2019/12/8

2019年11月30日【ゾンフェス】  その他

2019/11/30(土)マクラウドさん主催のゾンビフェスティバルVol.1が開催されました。
「ゾンビ」は生涯ベストワンの映画なので迷わず参加しました。

当日、参加出来なかった「ゾンビ」のファンの方も多いと思うので備忘録も兼ねて記載ました。

海外ゲスト2人からの貴重な当時のトークを中心に記録を残します。
メモや記憶を元に書き記しているので、誤っている部分があると思いますが雰囲気が伝わって頂ければ良いと思います。

時間があるときに加筆・修正いたします。

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11/28(木)に「ゾンビ」日本初公開から40周年のクラウドファンディングのイベントがあり、主演キャラクターのSWAT隊員ピーターを演じたケン・フォーリーさんとTV放送局の局員フランシーンを演じたゲイラン・ロスさん来日。
その2日後の海外、国内のゲストのトークショー、海外ゲストのサイン会と撮影会を中心としたイベントでした。

会場は新宿のKDXビルで新宿ピカデリーから花園神社に向けて、ゴールデン街の脇を北に抜けたところです。

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11時からイベント開始で、30分ほど前に3Fの会場に着きました。
当日券も200席中50席分くらい売り出しがあり、当日の方でも入場出来たみたいです。

入り口付近からトークショーの会場にかけて、このイベント限定のグッズや、ゾンビ関連のグッズが沢山売られていました。

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<1.オープニングセレモニー>

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ケン・フォーリーさんとゲイラン・ロスさんが登場。凄い拍手で盛り上がります。
ゾンビ研究の第一人者ノーマン・イングランドさんが司会で通訳を交えてトークが始まりました。

【二人からの挨拶】

ゲイラン談:
「初来日なので日本に来れて皆さんととてもエキサイティングです。とてもポピュラーな映画で日本劇場公開から40年経ったいまでもこうして支えてくれて感謝しています。
今回の来日を支援してくれたみなさまに感謝しています。ありがとう!」

ケン談:
「自分は二度目の来日だけど、二回目はさらに素晴らしいです。
日本の文化にも接することが出来たのと、この映画を通してみんなに会えたことを嬉しく思っています。」


【映画出演の経緯】

ケン談:
「長い話だよ!」と笑いをとるケン。

所属していたプロダクションからオーディション受けてみたらと言われた。

そして、監督のジョージと会い1週間後にデビッド、ゲイレン、スコットと一緒にオーディションすることになった。

さらにその1週間後に他のメンバーと2次オーディションがあり、その3日後にジョージから主演に決まったとの連絡があった。
ケンがまず最初に決まったのではなく、他の3人も同時進行でオーディションだった。

ケンとスコット(ロジャー役)との身長差が話題になったが、逆にダイナミックさが出て良かったのではないか。


ゲイラン談:
 役者として実際初めての仕事だった。それがばれないように演技していた。監督のジョージは10年後にそのことを初めて知ったとのこと(一同爆笑)

オーディションのときに振り向いた瞬間に知り合いが交通事故にあって驚くという演技をした。その演技があまりに真に迫っていて、ジョージは本当の知り合いが亡くなったのかと驚いたそうである。
「それで役を勝ち取りました(笑)」

【撮影初日】

ゲイラン談:
 ゾンビがショッピングモールに入って来るのをトラックで塞ぐシーンでの屋上での撮影だった。いきなり渡されたのがライフルで、ジョージからの指示が「撃て!」だった(一同笑)

ケン談:
 SWATが突入し地下室でゾンビを撃つシーンが最初だった。とても気が重くなるシーンだった。
 そこで初めてゾンビの特殊メイクの俳優を見て、この映画のグロテスクな部分を感じた。あたかも非現実的なんだけど現実的で例えるなら列車事故が目の前にあって怪我した人を見たくはないんだけど、見なければならなような気持ちになったそうである。

ここでゲイランがつっこみを。「ケンにとっては悪いことと言いつつもゾンビの役者は1日1ドルしかもらってないのよ。肉とか食べさせられてゾンビ(役者)が可愛そうよ」(一同爆笑)

【撮影時】

・ゾンビのエキストラについて

ケン談:
 あるとき海パン姿の体の大きなゾンビがいて、氷点下の日にショッピングモールの中から見ると彼が外のパーキングエリアに見えて顔が真っ青だった。「中に入りなよ!入りなよ」と言いたくなったが、でもそれを言うと彼が職を失っちゃうからね(一同笑)

ゲイラン談:
 ゾンビ役の人はメイクが取れないので、夜撮影をしてそのメイクのまま仕事に行く人がいた。

ケン談:
 撮影はとても楽しかったとの話。
 「毎日が新しくて、興味深くエキサイティングだったよ!」
 「(当時)若かったしね!」(一同笑)

・アイススケート

ゲイラン談:
 とても素晴らしい経験だったのが、モールが貸切で自分たちのものということだった。

 真夜中に監督のジョージが君アイススケート出来るよね?と言い出し1時間後にクルーを集めてスケートのシーンを撮影することになった。

 そこで確かにアイススケート出来ると履歴書に書いたこと思い出した。あわてて施設の人にお願い!1時間以内にスケートのやり方を教えて!と頼み込みました(一同笑)
 実際の撮影のときは、映画では音楽がつけられ編集されているが、スケートを教えた施設の人から下を向くな前見ろとか指示の声があがっていたとのこと。

ケン談:
 本来だったらスタントマンがやるところも予算がなかったので自分でやるしかなかったそう。ジョージが走れ!飛び込め!3回くらい回転してベンチのところから撃ってくれと指示があり「もちろんです!」と答えた(一同笑)

・地下室での涙

 ノーマンさんが「地下のシーンでケンが涙を流していてそのシーンが印象深くてあのシーンが全て物語っているけど、そのエピソードを聞かせてもらえる?」と質問すると

ケン談:
 純粋にそのときの気持ちで演技したとのこと。
 とても不思議な感じなんですが撮影している当初は現実のように感じてしまい、そのリアクションがそのまま演技で出たとそうである。
 ※私もこのシーンはてっきりジョージの演出だと思っていました。役者は凄い!


・ダミーヘッドについて

ゲイラン談:
 もともとオリジナルの脚本では二人とも死ぬ予定だった。

 フランシーンはヘリコプターのローターに頭を突っ込んで首が飛んで死ぬシーンのために特殊効果のトム・サヴィーニさんがダミー・ヘッドを作ってくれた。しかし首が外れるはずが外れなかった。これがゲイランの初の特殊効果の経験だったそうだ。
 結局、そのシーンは使われなく、二人とも死んでしまうと悲しくなってしまうのでフランシーンのダミーヘッドは別のシーン(ウーリーのショットガンで撃たれるゾンビ)に使われたとのこと。

ここでケンから会場の皆に質問。10回以上見た人?挙手。
200回以上見た人?挙手。
ノーマンさん「僕は300回は見たよ!」(一同爆笑)

ここでゲストが退出。



<2.サイン会、撮影会>

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 後日追記予定





<3.ノーマン・イングランドさんおよび、国内ゲストのトークショー>

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 後日追記予定




<4.海外ゲスト、個別インタビュー>

【ゲイランさんのトークショー】

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・役柄について

 監督のジョージには役として強い女性でありたいと訴えていた。

 叫んだり、泣き叫んだりはしない役のはずが、飛行機の格納庫で叫んでいるシーンは入っていてこれはジョージが編集で勝手に加えたシーンでゲイランの声でもないとのこと。
 また、演出的に強さが足らないと思い、そこで彼女が付け足してもらったのが「フライパンはないので朝食を作ってあげることは出来ないが、そのかわりヘリの操縦と銃の撃ち方を教えて欲しい」というシーンとのこと。

・エピソード
 撮影のシーンではなく移動のためヘリコプターでキャスト4人で移動するときに皆役柄がしみこんでしまって、ヘリコプターがとても揺れた際に、ケンは静かに座っていて、スコットはずっとジョークをしゃべり続け、デイビッドは吐いていたそうである(一同爆笑)

 ビルの明りが消えていくシーンがあるんだけど、あれは台本にはなくたまたまそのタイミングの偶然だったそうだ。(一同驚き)
 ※このシーンも大がかりな演出と思っていたが偶然というのにはびっくりしました。


 特殊メイクされたゾンビの人とは一緒に撮影するシーンはなかった。
 それで、いきなり映画を最初に見て大丈夫だったの?という質問。
 映画を初めて見たときは、特殊メイクの映像を何度も見る機会があったので特にゴアなシーンの驚きはなかったけど、編集前の映像と出来上がった映画は別物でユーモアな面白さ(ヘリから見た軍隊、パイ投げシーン、血圧をはかるバイカーなど)を感じたそうである。

・ゾンビを片付けた後のメイクアップなどの安息のシーン

 究極の暇をもて遊ぶシーン。ジョージ監督からしてみれば大型のスーパーの広告やCMがどれだけムダというメッセージが込められていた。
 主人公たちは怠惰な生活を送っていたけど、反対にバイカーたちはモールの独占をとても楽しそうにしていた。

・本作のコンセプトについて

 ジョージ監督は一切話さなかった。
 監督が何をコンセプトにしたいか分かっていた。
 大きな理由としてショッピングモールで撮影したから。
 私たちも役者として何をすればよいか理解していた。

・ジョージ監督について
 
 演技などについて質問してもどうなんでしょう?あなたはどう思いますか?と逆に聞いてくる監督だった。穏やかでとても優しい方で言葉をあまり話す監督ではなかった。

 一般的な映画だと撮影が終わるとみんな疲れて終わるものだけど ゾンビでは役者、キャストはみんな楽しんでいた。
 監督が言葉少ないからかも知れないですが、逆にみなの方から監督にオファーする雰囲気だったそう。

 ジョージはキャメロットという理想郷を思い描いていた。
 彼が一番理想に近い形に作られた映画が「ナイトライダーズ」でお気に入りの作品だった。

 彼とはずっと長い間友人関係をつづけてきた。
 彼がずっと思っていたのは社会的貢献と民主主義だったそうである。

 ここでノーマンさんが発言。私は「ナイトライダー」を14回見ました(笑)
 トム・サヴィーニに伝えたら「あなただけだよ!」と言われました(爆笑)

 もう1つジョージ監督が大好きだった映画は「マーティン」だった。
 監督が凄く吸血鬼の気持ちに寄せていて感情を入れていた。ワーキングクラスを吸血鬼にすることによって社会的な公平性について疑問を投げかけていた。


・最後に一言

 40年前には、このようなイベントは想像出来なかったでしょうか?という質問にもちろんそう。ジョージ監督ですらもそうは思わなかったでしょうとの回答。

 世界中で世代関係なくさまざまな人たちに愛されていることに驚いている。
 世代の方によってはホラー映画として見るかもしれないがユーモアのある映画としても見ることが出来る映画だそう。
 そして、この映画が出てきたことによって、その後の続いていくゾンビ映画のきっかけになったことが本当に素晴らしいことだと思います。という言葉で締めくくり。


【ケンさんのトークショー】

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・スコット(ロジャー役)とのダイナミックな共演について

 ケンもスコットも緊張してアドレナリンが出たり役柄を
 演じ切ろうという意識は強かった。

 とにかく仕事が必要でスコットも同じだった。
 この役をもらうのが二人とも嬉しくてピッツバーグについたときに、とにかくよい関係を築こうとしていた。
 かつお互いを知ろうとしていた。
 二人ともSWATの警官でプロとして必要に迫られていた。

 撮影以外で友達になろうとしていた訳ではないが SWATのユニフォームを着てゾンビと戦い始めた瞬間、チームになっていた。
 

・撮影中のエピソード

 ロジャー(スコット)が劇中で死んだあともスコットは現場に残っていたの?という質問に撮影場所には最後まで残っていたとのこと。

 モールで乗り回す車が車屋から直接借りたものだったので、壊さないようにとにかく気をつかっていましたというエピソード。
 モールの中のものも同様ということで。壊すと損失になるので予算を気にしていたそう。
 ※結構、派手にモール内を荒らしているように見えたが気を使っていたんですね(笑)

 苦労話について。ケンのテーブルにゾンビ写真が飾ってあるのだけど朝3時くらいの撮影時の写真を良く見る(表情や座り方など)とわかるとのこと。4人がベンチに座っているオフショットで簡単な撮影でなかったのはその写真が物語っているそうだ。

 寝る時間もずらさなければならなくなり、最初は楽しかったけど1か月あとになるとこんな感じらしい(笑)


 フランシーンとの中絶の会話はアドリブ? ケン:「いや違うよ!」(一同爆笑)


・ジョージ監督について

 ジョージの台本を読むと彼が誰だが分かる。
 撮影現場で一人になってじっと考えるタイプだったそう。
 彼はユーモアにあふれている人。
 みな問題に囚われても彼は囚われない人だった。

 人によっては違う関係性を持っていた。
 ナイトのプロデューサーの人とかは違う関係性だったと思うとのこと。

 何をしたいのか指示をくれました。
 いつも角を曲がれという指示で、こうすればいいのか?という
 のを毎回質問していた。
 他のキャストも必ずジョージとは自分のキャラクターだったり
 グループで話す時間はいつもあった。

 キャスト、内容全て完璧だった。たまに物事はうまくいくことが
 あるよね。

・最後に一言

 なぜこの映画が成功したかと言われると全員の間でうまくいった
 から。僕らが素晴らしい俳優だったわけではなくて
 皆が素晴らしかった。
 
 人によってはこの映画以降出ていない役者もいる。

 あの瞬間、あの映画ではうまくいってキャスト、内容全て完璧だった。たまに物事はうまくいくことがあるよね。
理由を述べるとしたら、とてもとてもラッキーだったのではないかと思う。という言葉で締めくくり。




<5.クロージング>

最後の挨拶に2人が登壇。

 ゲイラン:
  「この数日間素晴らしい日付になりました。
  そして皆さんのおかげで今日も1日素晴らしい日でした。
  色々な方々と一緒に写真を撮ったりサインをさせて頂いたりして
  とても楽しかったです。
  楽しかったので50周年またずにまた来年をやりましょう!」(拍手)
  と来年を期待させるトーク。

 ケン:
  一生懸命覚えた日本語で答えてくれました。
  「わたしは滞在中」「沢山のファンがエンジョイしてくれました」
  「みなさんまたお会いしましょう」(拍手)


  そして、主催のマクラウド白石さんからの締めのお言葉
  「クラウドファンディングをしてくれた皆さんが居て、もちろんノーマン・イングランドさんが居なければこんなコネクションはなかったので、本当にありがとうございました。」

  ノーマンさんに向けて盛大な拍手!



<イベント後>

  お仲間たちと余韻に浸りました。

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<後記>

  主催のマクラウド白石さん、ノーマン・イングランドさん、海外ゲストの2人、その他国内、海外・ゲストの方お疲れさまでした。一生に一度あるかの奇跡の機会を作っていただき本当にありがとうございました!

 いまは、イベントが終わってしまいしばらく放心状態ですが、また来年にでも落ち着いてから企画して欲しいです。(ゲイランさんも来たいと言っていたし!笑)

また、長文・駄文につきあって頂いたブログの読者、フォロワーの皆さまありがとうございます!
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