2011/11/8

僕の体の70%は映画でできている  BOOKS

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先日、私が敬愛するゲーム・クリエイターの「メタルギアシリーズ」の小島秀夫氏が思い入れたっぷりに映画を語る本である。小島作品へ影響ある作品として「大脱走」「ナバロンの要塞」や007シリーズといったメジャー大作はともかく「ニューヨーク1997」「ゾンビ」などのカルト映画も詳説されているのが嬉しい珠玉の一冊である。

小島監督が色々な映画に影響を受けているのはゲームをやっていてわかっていたが、映画についてまとめた本が出ているとは知らなかった。たまたま聞いた小島秀夫監督のブログ&ネットラジオ「ヒデラジ」で知ったのがきっかけであった。

さすが映画マニアを語っているだけあって紹介されている作品も幅が広い。また、簡単な紹介かと思いきや詳細までつっこんだ映画愛を感じる内容で、映画ブログを書いている身としてはとても勉強になる。また、どの作品も私の好みと合致していることが多く、特に古典タイムトラベルSFで私の大好きな「ある日どこかで」やほろ苦い青春を思い出させる「グローイング・アップ」シリーズなどを取り上げているのも通好みである。
紹介されている作品の中で未見であった「暗闇でドッキリ!:ピンク・パンサー・シリーズ」「夜と霧」「オールド・ボーイ」「ヴィタール」も手に入れることが出来た。

<紹介されている作品>
「パピヨン」「ある日どこかで」「奥様は魔女(TV)」「砂の器」「チャップリン映画」「男たちの挽歌」「グローイング・アップ」「ピンク・パンサー・シリーズ」「激突!」「Uボート」「オールド・ボーイ」「刑事スタスキー&ハッチ(TV)」「サンゲリア」「ヴィタール」「夜と霧」「ジョーズ」「仮面ライダー(TV)」「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」「タイタニック」「ポセイドン・アドヴェンチャー」「大脱走」「ナバロンの要塞」「ニューヨーク1997」「北北西に進路をとれ」「猿の惑星」「ゾンビ」「007シリーズ」およびオールタイム・ベスト30+圏外の作品。


ちょっと長くなってしまうが、私のTVゲームとの出会いを振り返ってみる。

・・・私がずっと昔から続いている趣味で1番は映画だが2番目はテレビゲームである。

1983年にファミコンが発売される。我が家新しいものが好きな親父が買ってきて「マリオブラザーズ」や珍しくファミコンのマイク機能を使う「バンゲリング・ベイ」などにはまったのが最初である。その後、「スーパーマリオ」にはまり、1986年のディスクシステムは貯めておいたお年玉から捻出し購入した(中でも「メトロイド」「ゼルダの伝説」「新鬼ヶ島」シューティングの傑作「ザナック」が好きだった)。我が家は3人男の兄弟だったので1日中入れ替わりでゲームをしている日があり、あまりの酷使のためTVから煙をふいたこともあった。

PCとの出会い。1985年に発売されたPC8801MK-2SRは、グラフィックが強化され音源もFM音源が搭載されゲームも国産の「ザナドゥ」や洋物「ウィザードリィ」といった本格RPGが注目されることとなった。さすがにPCは高価で手が出ず、友人宅にあったPC8801MK-2SRを羨望のまなざしで見て友人宅にいりびたっていたのである。パソコンが欲しいといったところ親父が知り合いから譲り受けたのはPC8801MK-2SRよりかなり性能の低いMSXであった。しかし一緒についてた「ブラックオニキス」というRPGゲームにはまり睡眠時間を削ってやったものである。
※中学の友人たちと8mm映画をとろうとしていたのもこの時期である。当時は「スター・ウォーズ」のラストのデススターのトレンチでの戦いを熱く語り、こういったSF作品と撮りたかった。

そして高校の入学祝いでPC8801MK-2FHを買ってもらった。いまでもコンピュータ関連のSEの仕事をやっているのはこの頃から流れである。最初はゲーム関連に仕事をやってみたくて「ドラクエ」の1作目が出たあとにエニックスにアルバイトの面接に行ったこともある。(当然のごとく落とされたが・・)
大学時代は当時PC9801が主流だったこともあり、比較的に開発が簡単なアドベンチャーゲーム(AVG)を仲間内で開発することになる。大学近くのゲームショップの出資もあり発売寸前までこぎつけ、月間「アスキー」にも広告が載ったのだが出資していたゲームショップの不振で予算がおりず、幻の作品で終わってしまった。

前置きがながくなったが、高校の頃、PC8801MK-2FHではまったアドベンチャーゲームが1988年の「スナッチャー」である。「ブレード・ランナー」に影響を受けたのが明快であるが、細かいSF設定や引き込まれる映画的な演出で他のアドベンチャーゲームと比較して格段に面白かったのである。後にPCエンジン、プレイステーション、メガドライブにも異色されたことでも分かるようにゲームの名作である。このゲームの監督がのちに「メタルギア」シリーズで有名になる小島秀夫である。
その後、1994年に「ポリスノーツ」の監督を手がける。私はこれがやりたいがために3DOを買ったのである。そして1998年「メタルギア・ソリッド」がPSで発売された。そして、PS2で2001年「メタルギア・ソリッド2」、2004年に「メタルギア・ソリッド3スネークイーター」が発売される。このPS2での2作品は映画的な演出でハリウッド映画のような演出が素晴らしい作品である。

最後に、私にとってみるとTVゲームの1作品も映画の1本の作品のように感じる。映画的な演出はともかく、ゲームでは選択肢で分岐できるので映画のような受け身だけでなく自分の意思で進めることが出来るのも
いまだに私の中で映画を作りたいというクリエイター魂がくすぶっている。仕事が忙しくてなかなかまとまった時間は取れないため、俳優を集めて機材を用意してということは現実的に困難である。しかし、ゲームなら登場人物などをCGツールで作成し、FLASHなどのオーサリングツールを使えば作品を作り上げることは可能である。
WEBで公開するような作品を作りたいという夢を現実にするにあたり、小島秀夫氏の活動に日々、勇気づけられているのである。
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