腹を割かれたキツネ(=苦痛)、羽を折られたカラス(=絶望)の3動物(=3人の乞食)が登場する。

主人公の夫婦は妻が「エデン」と呼ぶ森の中の山小屋へ行き、治療を続けることになるが、かつて妻がその山小屋である研究論文を書いている時の衝撃的な真相を知ることになる。そして、ネタバレになるので書かないが後半で夫婦は凄いことになってしまう。(あまりにも過激なので、カンヌの上映会では4人が失神したそうだ。不快に感じる人も多いであろう。)

見終わった後も理解できず、頭の中が??になってしまい、デビッド・リンチ作品に通じるようなすっきりしない思いが残ってしまった。

監督は海外TVドラマ「キングダム」シリーズで病院を舞台に悪夢世界を描き一躍有名になったラース・フォン・トリアー。「奇跡の海」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグヴィル」など主役の女性が受難に会う映画を撮り、俳優に過酷な演技を強いるのでも有名な監督である。※「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を劇場で見たときはあまりの救いのなさに絶句した。

主演の夫婦役は「プラトーン」「スパイダーマン」「処刑人」のウィレム・デフォーとジェーン・バーキンの娘、シャルロット・ゲンブズールで過激なシーンに体当たりの演技を見せている。
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2011/10/30

インランド・エンパイア  サスペンス

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監督:デビッド・リンチ
出演:ローラ・ダーン、ジェレミー・アイアンズ
2006年 アメリカ・ポーランド

評価:★★★

ハリウッド女優のニッキーは、ある映画の主演をつとめることなるが、この映画は主演の男女が謎の死をとげた「47」という映画のリメイクであった。やがて、ポーランドでの出来事やウサギの物語などが交錯していく・・・・。

この映画も劇場で鑑賞。恵比寿ガーデンシネマで見た記憶があります。リンチ作品はカルト人気があるのか、公開された劇場数が少ないためかかなり混んでいた気がします。
本作も主人公のローラ・ダーンが「ロスト・ハイウェイ」「マルホランド・ドライブ」同様に途中でキャラクターが置き換わったりして難解な内容だった。

「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツやローラ・ヘリングが劇中のウサギの映画「RABBITS」に着ぐるみを着て出演している。この「RABBITS」はリンチの公式サイトで公開されたプライベート映画でもある。また、女優の裕木奈江はキーパーソンとして出演している。

この作品も私のお気に入りの映画評論家町山智弘氏の「インランド・エンパイア」がわかるポッドキャスト!
に詳しい解説がされているので、ぜひ聞いてみて欲しい。
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2011/10/30

マルホランド・ドライブ  サスペンス

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監督:デヴィッド・リンチ
出演:ナオミ・ワッツ、ローラ・ヘリング
2002年

評価:★★★

最初はTVシリーズ「ツイン・ピークス」と同様にTVシリーズの企画としてプロローグ2時間が作成されたのだが、放送予定をしていたABCテレビの首脳陣は中止を決定してしまう。お蔵入りになってしまい、俳優たちは落胆した。特に下済みが長く本作で主演が決まっていたナオミ・ワッツは相当ショックだったかもしれない。
しかし、2年後それを救ったのがフランスの民間TV局のカナルTVであった。

また、名匠ビリー・ワイルダー「サンセット大通り」という映画に本作はリスペクトされているそうで、売れなくなってしまったかつての大女優の作品を書くことになった脚本家の悲劇を描く作品である。
ナオミ・ワッツがオーディションを受けに行く途中のパラマントスタジオの前に止まっている車は実際に「サンセット大通り」で使用された本物を借用したというぐらいの入れ込みようであったのは、私のお気に入りの映画評論家、町山氏の「インランド・エンパイア」がわかるポッドキャスト!に詳しく解説されている。

私はこの頃のリンチ作品は大体映画館で見ていたので、例にもれず劇場で鑑賞した。ナオミ・ワッツ、ローラ・ヘリングともに私の知らない女優さんであったが、共に美人で大胆な演技(イーライ・ロスがリンチ監督に「バウンド」を見せたのがヒントになったそうだ。)に驚きつつ、いつものリンチ節に満足して映画館を退出したものだ。

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2011/10/17

ロスト・ハイウェイ  サスペンス

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監督:デビッド・リンチ
出演:ビル・プルマン、パトリシア・アークエット
1997年

評価:★★★

「ディック・ロラントは死んだ」謎の人物からのインターホンをとってからというもの、サックス奏者フレッドと妻レネエの生活を隠し撮るようなビデオが送付されてくる。
やがて、フレッドはミステリーマンと呼ばれる不気味な男と会うことになる・・・・

しばし沈黙を守っていたデビッド・リンチが久しぶりにメガホンを取った作品。

この作品はリンチ監督が、フットボール選手で俳優だったO・J・シンプソンが妻殺しの容疑者となった事件を瞑想でイメージしたときに一人の人間に複数の人格がやどるのかという問いに対して出した答えが映画を作るきっかけとなったそうである。

中盤でサックス奏者であった主人公フレッドが自動車修理工のピートに、フレッドの妻レネエがなぞの美女アリスに転生してしまうので、ストーリィが一見わかりにくいようだが、レネエが自分を殺すきっかけとなった男への復讐の話が物語の核だそうだ。

本作で私が一番怖かったのは、フレッドとレネエの私生活を監視する謎の存在。最初はインターフォンから始まり、次は家の概観のビデオ撮影し送付されてくる。やがてそれはエスカレートし、次に送られてきたビデオはフレッドとレネエが寝ているところをじぃーっと撮影するビデオ映像である。見ず知らずの人物が2人の寝ているベッドのすぐ脇にいて、ビデオをまわしていると考えると・・・・。このシーンは背筋がぞっとした。

主演は「インディペンデンス・デイ」で大統領を演じていたビル・プルマン、彼の妻レネエの役には「グラン・ブルー」のロザンナ・アークエットの妹のパトリシア・アークエット(ニコラス・ケイジの元妻)が演じている。
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2011/10/12

ツイン・ピークス  サスペンス

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監督:デビッド・リンチ
出演:カイル・マクラクラン、シェリル・リー

1990〜1991年 TVシリーズ
1992年 劇場版

評価:★★★☆

架空の田舎町ツインピークスで次々に起こる怪異な事件にFBI捜査官クーパーが挑戦する日本でも大ヒットしたTVシリーズ。

ある日、カナダ国境近くの平和な田舎町ツインピークスで少女ローラ・パーマーの変死体が発見される。FBIから派遣された特別捜査官、カイル・クーパーは1年前に発生したある少女の殺害事件と関連があるのではないかという直感から事件にかかわることになる・・・

TVシリーズは実質1話であるパイロット版とシーズ1がプラス7話、シーズン2が22話で合計30話分作られている。また、1992年には「ローラーパーマー最後の7日間」と題されたTVシリーズの前日譚となる劇場版が公開された。

「世界一美しい死体」というキャッチコピーだった本作は日本でも大ヒットした。ツインピークスツアーも企画され撮影場所でチェリー・パイを食べるといった企画もあった。

私もTVシリーズ公開当時、平和な田舎町に住む温厚な人々の裏に巣食う暗部を描くサスペンス内容にはまり、レンタルビデオでシリーズを借りまくった。
特にカイル・マクラクラン演じるクーパー捜査官がかっこいいな〜と思って見ていた。
それと、メイチェン・エイミック、シェリリン・フェン、シェリル・リー、ヘザー・グラハムといった美女が沢山出てくるのも楽しみだった。デビッド・リンチの女優を発掘するレベルは高いと思ったものである。

幻想的な舞台設定として使われる白と黒のじゅうたんと赤いカーテンに包まれた「赤い部屋」の演出は不気味で大好きである。インパクトはかなり大きい。

劇場版ではララ・フリン・ボイル演じるローラ・パーマーの親友ドナ役がモイラ・ケリーに代わってしまったのが残念でならなかった。

シーズン2の最終話は視聴率の低下で打ち切りに近い形で唐突に終わってしまったが、リンチが演出しただけあってかなり余韻の残る終わり方であった。このエピソードは好きである。

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2011/10/5

ブルー・ベルベット  サスペンス

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監督:デビット・リンチ
出演:カイル・マクラクラン、イザベラ・ロッセリーニ
1986年

評価:★★★☆

デビッド・リンチ特集のため再録。

ノースカロライナののどかな街で、大学生ジェフリー(カイル・マクラクラン)は父が急病で倒れたのを見舞った帰りにちぎれた耳を見つける。ジェフリーは警察に届け刑事の娘サンディ(ローラ・ダーン)と知り合う。サンディから事件は歌手ドロシー(ロッセリーニ)が関わっていることを聞き、ジェフリーは探偵ごっこのようにドロシーの身辺調査を始める・・

デビッド・リンチ監督だけあって普通のサスペンス映画で終わらず、ちぎれた耳や直立したまま死んでいる刑事など、シュールで悪夢的な映像がところどころに挿入されている。

映画の背景は1950年代のアメリカをイメージして作られている。曲もオールデーズ風である。「ブルー・ベルベット」は本作の挿入歌であるボビー・ヴィントンの歌う曲のタイトルでもある。

主人公ジェフリーは「砂の惑星デューン」や「ツインピークス」の捜査官役のリンチ映画の常連のカイル・マクラクラン。また、こちらもリンチ映画常連のローラ・ダーン(「ザ・ドライバーのブルース・ダーンの娘)がサンディ役である。
また、映画監督ロベルト・ロッセリーニと美人女優イングリット・バーグマンの娘であるイザベラ・ロッセリーニが歌手のドロシーで汚れ役の体当たり演技を見せている。
さらに、デニス・ホッパーが家族を人質にドロシーを脅迫する暴力的な男を演じている。
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