2012/5/3

ザ・フォッグ  ホラー

ジョン・カーペンター特集D
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「劇場用パンフレット」

監督:ジョン・カーペンター
出演:エイドリアン・バーボー、ジェミー・リー・カーティス
1980年

評価:★★★

2009年6月のブログに加筆。

街の生誕100年目を迎えた小さな港町。街は白い霧に覆われ、霧から出現した亡霊たちが街の住人たちを次々と殺し始める・・・・

初期のカーペンター作品の中でもなかなか人気の高い本作。エイドリアン・バーボー、ジェミー・リー・カーティスといったカーペンター組が出演している。特殊メイクの担当は「ハウリング」のロブ・ボッティンでカーペンターの映画では「遊星からの物体X」で最後タッグを組んでいる。

最初見たときは本作の亡霊は怖いというイメージより格好いいというイメージがあった。
TV放送時の吹き替え版を録画したものが残っていたが、ダイジェスト編集したものとなっており今思うと全編残しておけばよかったと悔やまれる。

2005年にカーペンタープロデュースでリメイクされている。

「劇場用チラシ」
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映画のチラシは掲載バージョンと目と文字だけが赤いバージョンがある。

↓こちらが赤いバージョン
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2012/5/3

ハロウィン  ホラー

ジョン・カーペンター特集C
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「再映時希少柄チラシ」

監督:ジョン・カーペンター
出演:ジェミー・リー・カーティス、ドナルド・プレザンス
1978年

評価:★★★☆

ゴールデン・ウィーク特集。2009年4月のレビューに加筆。

イリノイ州のハドン・フィールド、マイヤーズ一家の長女を殺害したのはなんと6歳の長男マイケルだった。マイケルは精神病院に措置入院となるが15年後に病院から脱走する。
長年マイケルの主治医だったルーミスはマイケルの怖さを知っており追いかける。
ハドン・フィールドに戻ったマイケルはマスクと包丁を手に入れ、次々と若者を手にかける。やがて、彼の魔の手は女子高生ローリーにせまっていく・・・・

いわずと知れたジョン・カーペンター監督の出世作。後に「13日の金曜日」などの類似の映画が数多く作られた。

バージョンは3種類あり、@劇場公開版、Aゴアシーンを削除して後から撮影した追加シーンを入れた米国TV放映版、B@とAを合わせた最長のエクステンデッド版、である。
AおよびBで追加されたシーンはルーミスがマイケルのいた病院を訪問するシーンやローリーと友人たちのやりとりのシーンで、さらに劇場公開の数年後に撮影しているので登場人物の雰囲気も変わっているので違和感があり、個人的には蛇足な内容だと思う。やっぱり@の劇場公開版がベストだと考える。

以前、ばんぼろさんの協力を得てTV放送版と劇場全長版との違いを比較することが出来ました。当然TV放送版はTV枠に併せ表示できる範囲が狭く印象は大きく違います。またTV向けのカットのためマイケルの殺し方の印象が大分違った。一番驚きだったのは同じシーンにも関わらず異なるショットを使用している箇所があったことだった。

最近、待望のTVの吹き替え(1986年11月27日の木曜洋画劇場版)が入ったブルーレイとDVDがJVDより発売された。ブルーレイ版を購入したので改めて見直してみたところ、ローリー達の被害者側とマイケルはかなり接近遭遇しているシーンが見受けられた。

マイケルのマスクは「スタートレック」のカーク船長ことウィリアム・シャトナーのマスクを流用しているのは有名な話である。
また、劇中で放送されているTVでは「遊星よりの物体X」が流れている。

「劇場用パンフレット」
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本作のヒットで続編が沢山作られることになる。ロブ・ゾンビ監督のリメイク版を抜かすと以下の続編が作られている。
1. ハロウィン
2. ハロウィンII
3. ハロウィンIII
4. ハロウィン4ブギーマン復活
5. ハロウィン5ブギーマン逆襲
6. ハロウィン6最後の戦い
7. ハロウィンH2O
8. ハロウィン・レザレクション

主演のジェミー・リー・カーティス(母親は「サイコ」のシャワーシーンで有名なジャネット・リー)は本作でスクリーム・クイーンと呼ばれるようになった。
また、ホラー映画の名バイプレーヤーであるドナルド・プレザンスがルーミス役で出演している。
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2012/4/21

ザ・ウォード 監禁病棟  ホラー

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監督:ジョン・カーペンター
出演:アンバー・ハード
2011年 

評価;★★★

1959年クリステンは家に放火した罪で、精神病の監禁病棟へ収容される。そこには他に少女たち4人も収容されていた。
やがてこの監禁病棟にある少女の幽霊が現れるようになり、かつて収容されていた別の少女が失踪していることを知ることになる・・・・

ジョン・カーペンターの「ゴースト・オブ・マーズ」から7年間の沈黙を破って久々の監督作品。
いままでのカーペンター作品は男っぽい映画が多っかたのだが、本作では5人の女の子を軸に物語が進んでいく。

オチはいくつかの映画で見た事のあるような展開だったのだが、女の子たちも個性があってなかなか楽しめた。最近の作品では「エンジェル・ウォーズ」にテイストが近い。

カーペンターの映画ではお決まりのモンスター(幽霊?)も登場するが、いままのカーペンター映画のような個性がないのでファンは物足りなさを感じるかもしれない。
60年代を舞台にしたのは当時の治療法(「カッコーの巣の上で」「女優フランシス」などで登場した)であったロボトミー手術や電気ショックの手術を出したかったからであろうか。

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2012/4/1

ファイナル・デッド・ブリッジ  ホラー

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監督:スティーヴン・クォーレ
出演:ニコラス・ダゴスト
2011年 公式サイト

評価:★★★

サムは会社の研修旅行のため、同僚たちや最近うまくいっていない恋人のモリーとバスに乗り込んだ。一部工事中の巨大な吊り橋で立ち往生したサムは嫌な予知夢を見て、大騒ぎを起こし数人の同僚たちとバスから逃げ出す。その直後、橋は崩壊し残されたバスは事故に巻き込まれてします。逃げ延びたのもつかの間、逃げ延びた8人が次々と謎の死を遂げていく・・・

「ファイナル・デスティネーション」シリーズの5作目。1作目のシリアル路線に回帰するために「エルム街の悪夢」のリメイクや「遊星からの物体Xビギニング」の脚本家がストーリィを手がけていることもあり、なかなか面白かった。

物語の肝である吊り橋の崩落シーンが凄まじい。プロジェクターで見たのだが大迫力である。また、ところどころ3Dならではの工夫がしてあり、劇場で3Dで見たかったものである。

ラストの展開も「ファイナル・デスティネーション」を見た方なら、ニヤリとさせられる内容である。

本作でピーター役のマイルズ・フィッシャーは若い頃のトム・クルーズに似ているなと思って見ていたら、経歴を見たらパロディ作品でトム・クルーズ役で出ていたようだ。
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2012/3/25

ムカデ人間  ホラー

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監督:トム・シックス
出演:デイーター・ラーザー
2011年 公式サイト

評価:★★★

生物をつなげて新生命体をつくることに心血をそそぐハイター博士に拉致された女性2人組みの恐怖を描くホラー映画。

診察台にしばりつけられ、自分たちの改造手術の内容をこと細かく説明される恐怖は尋常ではないだろう。さながら、ショッカーに連れ去られてハチ女やクモ男に改造される人間のリアル版といったところだ。

あまりにもひどい内容なのだが、低予算的なB級の雰囲気でないのは映像がイタリアンホラーっぽいからだと思った。アルジェント監督の「サスペリア」「シャドー」といった青みがかったライティングとハイター博士の潔癖症とも言える邸宅内の整然さが印象的である。

特筆すべきはデイーター・ラーザー演じるマッド・ドクターのハイター博士の異様な雰囲気である。顔だけでも充分怖い。よく適役を見つけたものである。
また、やくざ役で登場する日本人の北村昭博もいい味を出していて最後の方のセリフ(台本にはないアドリブだそうだが)も泣ける。

このストーリィーをどうやって完結させるのか気になったが、それはぜひ鑑賞して頂きたい。そしてムカデ人間はどこまでつながっていくのか・・・
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2012/3/11

ウォーキング・デッド  ホラー

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製作総指揮:フランク・ダラボン
出演:リック・グライムズ
2010年

評価:★★★

保安官のリックは、追跡中の犯人との銃撃により昏睡状態で病院に運ばれる。
やがて、病院で目が覚めたリックは、世界が謎の感染によりゾンビであふれた世界になっていることに気づく。生存者モーガン父子と出会い、街から脱出したと思われる妻と子を探して都市アトランタへ向かう・・・

海外テレビドラマでシーズン1が全6話なので、割とあっさり見れる。ゾンビ達との対決がメインというより、ゾンビに覆われた世界での生き残った人間たちの葛藤やゾンビ化した家族や友人たちとの別離といったヒューマンドラマが主体となっている。

自分の直感を信じて、周囲の心配をよそに決断をする保安官にちょっと苛立ちを感じて同感は出来ない場面があったりと登場人物に共感できあいところはあったが、生死ぎりぎりの見せ場が続き、私的にはそこそこ楽しめた。
また、ゾンビの特殊メイクもしっかりしていて他の数百のゾンビ映画と比べると、なかなかのクオィティだと思われる。
最終2話は70年代くらいのSF映画にありそうな展開で、「世界が燃えつきる日」「アンドロメダ・・」「チャイナ・シンドローム」などのパニック映画が好きな私にとってはなかなか楽しめる展開だった。

シーズン2の予告編では、主人公たちがさらなるピンチに陥りそうで、いまから楽しみである。
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2012/2/28

モールス  ホラー

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監督:マット・リーブス
出演:クロエ・グレース・モレッツ、コディ・スミット=マクフィー
2011年 公式サイト

評価:★★☆

この20年間で最高のスリラーとスティーブン・キングが絶賛している。

ひよわな少年オーウェンの住むアパートの隣に少女アビーが越してきた。家族や学校でもうまくいかず、孤独なオーウェンは夜アパートの前の中庭でアビーと出会い仲良くなりモールス信号で壁越しで会話をするようになる。オーウェンはやがて彼女の恐ろしい本性を知るようになった・・・・

ストーリィは大まかにオリジナル「ぼくのエリ/200歳の少女」と一緒。主人公へのいじめのシーンや、ゴアシーンがパワーアップしている。
個人的にはオリジナル版の方が哀切感があって良かった。

最近人気のクロエ・グレース・モレッツは「キックアス」のヒットガール役がはまり役で良かったのだが、本作では彼女の魅力をうまく引き出せていない気がした。

監督は「クローバー・フィールド」のマット・リーブス。
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2012/2/18

インシディアス  ホラー

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監督:ジェームズ・ワン
出演:パトリック・ウィルソン、ローズ・バーン
2011年 公式サイト

評価:★★★

学校の教師ジョシュと妻のルネは3人の子供と新しい家に引越しを行った。引越しして間もなく、家の中で奇妙な音が聞こえたり怪現象が起き始める。そして、ある日、長男のダルトンがベットで昏睡状態となって見つかる。そして、ダルトンは昏睡から目を覚まさず、ルネは家で何度も幽霊を見るようになる。
この家から出るしかないと考えたルネは半信半疑のジョシュを説得し別の家に引越しするが、引越し先でも幽霊が出没する。問題は家ではなかった・・・・

「ソウ/SAW」「狼の死刑宣告」と比較的私の好みとは相性がいい作品を作るジェームズ・ワン(「デッドサイレンス」はいまいち)だけあって、そこそこのお化け屋敷体験をさせてくれる良質なホラーである。部屋の片隅のいるはずのない人が立っているところは怖い。ラストまで気が抜けないところもよかった。

あくまでも私見であるが、本作を見ていてふとホラー映画好きでデビッド・リンチやダリオ・アルジェントを尊敬するジェームズ・ワンがどの映画をリスペクトしているのか気づいた。1982年「エンティティ/霊体」である。科学を用いて幽霊を捜索するメンバーが登場するのと、何よりも「エンティティ/霊体」の主演女優であるバーバラ・ハーシーを父親ジョンの母親役で登場させているからである。

「INSIDIOUS」とは「狡猾な」とか「陰湿な」といった意味である。

1982年「エンティティ/霊体」はコチラ↓。
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2012/2/16

ゾンビ処刑人  ホラー

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監督:ケリー・プリオー
出演:デヴィッド・アンダース、クリス・ワイルド
2009年

評価:★★★

イラクに出兵し死んでしまったバートは、ある日、突然よみがえり親友ジョーイの家に転がりこんだ。バートはゾンビとして覚醒し血を吸わずにはいられない体になっていた。ジョーイとバートは夜に車で出かけた先で銃を撃ってきた強盗を撃退し、バートはその強盗の血をすすった。やがて、彼らは夜回りガンマンとして悪人を粛清していく・・・・・

ゾンビ同士での撃ちあいや、「ダーティハリー」のオマージュ場面などがあり、低予算と思いきや、それなりにSFXも凝っているなかなか見所があるゾンビ映画であった。
しかし、前半はジョーイのキャラクターも含めコメディ要素があったのだが後半は一変して重い切ない内容なっていくのが残念だった。「ゾンビコップ」のように最後まではじけて欲しい内容だった。
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2012/2/5

レイク・マンゴー  ホラー

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監督:ジョエル・アンダーソン
出演:タリア・ザッカー
2008年

評価:★★★

パーマー一家の16歳になる少女アリスは、家族で湖に遊びにいった際に行方不明になる。そして、3日後水死体で発見される。やがて、撮影した写真やビデオにアリスの姿があらわれるようになる。真相が明らかになっていくが....

海外版でそこそこいい評判を聞いていたのだが、国内ではDVDスルーとなってしまった。内容が地味な展開が続くから確かに映画館向きではないかもしれないが、ストーリィもそこそこ練られていて楽しめた作品だ。
日本でのDVD副題が「アリス・パーマーの最後の3日間」となっているように「ツインピークス」の美しき死体ローラ・パーマーを意識したタイトルは明らかだ。本作でも主人公アリスは冒頭で死体となってしまい生前のホームビデオや写真でしか登場しない。

映画自体は「ブレアウィッチ・プロジェクト」のようなフェイク・ドキュメンタリーで、アリスに関係する人々へのインタビューでストーリィが進んでいく。真相が明確になっていくところはアドベンチャーゲーム風でもある。
また、写真やビデオの使い方も効果的だった。私はホラー映画はかなり鑑賞しているのだが、いまだに実録の心霊写真の番組は苦手である。本作でもぞくっとしたところがいくつかあった。




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2012/1/29

デビルクエスト  ホラー

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監督:ドミニク・セナ
出演:ニコラス・ケイジ、ロン・バールマン
2011年

評価:★★

時は中世、十字軍のベイメンとその盟友メイソンは一般市民を巻き込んだやり方に辟易し、十字軍から脱走する。しかし脱走兵としてつかまってしまい解放の代わりに魔女とされる女性を裁判にかけるために遠方の修道院へ送り届けることになる・・・

十字軍、魔女狩り、黒死病といった中世のお膳立てがあり、魔女を護送して送り届けるというあらすじも良く期待してしまったのだが、ニコラス・ケイジ、ロン・バールマンといったアクション系の俳優を引き立たせるためか、あまり怖い要素もなくアクションも中途半端な気がした。
「60セカンド」「ソードフィッシュ」の監督だけあって衣装や中世の雰囲気はよかった。

監督は「60セカンド」でニコラスと組んだことのあるドミニク・セナ。
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2012/1/20

エクソシズム  ホラー

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監督:マヌエル・カルバージョ
出演:ソフィー・ヴァヴァスール
2010年 スペイン

評価:★★

渋谷シアターNで上映されたスペイン発のホラー映画。

15歳の少女エマにとりついた悪魔を、彼女の叔父のクリス神父は祓おうとするのだった。しかし、クリス神父はかつて悪魔祓いに失敗してある少女を殺してしまったのであった・・・

内容的には「エクソシスト」をTVドラマ化したようなスケール感で怖がらせ方もありきたりであったが、後半は意外な展開で盛り上げようとしている。
個人的には登場人物に感情移入があまり出来ず、いまいちのれなかった。

製作が「REC/レック」「マシニスト」「パフューム ある人殺しの物語」のヒット・メーカーであるフリオ・フェルナンデス。
主演のソフィー・ヴァヴァスールは「バイオハザード2」に出ていたらしいので、暇があったら探してみよう。

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2011/11/29

デビル  ホラー

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監督:ジョン・エリック・ドゥードル
出演:クリス・メッシーナ、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ
2011年

評価:★★★☆

エレベーターもののホラーといえば、オランダの変り種「悪魔の密室」や、そのハリウッドリメイク作の「ダウン」などがあった。
今回はM・ナイト・シャマランがプロデュースした作品であるが、「シックス・センス」でホラー・ファンの度肝の抜いたあと、作品ごとに評価を下げてきたようなシャマラン関連作品の中の久々の佳作である。

舞台はあるビルのエレベータの中、お互いも知らず乗り合わせた男女5人。エレベータが突然止まってしまい、明かりが消えてから点灯すると、1人が殺されている。やがて、殺人者が生き残りの中にいるのでは?と疑心暗鬼になる乗客たち。それをモニターで見守るビルの管理会社のメンバーと事件を聞いてかけつけた刑事。再び明かりが消えたとき・・・

エレベータという密室の中だけだと低予算で終わってしまうが、彼らを救出しようとする人達も巻き込んで、それなりのスケール感がある。
また、殺人鬼だけでなくオカルトの妙味も利かせているところがなかなか面白かった。

監督は「REC」のアメリカ版リメイク「REC:ザ・クアランティン」の新鋭ジョン・エリック・ドゥードル。冒頭の空撮シーンからして只者ではない演出である。
原作&プロデュースはシャマランが手がけている。
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2011/7/24

尼僧ヨアンナ  ホラー

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監督:イェジー・カヴァレロヴィチ
出演:ルチーナ・ウィンニッカ
1961年 ポーランド

評価:★★★

北ポーランドの修道院に赴任する神父スリンは修道院の尼僧たちに悪魔が取り付いたということを聞き悪魔祓いに訪れる。彼の前任者であるガルニエツ神父は尼僧のリーダーたる院長ヨアンナにおぼれ火刑に処せられてしまったのである。
悪魔祓いの儀式が始まりヨアンナに先導されていた尼僧たちは元に戻るのであるが、ヨアンナだけは変わらなかった。
果たしてヨアンナの悪魔つきは祓えるのであろうか・・・・

1961年の白黒映画ではあるが、ヨアンナの悪魔つきの様子が凄まじい。白一色の清楚な姿で奇怪な笑いを続け血の手形を残すシーンなどはゾクっとする。

また、ヨアンナに先導された尼僧たちの悪魔の踊りなど、ところどころミュージカルっぽいような雰囲気の場面があるのもエンターティメント的だ。尼僧の踊りは劇団の暗黒舞踏のようにも見える。

行き詰ったスリン神父が悪魔とは何かを問いにユダヤ教の司祭に教えを請いにいくが、この司祭の顔がスリンとそっくりなところが自問自答しているようでインパクトがあった。

ヨアンナを聖女に戻すためにスリン神父が取った行動とは?「エクソシスト」のカラス神父の自己犠牲的な闘いが個人的にはダブった。「エクソシスト」は本作の影響を受けていると思う。



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2011/7/23

トライアングル  ホラー

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監督:クリストファー・スミス
出演:メリッサ・ジョージ
2009年

評価:★★★

自閉症の息子をかかえ、育児に疲れたジェスは気分転換にと友人に誘われ、子供を預け男女5人のヨットの旅行に出かける。しかし、嵐に巻き込まれヨットは転覆してしまう。突然あらわれた豪華客船に乗り込むが、無人であった。やがて、覆面の殺人鬼が現れ次々と仲間が殺されていく・・

劇場公開前であるが、海外版で鑑賞。いままでのホラー映画の定石プロットとは違っている一風変わった内容のホラーである。
本作は時間がキーワードとなっており、ストーリィがしっかり作りこまれているので個人的には楽しめた。

監督は 「0:34 レイジ34フン」「サヴァイヴ 殺戮の森」のクリストファー・スミス。
出演は海外TVドラマで活躍しゴールデングローブ賞にもノミネートされた「悪魔の棲む家(リメイク)」「30デイズナイト」のメリッサ・ジョージ。
8月6日より渋谷シアターNで公開される。
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