レコーディング・プロセス−3  わくわく創作編

クリックすると元のサイズで表示します 7月23日「マスタリング」

最終段階のマスタリングという作業に入っています。配信がメインとなっている今、この作業はあまり必要でなくなっていますが、今回はCD制作なのでとても重要なプロセスです。

具体的には曲によって異なるボリュームや質感をCDというひとつのパッケージに収めて、バランスよく聴きやすくするための作業です。曲間もこのマスタリングで決めます。

※アルバムを聴いていて、音が小さくて聴き取れないからボリュームを上げたら、次の曲が大きな音でびっくり!ということがあると思います。これが音のダイナミックレンジ。小さな音から大きな音までの幅が広いということです。

そもそも、これでこれ聴くって無理がありすぎ。
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今回のマスタリング・エンジニアは、元ドラマーということもあり、私が気にしていた音を同じように感じて、かなりの時間を費やして作業して下さっています。

ダイナミックレンジが広い太鼓は、コンプレッサーというエフェクターを使ってダイナミックレンジを狭くします。けれど、エフェクターを掛けすぎると音の強弱=表現の豊かさが弱まってしまいます。ここが太鼓のアルバム作り、レコーディングの難しいところです。

※さらに専門的になりますが・・・。

ダイナミックレンジだけでなく、太鼓の音は倍音をたくさん含んでいます。「どん!」と叩いた後、太鼓の胴の中で「うい〜〜ん⤴い〜〜ん⤴」と消えていく余韻。太鼓の場合、響きと解釈されている成分かも。

専門的な倍音の説明ではありませんが、太鼓の音の特徴としてイメージしていただけたらと思います。テレビが終わった時のピー音にはないですし、今売り出し中の電子ドラムにもない成分です。

倍音は調律された楽音とは異なるため、多重録音の場合、扱いにくい成分と言えます。なので、デジタル録音の場合はカットされます。また、収録するスタジオも響きをなくした設計になっているところが多いため、今回、完全なソロ演奏はホールで収録しました。

ホールは響きがある分、倍音が際立って聴こえてきます。

クリックすると元のサイズで表示します 7月28日「マスタリング終了!」

通常は1〜2日で済むマスタリングですが、今回は音のこだわり×多忙なエンジニア=2週間以上掛かりました。

コンプレッサーを掛けた時に起こり得る事象がどうしても気になってしまい、それを解消するために時間を掛けました。

また、音楽の聴き方が多様化し、スマホからコンポ、本格的なオーディオ機器まで申し分ない音を提供することは至難の業。

それぞれの再生機器で納得して、聴いてもらえるラインをマスタリングで探し続けました。

今回、なんでCD???と片付けてほしくないイメージがあって、その音楽性と世界観に見合う方法を選んでアルバムを作りました。

アナログ・レコーディングに始まり、それをデジタル化して編集し、マスタリングするまでのプロセスは、今の音楽制作において最高のプロセスだったと思います。

曲を3分前後でまとめている時間軸もちゃんと持たせています(ここ、私らしさ出てます)。

まさにエンジニアの皆さんの職人技の塊みたいな音。音魂と言えるアルバムが工場に入りました。

主流となっている配信は曲ごとに販売されるため、アルバムのストーリー性や世界観が重要視されないとも言えます。音楽の在り方、アルバム作りの時代の変化が如実に表れていますね。

厳しい社会情勢が続く中、私達のように表現活動する者は、テーマや世界観をより大事に、しかも押しつけがましくならないように作品作りを大切にしていくこと。それを今回のレコーディングを通じて、とても強く感じました。

クリックすると元のサイズで表示します クラウドファンディング実施中(8月6日まで)

このアルバム制作にあたりクラウドファンディングを行っています。おかげさまで、7月28日現在で達成率は92%!
事前に商品をご購入して、ご支援いただくスタイルとなっております。森にちなんだグッズもご用意しておりますので、引き続き、皆さまのご支援よろしくお願いいたします。

ソロアルバム”Soloist”制作プロジェクト(専用サイト)

レコーディング・プロセス−2  わくわく創作編

クリックすると元のサイズで表示します 6月26日「アナログ・レコーディング」

今、レコーディングと言えば、デジタル録音が当たり前ですが、今回の私のアルバムはアナログテープで録音。それをデジタル音源にしてミックスを行っています。

このアナログで録音した音が実に素晴らしく、食で例えると、オーガニックのお野菜とそうでないもの。天然ぶりと養殖ぶりの違いとでも言いましょうか。

大変貴重なスイス製レコーダー"STUDER"
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※実はこの頃、その先にどれだけ大変な作業が待ち受けているか、分かっていなかったのです。


クリックすると元のサイズで表示します 7月2日「トラックとミックス、そして定位」

”Soloist”=独奏者というアルバムタイトルですが、ひとつの楽器を演奏して完結している曲もあれば、いろいろな太鼓を一人で重ねている曲もあります。

それを多重録音(オーバーダビング)と言いますが、それぞれ録音した音をトラックと呼び、いくつかのトラックをバランスよく混ぜ合わせることをミックス、もしくはトラックダウンと言います。

多重録音の場合、定位というものを考えないといけません。定位と言うのは今回の場合、太鼓の音の配置のことですが、右左だけでなく奥行も表現できます。

例えば、オーケストラのように太鼓を置いて録音できれば良いのですが、一人で音を重ねていく場合はそうもいきません。

また、私が写真の太鼓セットを叩く時は手前にいるので、左側に@が聴こえるのが自然ですが、アルバムとして聴く場合、お客さんと同じ側になるので@が右側から聴こえます。

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アンサンブルの場合、例えば、大太鼓はセンター奥、かつぎ桶太鼓は左側、締太鼓は右側などの振り分けが必要になります。中央に音が集まってしまうと、すべてが一緒くたになってとても聴きづらい音になってしまいます。

音の定位を整えることは、生で聴く時の臨場感に近づけるということです。

実はライブ空間においても定位はとても重要なのです。

例えば、オーケストラの楽器の配置が変わったら、おそらく、同じ曲とは思えない感じになると思います。残念ながら、太鼓演奏の多くは見栄え重視。音の定位まで考えられていないことが多いです。

クリックすると元のサイズで表示します 7月3日「ミックスと空間」

音を重ねていく多重録音(オーバーダビング)はとても楽しいのですが、音を重ねる分だけその「空間」も収録されるので音が籠ってしまいます。

昔は「一発録り」のアナログ録音だったので、オーケストラやジャズなどのアルバムは、その場にいるような臨場感を感じることができます。

デジタル化が進んでオーバーダブが当たり前になる中、ノイズが大幅に軽減された精密で無駄のない音作りが進み、多重録音もかなり進歩しました。

きれいな音に仕上げるためにズレは修正し、雑音はできるだけ除去。なんでも除菌という社会現象とかぶります。空気感なんてノスタルジックなものになりつつありますね。

今回のアルバム"Soloist"は、収録場所が違う空間の音で構成されています。これがなかなか面白いです!出ている音を録るだけでなく「空間」を録る。

これは映像にも言えることで、デジタルで音も絵も「鮮やか指向」になるのは良いのですが、私は「空間」を大事にしたいです。

※この後、マスタリングという最後の作業で、とっても貴重な経験ができ、ゆるぎない自分の音の美学を知るのです!

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このアルバム制作にあたりクラウドファンディングを行っています。おかげさまで、7月26日現在で達成率は91%!
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ソロアルバム”Soloist”制作プロジェクト(専用サイト)

続く

レコーディング・プロセス−1  わくわく創作編

クリックすると元のサイズで表示します 6月某日「連日スタジオ通い」

曲作りで連日スタジオに入る時は、スタジオの近くに倉庫を借ります。そして、車を運転しない私はこのようにホームレス的装いでカートに太鼓を積んで、倉庫からスタジオまで2ブロックほど運びます。

このような装いの時、アメリカ国籍の私は「外国人登録証」必携。

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クリックすると元のサイズで表示します 6月某日「ヘッドアレンジ」

今日は一歩も外に出ず、机に向かってアルバムの構成を考えていました。他のミュージシャンがどうしているか分からないのですが、太鼓の曲はどうしてもライブのように構成してしまいがちです。

例えば、構えるところから叩くまでの動きとか、「間」やタメといったリズムの拍を問わない要素が音のイメージにくっ付いてきてしまいます。けれど、音は音でしかなく、知らない人にはそのプロセスは絵として浮かんできません。太鼓の生音は世界最強ですが、音源としてはそれではあかんのです。

明日はスタジオに入って、そのズレを叩きながら確認します。

クリックすると元のサイズで表示します 6月22日「いよいよレコーディングスタジオへ」

レコーディングは、その日の「記録」と割り切ることが基本。
けれど、この1年半があってか慎重になっています。ソロアルバムなので当たり前ですが、自分が叩かなければ何も始まらない。長いお付き合いのレコーディング・エンジニアにも言われちゃいました。

「どうしても意気込むよね〜」。

クリックすると元のサイズで表示します 6月23日「全力でレコーディング!」

まず、総重量300kgを超えるフル機材を搬入することから始まりました。実は2台ある大太鼓のどちらを持っていくか決めきれなくて、朝になって、結局2台持ち込むことに。

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演奏する機会が激減して、しかも、梅雨に入ってコンディションがつかみきれなかったのです。そして、大太鼓は翌日の方がその場の空気に馴染んで音が良くなるので、今日は太鼓セットのベーシックトラックをほぼ録り終えることができました。

これ以上、絞りだせないエナジーを絞り出し、レコーディングできる喜び。まさに今日という記録を残せた一日でした♡

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音楽専門のプロジェクトで事前に商品をご購入いただくスタイルとなっております。
森にちなんだグッズもご用意しておりますので、引き続き、皆さまのご支援よろしくお願いいたします。

ソロアルバム”Soloist”制作プロジェクト(専用サイト)

続く

460日ぶりの景色  わくわく創作編

音楽人生初となるソロライブを南青山マンダラで行いました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。お会いできて嬉しかったです。

昨年12月、演出した渋川市の公演がありましたが、純然たる自分の世界を作り上げるという意味では、昨年1月のベルギーのアントワープ公演以来460日ぶりのライブでした。

この1年、何度か森に入りました。

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実際に森に入るとそれはそれは圧倒的で、腐葉土を踏む感触を楽しみながら、目的地があるわけでもない道なき道を歩いていると、テンポやリズムは目まぐるしく変わり、朽ちた大木が横たわり、そこから新芽が生まれている。

目に入る生命の色の豊かさは本当に多様でした。

今回、森をテーマにその情景を描くにあたって、既存曲やリズムを一度解体することから始めました。

2台の大太鼓を使ったGEMINIという曲は、右側の太鼓は実直なリズム(人格)。
左側の太鼓は楽しくやりたいリズム(人格)という設定にして、異なるリズムを小節ごとに打ち分けて、そのうち、お互いが影響し合い、最後は一つになるという作りでした。

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大袈裟かもしれませんが、多様性とか言いながら、どんどん差別化が進み、保身に走る世の中を皮肉ったところもあります。

また、2つの大太鼓のピッチ(音程)のバランスが良く、自分でチューニングできない大太鼓の「今しかできないこと」の一つかもしれません。

他の太鼓セットやチャッパ、かつぎ桶太鼓も多様性とリズムの変容にトライしました。

3拍子と4拍子、もしくは7拍子のリズムを交互に入れたり、3拍子の中に4拍子を1回だけ挟んだり、手法としてはインド音楽やクラシックにもあるのですが、メロディーがない分、マニアックな手法になるのでグルーヴ感をなくさないようにという意図がありました。

恥ずかしながら、アウトプットがうまくできなくて、演奏もMCも反省点がてんこ盛り。

帰宅後、すぐにあかんところはお酒で流して、可能性があるところを膨らまし、もっと!もっと!確実にその色を出せるようにせねばと思った次第。

もしかしたら、構成や流れのイメージを再現しようとせず、イメージを持ったままガン!とインプロで行くべきだったか。

いや、感覚がそこまで上がってきていないから、後半は絶対ガス欠になるとか。

ああ、もっとトライアル&エラーを繰り返して高めていきたい!!!

人が動くことで生まれるコミュニケーションがあってこそ、ネットも価値が高まると思います。

やるべきことをやって、音楽のある生活、日常を切り拓いていけたらと思います。

お花を添えていただき、ありがとうございます。

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曲が生まれる時  わくわく創作編

Facebookの書き込みから、ちょっとした狂想曲のような販売となったCD “Power and Patience”

ご購入いただいた皆様ありがとうございました。

私自身、リスナーとして作品の経緯を探ることはとても好きなのですが、作り手としては送り出した曲は余計な説明なく、自由に感じてもらえたらというスタンスでした。

でも、今のような情報過多の世の中において、曲や作品のプロセスをお伝えすることは押しつけがましいものではなく、むしろ大切にするべきことなのかなと改めて思いました。

先のブログで「族」という曲の成り立ちに多くの方々が関心を持っていただいたこともあり、今回はCD “Power and Patience”の1曲目”KAKUMEI”の動機について書いてみようと思います。

2010年の終わり、CNNか何かの深夜ニュース番組をぼーっと観ていたのですが、北アフリカのチュニジアでデモが起きているけれど暴動までにはなっていない様子。

引き続き、ぼーっと観ていたら突然、群衆の中から火の手が上がる映像。でもすぐに鎮静化される様子を対岸の火事のように観ていた私。

それは、「ジャスミン革命」でした。

9.11のこととダブり、気になって音を消して画面を見続けていました。そうしていたら、シュールに頭の中で音が鳴り始めたのです。

情景描写と言っては不謹慎かも知れませんが、曲を作る動機は高い緊張感とリラックスした感覚が混ざり合って生まれてくることが多々あります。

国内外で旅が多い人生。

旅の道中はキーンと張り詰めたものがありますが、移動中の車中や機内はリラックス。なので、移動中の景色は大好物。私の曲作りにおいて気持ち良いリズムと情景描写は欠かせないものです。

けれど、少し斜(はす)に構えるというか、場合によっては皮肉って創作することもあります。

ヨーロッパなどの文化において、その奥行きを作り出している要素は角度を変えることによって見えてくる影だったりします。

話を元に戻しますが、そういう意味でデジタルと向き合った”Power and Patience”は、私のアルバムの中で最も斜に構え、温度も低い作品かもしれません。

創作の動機が対岸の火事と感じていた「ジャスミン革命」。日本とマッチングしなかったのもそこか!?

今年もあと数日。順調にいけば、1月4日から”DON DEN”を皮切りにデジタルでシングル3曲をリリースしていきます。太鼓の曲でシングルって冷静に考えても変だと思いますが、3〜4分に集約した音を配信に乗せて世界に放ってみます。

今年、最初で最後の公演となった渋川公演。
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2021年の第一弾は、スコーンと明るい"DON DEN"から!
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前向いていこう!

ねっ!


森の視界  わくわく創作編

音の視覚化に臨んだ「Leo Dynamism−森のダイナミズム」

公演は、私がステージという森に奥深く入っていくイメージで作ってみました。時に張り出し舞台で客席に対して後向きで森を描写するように叩きました。決して、ダンスが見やすいからではなく、ストーリーテラーのような役割も演じてみたのです。

小中高のアリストバレエスタジオの8名含むダンサー11名による造形
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アリストバレエ&山内利一
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華やかな世界はいくらでも作れるのですが、私がこの公演でコアな部分として据えたのは、中込健太君と私との「俺奉納」からの「平胴天国」。そして、小島千絵子さんにテーマとして投げた「朽ちていく踊り」でした。

小島千絵子
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森には多種多様な生物の誕生と死が繰り返されていて、ポジティヴなことばかりではない、朽ちていく側面があってこそ「森のダイナミズム」だと思ってイメージを膨らませていきました。

中込健太の肩に朽ちる千絵子さん
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そして、私は森を表現するだけでなく、パフォーマンスを通じて物事の浄化を司るような役目を演じられたらと思っていました。決してヒーロー願望ではなく、太鼓奏者なり、舞い手はそういう役割を持ってこそ、その職に就けると常々思っています。

実は本公演に向けて、私が独立当初にお世話になった方とのお別れやいつも強力なサポートをしてくれるスタッフの怪我や体調不良が続けざまに起きていました。

万全な体制で臨めない状況でしたが、私は日常の出来事をステージに関連付けることはせずに、「森のダイナミズム」では音の色彩にこだわり、今までにないくらい叩きまくりました。

入り込みすぎて背中が丸く丸くなってしまい、「レオも年だな」と思った方も多かったのでは(苦笑)

事実、公演が進んでいくうちに私自身が朽ちていきそうでした。でも、出演者とスタッフの高い集中力によって、とても素晴らしい森のエナジーが溢れていたと思います。

田所いおり
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水谷彩乃
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前田新奈
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へろっへろな私。浄化〜!(Joker・笑)
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そして、見えてきたこれからの展望。

もちろん、日本で活動していきます。でも、私の原点は世界を浮遊するように飛び回り、そこで見た、出会ったことを糧にイメージを広げて音にする。カタチにする。それでこそ私。

その感性を磨き続けていこうと。そして、勝負するパフォーマンスの場はどこを目指すではなく、求められたところでベストを尽くす。

これまで50以上の国々を旅してきましたが、改めて、その地図を塗り替えていこうと思います。世界は動いています。JALもANAも羽田発着が増えています。旅はリスクも高まりますが、1%の浮遊層を目指して視界良好なり。

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Photos: MIRAK∞L

いよいよ始動!  わくわく創作編

'92年にソロデビューした頃、新聞や音楽誌に「同型パターンの再生産に陥っている太鼓シーンに新たな方向性を示唆する存在」と書かれたことがありました。

チャレンジ精神に溢れていた私らしいレビューでした。

今はその当時と音楽の在り方が変わり、私に限らず、ミュージシャンの在り方も根底から崩れ、とても厳しい現実に晒されています。

多様性とか言いながら、生き残りに見境なくなっている状況は太鼓シーンにも広がっています。私自身、昨年からいろいろな企画や計画が変更されたり、流れたりしていますが、光を失っていたわけではありませんでした。

自分の楽天家ぶりには飽きれますが、これも旅で身に付けた部分が大きいと自分に言い聞かせています(笑)

そんな中、今年も元気に56回目の誕生日を迎えました。た〜くさんのメッセージを頂戴し、とてもうれしかったです。

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ありがとうございます!

60までのこれからの5年間はこれまでの経験値をふるいにかけつつ、やはり、その根底にはチャレンジ精神を据えて人生をドライブさせていきたいと思います。

そんな私がいよいよライブ活動開始!

まずは、独立当初からお世話になっている南青山マンダラの25周年記念企画。

初日の3月12日は「南青山マンダラ25周年おめでとうバンド」と名付けましたが、私にとっては新生ブレンドラムスという内容で既存の曲もいきなりグル―ヴして、景色が変わっています。

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ご予約サイト

また、詳細は南青山マンダラでお伝えしますが、5月11日(土)と6月20日(木)にもライブを組んでいます。ブレンドラムス・アドベンチャーシリーズとして、マッチョでジューシー、そして、スパイスが効いたステージを目指しています(当たり前ですが、ラクダは登場しません)。

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太鼓という白いご飯のようなシンプルな素材ですが、仕込みとアレンジでこんなに違うか!?という音をこれからも作っていきます!

ということで、この1年もよろしくご贔屓に!ライブ会場でお待ちしております!

寒いからこそ虎視眈々  わくわく創作編

年末から新年に掛けて、いろいろな企画を考えては具体化に向けてイメージを膨らましていたので、ブログの方ではすっかりご挨拶が遅れてしまいました。

まもなく、旧正月というタイミングですが、本年もよろしくお願いいたします!

さて、すでにご予約を開始していますが、生誕記念ライブとして南青山マンダラ3daysライブを企画しています。3月4日(日)〜6日(火)という変則的な組み方ですいません。5日の月曜日が誕生日なので・・・。

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この3日間、すべて出演者が変わりますが、この企画を思い立ったのは、花道家・上野雄次さんが彫られた木像の個展です。花への想いを木像で表現されたその世界に魅せられてしまいました。

木像の持つ優しさや秘められたエナジーがとても伝わってきて、この子たちと一緒に音を出したいと思ったのです。今回は、54体の木像と私を入れて55体というオファーを受けて下さり、準備して下さっています。

南青山なのに秘境の寺院マンダラ!(笑)

上野さんとお話していてとても印象的な言葉があります。

「木像は僕の手元に残るから。」

考えてみれば、太鼓も巨大な木像であり、その秘めたエナジー(音)を世界中で解き放ち続けて35年(笑)

でも、音やダンス(舞)というパフォーマンスは瞬間にして消えてしまいます。

儚いです。それ故にその瞬間、その1発に生きている。まさにライブということなのでしょう。

そして、3月15日(木)は京都の磔磔(たくたく)でレオクラシックス・トリオです。木像はお供しませんが、磔磔自体が木造の蔵。

しかも、共演する山内利一、阿部一成両氏にはまだ何も伝えていませんが、即興をもっと増やしたいと思っています(笑)

ご存知の通り、他のジャンルの方とはむしろ即興が当たり前ですが、和楽器ではそれがほとんどなかったのです。個人的には、ようやくリハなしでできる喜びに満ちています。繰り返しますが、2人にはまだ伝えていませんけど(笑)

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3月以降、企画がてんこ盛りですが、それぞれのライブの着想や音作りには今までとは違う手応えがあります。

作り込む時間と解き放つ瞬間。イメージし続けることとその時の直感。

規模は大きくありませんが、今は物理的な規模感よりもそのアプローチにすごくフォーカスしています。

例年よりも厳しい寒さが続く東京ですが、こうして太鼓と熱く向き合い虎視眈々とその時を待つ感じ。

現実的に悩ましいことも多いですが(てか、その方が多いけれど)、何よりも楽しいのです!

≪レナード衛藤"生誕記念"3daysライブ≫
3月4日(日)〜6日(火)南青山マンダラ
3月15日(木)京都磔磔「レオクラシックス・トリオ」
http://leoeto.com/news

ご来場お待ちしております。

ブレンドラムス11年  わくわく創作編

太鼓とひとつに混ざり合うことをコンセプトに「ブレンドラムス(Blend+drums)」を始めて10年以上が経ちました。

当初は太鼓とドラムス。そして、太鼓とタップというように編成を変えながら、今は「踊るブレンドラムス」のリハが続いています。

レオクラシックスでも演奏した「パンコメレン劇場」や"BANZO"も、ダンス・アンサンブルとなればアプローチが変わります。

けれど、先日、自分の演奏がダンスに当てる音としてはちょっと攻撃的に感じました。

思えば、今年はレオクラシックスにフォーカスしていたので、その感覚を持ち込んでしまっていたのかも知れません。

その感覚と言うのは、太鼓アンサンブルはその特性から攻めなあかん(笑)

と言うか、私ですら攻めの姿勢になってしまうのです。

今回の「踊るブレンドラムス」は、コンガやジャンベといったバチを使わずに手で皮を叩く太鼓とふたりであることから、その攻めの姿勢を反省・・・。

太鼓と踊りの関係。太鼓と他の打楽器との関係。

シンプルな編成ゆえにダイナミクス、タッチ(発音)、リズム(会話)のテンポといった太鼓の特性をより引き出せるものと信じています。

さて、今日もこれからリハーサルに向かいます。

「踊るブレンドラムス」ご予約受付中!
ご予約:11/1611/17
お問合せ:晴れたら空に豆まいて tel. 03-5456-8880

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踊る大地の開拓  わくわく創作編

今、リハーサルを重ねている「踊るブレンドラムス」は、春に大好評でした"Firebirds"の流れを汲んでいます。

なので、"Firebirds vol. 2"でも良かったのですが、私が関根真理さんのコンガやジャンベと繰り出すリズムでブイブイ言わせたいという思いから「踊るブレンドラムス」に落ち着きました。

ストーリーはこんな感じで考えています。

御大・火の鳥(小島千絵子)が2羽の火の鳥に「踊るエナジー」を受け渡したことによって、灰になるところから始まります。千絵子さんは、ハイ(high)になると解釈されていました(笑)

御大・火の鳥(Photo: Firebirds liveより)
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そして、2羽の火の鳥(前田新奈、森本京子)が、御大・火の鳥の周りで「奉納の舞」を踊ります。その後、光の精霊(田所いおり)が現れて、新しいエナジーを御大・火の鳥に授けて、火の鳥が生まれ変わる。

そんな土俗的な感じで始まり、太鼓とパーカッションで「踊る大地」を開拓していきます。

2羽の火の鳥(Photo: Firebirds liveより)
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先のレオクラシックスではシンプルなものから、しつこいくらい繰り返される音の群れ。そして、未開拓の音の要素もぶち込みました。

今度の「踊るブレンドラムス」では、どんぶり飯の和太鼓アンサンブルとは一味違う(笑)、音のタッチが魅力的な粒子として体感できると思います。

それ、受け取らないと〜。

11月16日(木)&17日(金)代官山・晴れたら空に豆まいて
「踊るブレンドラムス」ご予約受付中!

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