2010/10/11

サンゲリア  ホラー

<イタリアン・ホラー映画特集>
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劇場公開時チラシ

監督:ルチオ・フルチ
出演:イアン・マッカロック、ティサ・ファロー
1980年

評価:★★★★☆

イタリアン・ホラー映画特集により加筆・再録

ニューヨーク、漂流したクルーザーを捜索した警官は動く死体と遭遇する。警官に銃撃を受けた動く死体は海に消える・・。
クルーザーの所有者である父を探しにアンは新聞記者とカップルのクルーザーに同上し、カリブ海のある島に向かう・・・。

ロメロの「ゾンビ」に続きゾンビ映画の中では評価の高い本作。フルチ監督一連の映画に見られるように汚いゾンビが闊歩するがなぜか何度も見てしまうカルトなゾンビ映画。

サメとゾンビの水中格闘など前例のない奇抜な展開が見られる。本作がヒットしたのは、ロメロ監督の「ゾンビ」と系統の違う、タヒチ島のような土着のゾンビを描いたところとジャネット&ロッシの風化したゾンビの特殊メークアップの凄まじさだと思う。

音楽も単調なシンセサイザーの音楽なのだが割りにこの映画の雰囲気に合っている。
袋詰めされた死体が起き上がってくるシーンはかなり怖い。

原題は「ZOMBIE2」で無関係であるが一応ロメロのゾンビの続編ということになっている(さすがイタリア映画!)。「サンゲリア」は東宝東和がつけたタイトルでパンフレットでは生ける死者を「ゾンビ」ではなく「サング」と名付けている。

出演しているティサ・ファローは「ローズマリーの赤ちゃん」のミア・ファローの妹であるが姉のようにメジャー作品には出演しなかった。
メナード医師役は先日紹介した「デアボリカ」のリチャード・ジョンソン。彼の妻役で本作の肝といってもよい目玉串刺しシーンのお色気担当オルガ・カルラトス。彼女は「エーゲ海に捧ぐ」や「パープルレイン」(なんとプリンスの母親役)にも出演している。

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吉祥寺バウスシアターでのリバイバル公開時のチラシ


初回版DVDジャケット
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パーフェクトコレクションDVD。吹き替え版欲しさに購入してしまった。
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2010/10/5

夢魔  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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監督:アルベルト・デ・マルチーノ
出演:カルラ・グラヴィーナ、メル・ファーラー
1974年 イタリア

評価:★★★☆☆

イタリアン・ホラー特集のため加筆・再録。

足の不自由なイポリタに400年前の魔女の霊が取り付き、周囲で起こる淫らな異常現象・・・

「レディ・イポリタの恋人」という副題のついたイタリア産オカルト映画。

冒頭の復活祭のシーンや屋敷のシーンなど随分とゴージャスな雰囲気のある作品。赤と黒のコントラストなどはさすがイタリア映画。「サスペリア2」の色彩感覚を思わせる。
しかし、内容は「エクソシスト」の二番煎じでお色気を足したといったところ。

「サスペリア」のアリダ・ヴァリや「血とバラ」のメル・ファーラー(オードリー・ヘップバーンの元旦那)も出演している。

音楽はエンニオ・モリコーネ。

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パンフレット画像
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2010/10/3

デリリウム  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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監督:レナード・ポリセリ
出演:リタ・カルデローニ、ミッキー・ハージティ
1972年

評価:★★★★☆

心理学者で教授のヘルベルトは車に乗せたバーで知り合った女性を衝動的に殺してしまう。翌日、バーを一緒に出たところを見られたことから容疑者として捕まるが、同じ手口での殺人事件が起こり彼は釈放されることになる・・・・

連続殺人鬼が主人公というとんでもない異色のジャーロ作品。ストーリー的には波状しているのと、サディスティック&エロチックなシーンが多いが、ハイテンションなのりでカルト人気を集める映画となった。
タイトルの「delirium」=「精神錯乱」の状態を示す言葉の通り、倒錯した内容となっている。

本作の主人公の妻を演じるリタ・カルデローニがなかなかの美人。本作と同時進行で撮影されたという同監督の「イザベルの呪い」ではリタ・カルデローニ、ミッキー・ハージティともに出演している。

日本ではトラッシュマウンテン・ビデオからDVDが発売されたが入手困難なため輸入版で鑑賞。輸入版ではインターナショナル・バージョンとアメリカ・バージョンの2つが収録されている。アメリカ版では主人公の殺人鬼となった経緯が追加されている。

ちなみに「イザベルの呪い」はレンタルで鑑賞したが、こちらは500年前に魔女狩りで殺されたイザベルという魔女を復活させようとする教団の男達の話である。リタ・カルデローニはイザベルとローレンの2役を演じている。

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2010/10/3

デアボリカ  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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監督:O・ヘルマン、R・バレット
出演:ジュリエット・ミルズ、ガブリエレ・ラビア
1973年

評価:★★★☆☆

息子と娘と夫の4人で暮しているジェシカは平穏な日々を送っていた。彼女が3人目の子供を宿したのをきっかけに、体調に異常をきたしジェシカの言動までがおかしくなっていく・・・

「エクソシスト」や「ローズマリーの赤ちゃん」といったオカルト映画のヒットに便乗してイタリアとアメリカ合作で作成されたホラー映画。
悪魔に取り付かれた美人妻が、緑の汚物を吐いたり、首が180度回転するなどあからさまに「エクソシスト」の影響が見受けられる。

子供部屋の人形が動き出し目が光るシーンや、ゴブリンを彷彿される音楽などイタリアンホラーなテイストは好きであるが、ラストのわけのわからない終わり方は「なんじゃこりゃ〜」とつっこみを入れたくなる出来である。

ジェシカ役にはジュリエット・ミルズが扮しており、普段の清楚な雰囲気から一変して取りつかれたあとの乱れっぷりといった体当たり演技を熱演している。
脇役には「サスペリア2」のマザコン青年カルロ役のガブリエレ・ラビアや、悪魔の手先として利用されるデミトリ役でリチャード・ジョンソン(どこかで見たことある顔だと思ったら「サンゲリア」の島の医者の役だった。)などイタホラ好きには嬉しい配役がなされている。

劇場公開時にはサスペリアと同様、サーカム・サウンドを適用しているとの売り込みであった。
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2010/9/28

デモンズ’95  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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監督:ミケーレ・ソアビ
出演:ルパート・エヴェレット、アンナ・ファルチ
1994年

評価:★★★★☆

死者が一週間後に蘇り「リターナー」となって人を襲うという現象が起こり、墓地の管理人のフランチェスカと助手のナギは日々人知れず「リターナー」の始末に追われていた。
ある日、フランチェスカは夫を亡くした女性と懇意になるが、彼女は「リターナー」として蘇った夫に殺されてしまう・・・

ゾンビものといえば、そうなのであるがミケーレ・ソアビの独特の映像の雰囲気を持つ異色のゾンビ映画である。生きている人間よりもはるかに死者の始末に追われ死者側に近い人間であるフランチェスカが愛した理想の女性が「リターナー」になってしまったり、どこか哀愁の漂ういい意味で言えば文芸的な雰囲気の映画だ。
ゾンビとの対決といったアクションを期待すると退屈な映画に見えてしまうかも知れないが私はこの映画の雰囲気は好きだ。途中で出てくる「死神」の映像も格好いい。
また、スーパー・モデル出身のアンナ・ファルチ(結構好みです)のお色気シーンもしっかりある。

画像はなかなか手に入れるのに苦労したチラシである。DVDは廃盤となりプレミアがついてしまっている。
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2010/9/27

デモンズ4  ホラー

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監督:ミケーレ・ソアビ
出演:ケリー・カーティス
1990年

評価:★★★☆☆

小学校の教師ミリアムは、老人を車で轢きそうになり、ミリアムは老人の家まで送り届けるが、寝ているミリアムの鼻の中に虫を放ち、布で窒息し死んでしまう。老人はカルト教団の指導者でその虫によりミリアムの体に子を宿すことになる・・・

話が難しいのでとっつき難いがソアビ監督作だけあって、叙情的なホラー映画である。
こちらも1作目、2作目の「デモンズ」シリーズとは無関係でカルト教団の話である。
ミリアムを演じるのは「サイコ」のジャネット・リーの娘で「ハロウィン」のジェミー・リー・カーティスの姉であるケリー・カーティスが演じている。なかなかの美人である。

日本では残念ながら劇場公開されず、ビデオスルーとなってしまった。
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2010/9/27

デモンズ3  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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監督:ミケーレ・ソアビ
出演:バーバラ・キュピスティ、アーシア・アルジェント
1989年

評価:★★★★☆

中世の時代、魔女狩りで騎士団が村人を殺戮した場所が現代では教会が建てられていた。教会にCMの撮影隊など何人かのメンバーが訪れたとき、悪魔が復活することになる・・・

もともとは「デモンズ」の続編として、デモンズが広がっていくという設定で開始された企画ではあるが、アルジェントとランベルト・バーバが仲たがいしたことにより中止となってしまった。そこで、「アクエリアス」のミケーレ・ソアビに監督として矛先が向けられた。
日本では「デモンズ3」と題されたが、原題は「チャーチ:教会」という別物の映画となった作品である。
冒頭から中世のシーンでなかなか風情のある始まりかたである。悪魔復活のシーンもなかなか凝っていて自分的にはお気に入りの作品である。

当時ソアビのガールフレンドであったバーバラ・キュピスティやアーシア・アルジェントが出演している。
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2010/9/26

デモンズ  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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監督:ランベルト・バーバ
出演:ウルバーノ・バルベリーニ、ナターシャ・オーベイ
1985年

評価:★★★☆☆

女子大生のシェレルは通学途中に仮面の男から映画のチケットを手渡される。彼女は友人のキャシーとともにその映画が上映されるメトロポール劇場に向かうであった・・・

ダリオ・アルジェントがプロデュースと脚本をつとめ、マリオ・バーバの息子ランベルトが監督をつとめたホラー映画。
映画の中での出来事が、映画を見た観客に襲い掛かり、さらに映画を見ている我々も恐怖に陥るといった3段階でのギミックを新立体ホラー・システム=キュービック・ショックと銘打って公開された。このアイデアはなかなか面白いと思った。
後半にヘリコプターが墜落してくるシーンがあり、アルジェント関連作品であることから、これは「ゾンビ」のラストに飛び立ったヘリでは?と噂されたこともある。

「アクエリアス」や「デモンズ3」の監督で本作の助監督のミケーレ・ソアビが映画の招待状を手渡す仮面の男を演じているが、なかなかの男前である。
他にもアルジェントの娘フィオーレや、「サスペリア2」の少女ニコレッタ・エルミが劇場の受付嬢として出演しているので探してみると良い。
また、「サスペリア2」の霊能者役のマーシャ・メリルの息子のグイド・バルディも出演している。ランベルトは冒頭の地下鉄のシーンで出ているそうだ。
特殊効果は「フェノミナ」も担当したセルジオ・スティバレッティのチームで人間からデモンズに変身するシーンはなかなか凄い出来である。

音楽は「ゴブリン」のクラウディオ・シモネッティをはじめ、モトリー・クルーやビリー・アイドルなど9人のミュージシャンが担当しノリの良いロック調となっている。

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「デモンズ2」1986年。監督は同じくランベルト・バーバ。
こちらは映画館ではなく、あるマンションが舞台でTV画面からデモンズが広がっていく。また、アーシア・アルジェントも出ている。子供のデモンズがなかなか怖い。
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2010/9/25

影なき淫獣  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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監督:セルジオ・マルティーノ
出演:スージー・ケンドール、ティナ・オーモン
1973年

評価:★★★★☆

イタリアのミラノで女子学生ばかりの殺人事件が起こる。友人を殺されて傷心のダニエラは女友達を誘って叔父の別荘にバカンスに出かけるが、そこに殺人鬼の魔の手が・・・・

この作品もイタリアのジャーロの代表的な佳作といえよう。他のジャーロ作品と同じくエロティックさと猟奇(グロ)さが入り混じった内容となっている。直接的な場面はないが殺された友人が主人公の隠れている目の前で殺人鬼に手ノコでバラバラにされるシーンなど怖さが際立っている。もちろんイタリアの美女達も沢山出ている。

主演はダリオ・アルジェントの「歓びの毒牙」のスージー・ケンドール。また、「唇からナイフ」のティナ・オーモンなどが出演している。スージー・ケンドールは結構好みである。
監督はマリオ・バーバの「白い肌に狂う鞭」で助監督を務めたセルジオ・マルティーノ。

日本では1976年に公開されている。DVDはトラッシュ・マウンテン・ビデオのレーベルから発売されて購入したが、既に廃盤となりプレミアがついてしまったようだ。
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2010/9/18

ダリオ・アルジェント 鮮血の美学  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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映画祭ダリオ・アルジェント鮮血の美学チラシ

そろそろ、イタホラ特集のダリオ・アルジェントの作品も終盤となり総括しようかと思う。

1999年12月4日から12月10日に東中野において、アルジェントの監督作品8作品(「歓びの毒牙」「わたしは目撃者」「サスペリア」「サスペリア2完全版」「シャドー」「フェノミナ」「トラウマ鮮血の叫び」「スタンダール・シンドローム」)と関連作品4作品(「デモンズ」「デモンズ2」「ゾンビ ダリオ・アルジェント監修版」「肉の蝋人形」)の上映が行われた。残念ながら行くことは出来なかったが、アルジェント映画の人気の高さが伺えよう。

また、紹介しきれていないアルジェント監督作を以下に記載する。いずれもレンタルで鑑賞し、宣材がないため十把一絡の紹介になってしまって申し訳ない。TV向けの作品であるがケーブルTV向けなのか映画よりもスプラッターなものもある。

「デス・サイト」
インターネット上でのカードゲームの勝敗で殺人を行う殺人鬼との対決サスペンスもの。TV向けのせいか残酷なシーンはほとんどない。
ゴブリンのメンバーのクラウディオ・シモネッティのスコアがなかなか良い。

「ドゥー・ユー・ライク・ヒッチコック?」
サスペンスの神様ヒッチコック監督の作品群をモチーフに主人公が殺人事件に巻き込まれる。
ヒッチコック監督のスリラー映画はほとんど見ているので「サイコ」「見知らぬ乗客」「ダイアルMをまわせ」「裏窓」といった作品や、ドイツ表現派の「ゴーレム」やムルナウの「ノスフェラトゥ」といった作品が出てくるので個人的には楽しめた映画だった。
また、主人公の行きつけのビデオ屋にはアルジェント監督の「デス・サイト」やアーシアの「スカーレット・ディーバ」のポスターが張ってある。

「愛しのジェニファー」
ミック・ギャリスが13人のホラー系監督を集めて撮った1時間のオムニバス番組「マスターズ・オブ・ホラー」の中の1作品。顔がモンスターだが体は絶世の美女だとしたら、あなたはどうする?という命題をつきつけられる作品。そこそこ楽しめる。

「愛と欲望の毛皮」
こちらも「マスターズ・オブ・ホラー」の第2シーズンの中の一編。アライグマの毛皮に取り付かれた人々が次々と自殺を遂げていくという話。アルジェント作品の中で一番イタい描写の映画ではないであろうか。ここまでスプラッターしていると潔い気がする。

さて、アルジェントの作品の良さとは何か?個人的には悪夢の世界を体験させてくれるからである。支離滅裂で理解しようとすると突き放される映画にどこがいいんだという意見もあるかも知れないが、嫌悪感の中で、怖くて美しい世界に浸りたいという怖いもの見たさ精神がくすぐられるのである。つじつまの合わない内容も悪夢と思えば受け入れられるのではないだろうか。

以下、自分のベスト10である。ときどき順位は入れ替わる。
1.「サスペリア2完全版」
2.「サスペリア」
3.「歓びの毒牙」
4.「シャドー」
5.「フェノミナ」
6.「インフェルノ」
7.「スリープレス」
8.「スタンダール・シンドローム」
9.「四匹の蝿」
10.「愛しのジェニファー」
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2010/9/16

ジャーロ  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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監督:ダリオ・アルジェント
出演:エイドリアン・ブロディ、エマニュエル・セイナー
2009年

評価:★★★☆☆

イタリアのトリノ。海外から来た美女ばかりを狙って残虐な殺しを続ける殺人鬼にモデルである妹セリーナを誘拐された姉リンダは担当警部エンツォと組み、捜査を始める・・・

昨日、仕事帰りに渋谷シアターNの1000円デーで鑑賞。サービスデー&始まったばかりのこともあってほぼ満席の状態であった。

あまり、期待はしていなかったが犯人の獲物となる美女が色々と登場し、そこそこ楽しめた。とはいえ、全盛期のアルジェント作品に比べるとスタイリッシュな殺陣や音楽といったインパクトは薄味であり、映画というよりはTVのスリラーといった感じ。
警部エンツォは他のアルジェント作品と同じく幼少時代のトラウマを抱えている。
アルジェントは「〜テルザ」もそうであったように最近、日本人に興味があるのか本作のキーとなる日本人が登場する。

トラウマを抱える刑事役は「戦場のピアニスト」や最近では「プレデターズ」のエイドリアン・ブロディ。
「ローズマリーの赤ちゃん」のロマン・ポランスキーの夫人であるエマニュエル・セイナー(最近ではセニエが一般的?)が妹を拉致されて捜査に強力する姉役である。「フランティック」や「ナインス・ゲート」などで妖艶な美女の役で好きな女優であるが、本作の相棒としてはちょっと歳か行き過ぎているような気がした。

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パンフレット画像
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2010/9/14

サスペリア・テルザ  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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監督:ダリオ・アルジェント
出演:アーシア・アルジェント
2007年

評価:★★☆☆☆

イタリアン・ホラー映画特集のため、加筆・再録。

工事現場より昔の棺が見つかったことから邪悪な魔女「涙の母」が復活しローマ全体が災厄に見舞われる。考古学を学んでいるサラ(アーシア・アルジェント)のまわりでも次々に人が死んでいく・・・

残酷描写やお色気描写は際立っていたがそれ以外の話の骨子の部分の印象が薄くローマ全体に災厄が広がるという風呂敷を広げたにもかかわらず最後にスケールが小さくなってしまった気がした。殺人シーンの残酷さはそれなりに衝撃的ではあるが、前のようなスタイリッシュさが感じられない。
以前の「サスペリア」や「サスペリア2」のような勢いはもうだせないのだろうと思う。
3

2010/9/13

スリープレス  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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監督:ダリオ・アルジェント
出演:マックス・フォン・シドー
2001年

評価:★★★☆☆

少年時代、目の前で母親を殺されたジャコモは、当時の担当警官だったモリッティと組んで、17年前の母親が殺された小人殺人事件を彷彿させる連続殺人事件に挑むことになる・・・・・

再びジャーロ物に回帰し、ゴブリンも再結成してアルジェント復活を予感させられた作品である。冒頭の列車での娼婦の殺人も「サスペリア」のような高いテンションを感じさせられるが、途中から勢いが半減してしまったのが残念である。個人的には近年のアルジェント作品の中では好きな方である。

モリッティ役は「エクソシスト」でメリン神父役だったマックス・フォン・シドーが演じている。

日本では一部の映画館でレイトショー公開されている。本作もパンフレットを捜索中である。
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2010/9/12

オペラ座の怪人  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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監督:ダリオ・アルジェント
出演:アーシア・アルジェント、ジュリアン・サンズ
1998年

評価:★★☆☆☆

パリのオペラ座でクリスティーナの歌声に魅了された怪人が次々と事件を起こす・・・

いわずともがな、数々の映画や舞台となったガストン・ルルー原作の「オペラ座の怪人」のアルジェント監督の映画化作品。オペラ座の怪人といえば醜い顔を隠すためにマスクをかぶって登場するのだが、本作の怪人は美形である。ただし、一般人と違うのはネズミと一緒に生活しているという設定である。本作では本物のネズミを400匹使用したそうだ。個人的には評価は低いのがこのネズミ男の設定があまり受け入れ難かったからである。
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2010/9/12

スタンダール・シンドローム  ホラー

<イタリアン・ホラー特集>
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監督:ダリオ・アルジェント
出演:アーシア・アルジェント
1996年

評価:★★★☆☆

捜査官のアンナは、連続女性暴行殺人鬼の捜査でフィレンツェに来ていた。彼女は情報提供を元に美術館に訪れるが、絵画を前に吸い込まれる気分になり失神してしまう「スタンダール症候群」に襲われ失神してしまう。彼女を介抱したのは殺人鬼であった・・・

「トラウマ」に引き続き、アルジェント監督がアーシアを主演させた作品。犯人に捕まり何度も陵辱されるという難役をこなすこととなった。当初はブリジット・フォンダやジェニファー・ジェイソン・リーといった女優が候補に挙がっていたそうだ。

音楽はイタリアの巨匠エンニオ・モリコーネが担当している。

余談であるが、イタリアが大好きでフィレンツェは3度行ったことがある。「ウフィッツィ」美術館は本当に素晴らしかった。ローマに隣接するバチカン市国のシスティーナ礼拝堂の「最後の審判」と併せてもう一度見てみたい候補である。

日本では一部の劇場でレイトショー公開された。本作のパンフレットは所持していないが、発行されたのであろうか。「トラウマ」と同様情報あったらご教示願いたい。


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