2012/10/10

ヒューゴの不思議な発明  ファンタジー

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監督:マーティン・スコセッシ
出演:ベン・キングスレー、エイサ・バターフィールド
2012年 公式サイト

評価:★★★☆

映画史についての特番やSF映画としての最初の映画とかで、かなりの確立で取り上げられるジョルジュ・メリエス監督の「月世界旅行」。このジョルジュ・メリエスは映画の創世記において数々のSFXを駆使したことでも有名である。メリエスが落ちぶれているのを発明好きの少年が立ち直させるファンタジーである。

監督はマーティン・スコセッシであるがこの映画のようなファンタジーを撮るとは思ってもみなかった。もちろん初期の頃の「明日に処刑を・・」や「タクシー・ドライバー」「レイジング・ブル」などの映画は大好きだが、近年の「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」「ディパーテッド」などはあまり自分には合わなかったので期待してはいなかったのだが、映画好きな身としては映画の創世記の映画たちをカラーで見ることが出来るだけで大満足である。

主人公の少年ヒューゴが事故で亡くしてしまった父親とのつながりを探求するために、父親が修理途中だった機械人形を修理していく様は最近見た「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」の父親の残した鍵の合う鍵穴を探して冒険する少年と近いものがあった。

出演者はクロエ・グレース・モレッツをはじめ、ドラキュラ役者クリストファー・リー、ジュード・ロウなどがさりげなく登場している。
ジョルジュ・メリエス役は「ガンジー」のベン・キングスレー。
驚いたのは「ボラット」でカザフスタン人のレポーターや「ブルーノ」などで奇抜行動の多いサシャ・バロン・コーエンが普通の役者で登場していたことである。
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2012/5/13

透明人間  ファンタジー

ジョン・カーペンター特集L

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監督:ジョン・カーペンター
出演:チェビー・チェイス、ダリル・ハンナ
1992年

評価:★★☆

透明人間は人に見えずにすき放題出来るので羨ましいというイメージとは逆にいかに大変であるかを普通の証券マンが体験する様をコメディ・タッチで描く映画。

ニックは普通の証券マン、友人の紹介でバーで意気投合したアリスといい雰囲気になった矢先、ある研究所の事故に巻き込まれて透明人間になってしまう。彼をスパイとして活用しようとするグループが彼を狙い始める・・・・

透明人間は使いふるされたネタのイメージがあるので、つまらないのではという思いがあったが、ILMがCG特撮を手がけており、ところどころ見所のある映画となっている。
また、ダリル・ハンナがなかなかキュートな役柄なので楽しめる。
ジョン・カーペンターの映画らしさはなく「スターマン」に近い。しかし、「透明人間」ものは「インビジブル」など悲劇に終わる映画が多いが、本作はなかなかハッピーな終わりかたなのも良い。

出演はコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でレギュラーだった「サボテン・ブラザーズ」「スパイ・ライク・アス」のチェビー・チェイス、ヒロインは「スプラッシュ」で可憐な人役魚、「キル・ビル」、そして「ブレードランナー」のレプリカントのプリス役のダリル・ハンナが演じている。
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2011/1/3

マイク・ザ・ウィザード  ファンタジー

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監督:マイク・ジドロフ
出演・脚本・特殊効果:マイク・ジドロフ
1988年

評価:★★★☆

明けましておめでとうございます。新年のまず1作目は映画製作にあこがれていた人にはたまらない作品です。私もかつては8mm映画を撮影しようと友人と盛り上がっていたこともあり、そういう熱き魂が心にくすぶっている人にはぜひ見て欲しい映画です。

マイクはハリウッドでのデビューに憧れている独学の特殊効果(SFX)マンである。オーディションの末、テレビ・プロデューサーのハービーととディレクターのラッキーから声がかかり、ハリウッドでのTV番組のオープニングを撮影することになる。限られた期間は3週間。しかし、機材も人も予算も無かった・・・

代表作は本作だけというのが残念なマイク・ジトロフが主演・監督・脚本・編集をこないした自伝的なカルト・ムービーである。22,000ものストップ・モーションをつなげて5年の歳月をかけてつくった映画愛を感じる作品である。
また、組合に入らないと仕事がこないというハリウッド実情をコメディタッチで風刺している。

ラストでマイクが撮影した映画が流れるのだが、超高速でひたすら走る緑のマイク=ウィザードの顔が本当に嬉しそうで見ているこっちが嬉しくなってしまう抱腹絶倒の映像である。
どんな逆境にも映画作りへの愛で打ち勝ち、彼女や友達もマイクの情熱に動かされ映画を作るところは微笑ましい。

残念ながらDVD化はされておらず、口コミで評判がいいということで探していたら、年末に古本屋でVHSが150円で売っているのを発見した。いままでに何回かあったのだが、欲しいものは念じていると運命的な出会いがあるものである。

・・・ということで今年もよろしくお願いします。
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2010/5/26

ミート・ザ・フィーブル  ファンタジー

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監督:ピーター・ジャクソン
出演:ハイジ(カバ)
1990年

評価:★★★☆☆

フィーブルズ・バラエティ・ショーはパペットの世界での歌や踊りやエンターティメントなショーである。ショービジネスの世界に飛び込んだ若者ハリネズミのロバートは恐ろしい内情を知ることとなる・・・・

セサ○ストリートに出てくるような動物パペットが繰り広げる、ショービジネス界の暗黒部分を描いたパペット映画。とても実写では表現できないような犯罪や愛欲などの世界が繰り広げられる。
クライマックスでの嫉妬に狂ったショーの看板女優カバのハイジによるパペット大量虐殺は凄すぎである。

東京国際ファンタスティック映画祭90で上映された後、劇場公開された。

本作のビデオは当ブログにコメントを書いてくれる怪幻さんからの頂きものである。この場を借りてお礼を言いたい。
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2010/5/22

ロード・オブ・ザ・リング  ファンタジー

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監督:ピーター・ジャクソン
出演:イライジャ・ウッド、ヴィゴ・モーテンセン、リブ・タイラー
2001年〜2003年

評価:★★★★☆

ホビット族(陽気な小人族)のフロド(イライジャ・ウッド)が叔父のビルボより渡された魔王サウロンの強力な悪の支配力を持つ指輪を灰色の魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)とホビット族のサム、ピピン、メリーの3人組、王家の血筋を引くが今は流浪のレンジャーであるアラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)、妖精のようなエルフ族の王子レゴラス(オーランド・ブルーム)、ドワーフ族のギムリ達とともに指輪を唯一破壊することが出来る「滅びの山」への果てしない苦難の旅が始まるのであった・・・

「バッド・テイスト」や「ブレイン・デッド」などB級ホラーを撮ってきたニュージー・ランドの監督ピーター・ジャクソンが「乙女の祈り」などのシリアス作品を経て作成した3部作に渡るファンタジー超大作。


「旅の仲間」2001年
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フロドが旅の仲間と出会い指輪を捨てるための苦難の旅に出る部分。本作のラストで早くも旅の仲間達は散り散りになってしまい指輪を無事葬り去れるのか先が思いやられる。
終わりの方に出てくる悪鬼バルログはドワーフの発掘により目覚めてしまったようだ。

「二つの塔」2002年
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タイトルの二つの塔とは、冥王サウロンの目がある「バラド・ドゥアの塔」とサウロンと組んだ白の魔法使いサルマン(クリストファー・リー)の「オルサンクの塔」のことである。
指輪を捨てに向かうフロドと従者のサム、オークにさらわれたピピンとメリー、そして二人を救助に向かうアラゴルン、レゴラス、ギムリの3手に分かれて物語が進む。
見所は300人ほどで立てこもるローハンの「角笛城」に数万のサルマンの軍勢が攻撃する攻城戦である。

本作の冒頭で灰色のガンダルフと悪鬼バルログとの戦いが描かれる。ガンダルフはバルログと決死の戦いの末、灰色の上位の魔法使いの白い魔法使いとなり、サルマン(クリストファー・リー)と同位の魔法使いとなる。

エルフの3つの指輪はガンダルフがナルヤ(火の指輪)、ガラドリエルはネンヤ(水のう指輪)、エルロンドはヴィルヤ(風の指輪)を持っている。


「王の帰還」2003年
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見所はサウロンの軍勢が王都ミナス・ティリスの城に攻め込む戦い。

ローハンの姫エオウィンがメリーと共に倒すのは黒の乗り手ナズクル達を統率する魔王(冥王サウロンではない)である。
エオウィンは原作では後にファラミアと結婚することになっている。


「王の帰還 エクステンデッド・エディション」
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劇場公開時のものに約50分のシーンが追加されたバージョン。

個別に劇場で3部作を見てきたが、1年おきに間が空いていたのでストーリィのつながりを意識していない鑑賞であったが、購入していたDVDをプロジェクターにてチャプターを絞りながら1作目から3作目まで一気通貫で鑑賞してみた。

ニュージーランドで撮影した景観や王都ミナス・ティリスの城などの美しさは大画面で味わうと素晴らしかった。また、戦闘シーンもかなりの迫力である。

他の作品ではほとんど見かけることはないがヴィゴ・モーテンセン演じるアラゴルンが格好良い。個人的に好きなのはアラゴルンと不死に近い寿命を持つエルフの姫アルウェン(リブ・タイラー)との恋物語である。時間の流れの違う人間とエルフ族との悲しき運命が予想され一度はエルフの国アマンへの帰還を決意するが自分とアラゴルンとの子供の映像が浮かびアラゴルンの元で一生を過ごすことを決意するところが泣けた。賛否両論あるが、リブ・タイラーが好きなのでアルウェンは適役だと思った。

モンスター達はさすがB級ホラーやSFを撮り続けたピーター・ジャクソンだけあってかなりの作りこみである。ゴブリンやオーク、トロルなどの人間タイプのモンスターから、悪鬼バルログや蛸モンスターや、巨大クモのシェロブ、ナズクルの乗るドラゴンのような恐ろしき獣など数多くのモンスターが登場するところも嬉しい。


1950年代に活躍した英国の文献学者であり作家であるJ・R・R・トルーキンの「指輪物語」が原作。この本が「ウィザードリィ」や「ウルティマ」といったファンタジー・ロールプレイングゲームの元ネタとなったと言われており、国内の「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」などの源流ともいえよう。

「指輪物語」の世界観に感銘を受けた女優が私費を投じ作成した70分の映画がコチラ
「Born of Hope」



以下ラストのネタばれ。読みたくない方は飛ばしてください。

ラストでフロドが船で旅だつ西方の世界はエルフの世界アマンである。1作目で黒の乗り手ナズクルの剣に刺されたり、サウロンの指輪を携えることにより悪に毒されたフロドは生まれのホビット庄で旅の前のように平穏に生活できないことを悟りガンダルフと一緒にアマンへの旅に出る。この世界にいけるのはエルフ族とエルフの族の王族に認められた指輪の所持者または元所持者のみだそうだ。
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