460日ぶりの景色  わくわく創作編

音楽人生初となるソロライブを南青山マンダラで行いました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。お会いできて嬉しかったです。

昨年12月、演出した渋川市の公演がありましたが、純然たる自分の世界を作り上げるという意味では、昨年1月のベルギーのアントワープ公演以来460日ぶりのライブでした。

この1年、何度か森に入りました。

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実際に森に入るとそれはそれは圧倒的で、腐葉土を踏む感触を楽しみながら、目的地があるわけでもない道なき道を歩いていると、テンポやリズムは目まぐるしく変わり、朽ちた大木が横たわり、そこから新芽が生まれている。

目に入る生命の色の豊かさは本当に多様でした。

今回、森をテーマにその情景を描くにあたって、既存曲やリズムを一度解体することから始めました。

2台の大太鼓を使ったGEMINIという曲は、右側の太鼓は実直なリズム(人格)。
左側の太鼓は楽しくやりたいリズム(人格)という設定にして、異なるリズムを小節ごとに打ち分けて、そのうち、お互いが影響し合い、最後は一つになるという作りでした。

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大袈裟かもしれませんが、多様性とか言いながら、どんどん差別化が進み、保身に走る世の中を皮肉ったところもあります。

また、2つの大太鼓のピッチ(音程)のバランスが良く、自分でチューニングできない大太鼓の「今しかできないこと」の一つかもしれません。

他の太鼓セットやチャッパ、かつぎ桶太鼓も多様性とリズムの変容にトライしました。

3拍子と4拍子、もしくは7拍子のリズムを交互に入れたり、3拍子の中に4拍子を1回だけ挟んだり、手法としてはインド音楽やクラシックにもあるのですが、メロディーがない分、マニアックな手法になるのでグルーヴ感をなくさないようにという意図がありました。

恥ずかしながら、アウトプットがうまくできなくて、演奏もMCも反省点がてんこ盛り。

帰宅後、すぐにあかんところはお酒で流して、可能性があるところを膨らまし、もっと!もっと!確実にその色を出せるようにせねばと思った次第。

もしかしたら、構成や流れのイメージを再現しようとせず、イメージを持ったままガン!とインプロで行くべきだったか。

いや、感覚がそこまで上がってきていないから、後半は絶対ガス欠になるとか。

ああ、もっとトライアル&エラーを繰り返して高めていきたい!!!

人が動くことで生まれるコミュニケーションがあってこそ、ネットも価値が高まると思います。

やるべきことをやって、音楽のある生活、日常を切り拓いていけたらと思います。

お花を添えていただき、ありがとうございます。

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曲が生まれる時  わくわく創作編

Facebookの書き込みから、ちょっとした狂想曲のような販売となったCD “Power and Patience”

ご購入いただいた皆様ありがとうございました。

私自身、リスナーとして作品の経緯を探ることはとても好きなのですが、作り手としては送り出した曲は余計な説明なく、自由に感じてもらえたらというスタンスでした。

でも、今のような情報過多の世の中において、曲や作品のプロセスをお伝えすることは押しつけがましいものではなく、むしろ大切にするべきことなのかなと改めて思いました。

先のブログで「族」という曲の成り立ちに多くの方々が関心を持っていただいたこともあり、今回はCD “Power and Patience”の1曲目”KAKUMEI”の動機について書いてみようと思います。

2010年の終わり、CNNか何かの深夜ニュース番組をぼーっと観ていたのですが、北アフリカのチュニジアでデモが起きているけれど暴動までにはなっていない様子。

引き続き、ぼーっと観ていたら突然、群衆の中から火の手が上がる映像。でもすぐに鎮静化される様子を対岸の火事のように観ていた私。

それは、「ジャスミン革命」でした。

9.11のこととダブり、気になって音を消して画面を見続けていました。そうしていたら、シュールに頭の中で音が鳴り始めたのです。

情景描写と言っては不謹慎かも知れませんが、曲を作る動機は高い緊張感とリラックスした感覚が混ざり合って生まれてくることが多々あります。

国内外で旅が多い人生。

旅の道中はキーンと張り詰めたものがありますが、移動中の車中や機内はリラックス。なので、移動中の景色は大好物。私の曲作りにおいて気持ち良いリズムと情景描写は欠かせないものです。

けれど、少し斜(はす)に構えるというか、場合によっては皮肉って創作することもあります。

ヨーロッパなどの文化において、その奥行きを作り出している要素は角度を変えることによって見えてくる影だったりします。

話を元に戻しますが、そういう意味でデジタルと向き合った”Power and Patience”は、私のアルバムの中で最も斜に構え、温度も低い作品かもしれません。

創作の動機が対岸の火事と感じていた「ジャスミン革命」。日本とマッチングしなかったのもそこか!?

今年もあと数日。順調にいけば、1月4日から”DON DEN”を皮切りにデジタルでシングル3曲をリリースしていきます。太鼓の曲でシングルって冷静に考えても変だと思いますが、3〜4分に集約した音を配信に乗せて世界に放ってみます。

今年、最初で最後の公演となった渋川公演。
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2021年の第一弾は、スコーンと明るい"DON DEN"から!
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前向いていこう!

ねっ!


森の視界  わくわく創作編

音の視覚化に臨んだ「Leo Dynamism−森のダイナミズム」

公演は、私がステージという森に奥深く入っていくイメージで作ってみました。時に張り出し舞台で客席に対して後向きで森を描写するように叩きました。決して、ダンスが見やすいからではなく、ストーリーテラーのような役割も演じてみたのです。

小中高のアリストバレエスタジオの8名含むダンサー11名による造形
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アリストバレエ&山内利一
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華やかな世界はいくらでも作れるのですが、私がこの公演でコアな部分として据えたのは、中込健太君と私との「俺奉納」からの「平胴天国」。そして、小島千絵子さんにテーマとして投げた「朽ちていく踊り」でした。

小島千絵子
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森には多種多様な生物の誕生と死が繰り返されていて、ポジティヴなことばかりではない、朽ちていく側面があってこそ「森のダイナミズム」だと思ってイメージを膨らませていきました。

中込健太の肩に朽ちる千絵子さん
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そして、私は森を表現するだけでなく、パフォーマンスを通じて物事の浄化を司るような役目を演じられたらと思っていました。決してヒーロー願望ではなく、太鼓奏者なり、舞い手はそういう役割を持ってこそ、その職に就けると常々思っています。

実は本公演に向けて、私が独立当初にお世話になった方とのお別れやいつも強力なサポートをしてくれるスタッフの怪我や体調不良が続けざまに起きていました。

万全な体制で臨めない状況でしたが、私は日常の出来事をステージに関連付けることはせずに、「森のダイナミズム」では音の色彩にこだわり、今までにないくらい叩きまくりました。

入り込みすぎて背中が丸く丸くなってしまい、「レオも年だな」と思った方も多かったのでは(苦笑)

事実、公演が進んでいくうちに私自身が朽ちていきそうでした。でも、出演者とスタッフの高い集中力によって、とても素晴らしい森のエナジーが溢れていたと思います。

田所いおり
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水谷彩乃
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前田新奈
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へろっへろな私。浄化〜!(Joker・笑)
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そして、見えてきたこれからの展望。

もちろん、日本で活動していきます。でも、私の原点は世界を浮遊するように飛び回り、そこで見た、出会ったことを糧にイメージを広げて音にする。カタチにする。それでこそ私。

その感性を磨き続けていこうと。そして、勝負するパフォーマンスの場はどこを目指すではなく、求められたところでベストを尽くす。

これまで50以上の国々を旅してきましたが、改めて、その地図を塗り替えていこうと思います。世界は動いています。JALもANAも羽田発着が増えています。旅はリスクも高まりますが、1%の浮遊層を目指して視界良好なり。

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Photos: MIRAK∞L

いよいよ始動!  わくわく創作編

'92年にソロデビューした頃、新聞や音楽誌に「同型パターンの再生産に陥っている太鼓シーンに新たな方向性を示唆する存在」と書かれたことがありました。

チャレンジ精神に溢れていた私らしいレビューでした。

今はその当時と音楽の在り方が変わり、私に限らず、ミュージシャンの在り方も根底から崩れ、とても厳しい現実に晒されています。

多様性とか言いながら、生き残りに見境なくなっている状況は太鼓シーンにも広がっています。私自身、昨年からいろいろな企画や計画が変更されたり、流れたりしていますが、光を失っていたわけではありませんでした。

自分の楽天家ぶりには飽きれますが、これも旅で身に付けた部分が大きいと自分に言い聞かせています(笑)

そんな中、今年も元気に56回目の誕生日を迎えました。た〜くさんのメッセージを頂戴し、とてもうれしかったです。

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ありがとうございます!

60までのこれからの5年間はこれまでの経験値をふるいにかけつつ、やはり、その根底にはチャレンジ精神を据えて人生をドライブさせていきたいと思います。

そんな私がいよいよライブ活動開始!

まずは、独立当初からお世話になっている南青山マンダラの25周年記念企画。

初日の3月12日は「南青山マンダラ25周年おめでとうバンド」と名付けましたが、私にとっては新生ブレンドラムスという内容で既存の曲もいきなりグル―ヴして、景色が変わっています。

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ご予約サイト

また、詳細は南青山マンダラでお伝えしますが、5月11日(土)と6月20日(木)にもライブを組んでいます。ブレンドラムス・アドベンチャーシリーズとして、マッチョでジューシー、そして、スパイスが効いたステージを目指しています(当たり前ですが、ラクダは登場しません)。

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太鼓という白いご飯のようなシンプルな素材ですが、仕込みとアレンジでこんなに違うか!?という音をこれからも作っていきます!

ということで、この1年もよろしくご贔屓に!ライブ会場でお待ちしております!

寒いからこそ虎視眈々  わくわく創作編

年末から新年に掛けて、いろいろな企画を考えては具体化に向けてイメージを膨らましていたので、ブログの方ではすっかりご挨拶が遅れてしまいました。

まもなく、旧正月というタイミングですが、本年もよろしくお願いいたします!

さて、すでにご予約を開始していますが、生誕記念ライブとして南青山マンダラ3daysライブを企画しています。3月4日(日)〜6日(火)という変則的な組み方ですいません。5日の月曜日が誕生日なので・・・。

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この3日間、すべて出演者が変わりますが、この企画を思い立ったのは、花道家・上野雄次さんが彫られた木像の個展です。花への想いを木像で表現されたその世界に魅せられてしまいました。

木像の持つ優しさや秘められたエナジーがとても伝わってきて、この子たちと一緒に音を出したいと思ったのです。今回は、54体の木像と私を入れて55体というオファーを受けて下さり、準備して下さっています。

南青山なのに秘境の寺院マンダラ!(笑)

上野さんとお話していてとても印象的な言葉があります。

「木像は僕の手元に残るから。」

考えてみれば、太鼓も巨大な木像であり、その秘めたエナジー(音)を世界中で解き放ち続けて35年(笑)

でも、音やダンス(舞)というパフォーマンスは瞬間にして消えてしまいます。

儚いです。それ故にその瞬間、その1発に生きている。まさにライブということなのでしょう。

そして、3月15日(木)は京都の磔磔(たくたく)でレオクラシックス・トリオです。木像はお供しませんが、磔磔自体が木造の蔵。

しかも、共演する山内利一、阿部一成両氏にはまだ何も伝えていませんが、即興をもっと増やしたいと思っています(笑)

ご存知の通り、他のジャンルの方とはむしろ即興が当たり前ですが、和楽器ではそれがほとんどなかったのです。個人的には、ようやくリハなしでできる喜びに満ちています。繰り返しますが、2人にはまだ伝えていませんけど(笑)

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3月以降、企画がてんこ盛りですが、それぞれのライブの着想や音作りには今までとは違う手応えがあります。

作り込む時間と解き放つ瞬間。イメージし続けることとその時の直感。

規模は大きくありませんが、今は物理的な規模感よりもそのアプローチにすごくフォーカスしています。

例年よりも厳しい寒さが続く東京ですが、こうして太鼓と熱く向き合い虎視眈々とその時を待つ感じ。

現実的に悩ましいことも多いですが(てか、その方が多いけれど)、何よりも楽しいのです!

≪レナード衛藤"生誕記念"3daysライブ≫
3月4日(日)〜6日(火)南青山マンダラ
3月15日(木)京都磔磔「レオクラシックス・トリオ」
http://leoeto.com/news

ご来場お待ちしております。

ブレンドラムス11年  わくわく創作編

太鼓とひとつに混ざり合うことをコンセプトに「ブレンドラムス(Blend+drums)」を始めて10年以上が経ちました。

当初は太鼓とドラムス。そして、太鼓とタップというように編成を変えながら、今は「踊るブレンドラムス」のリハが続いています。

レオクラシックスでも演奏した「パンコメレン劇場」や"BANZO"も、ダンス・アンサンブルとなればアプローチが変わります。

けれど、先日、自分の演奏がダンスに当てる音としてはちょっと攻撃的に感じました。

思えば、今年はレオクラシックスにフォーカスしていたので、その感覚を持ち込んでしまっていたのかも知れません。

その感覚と言うのは、太鼓アンサンブルはその特性から攻めなあかん(笑)

と言うか、私ですら攻めの姿勢になってしまうのです。

今回の「踊るブレンドラムス」は、コンガやジャンベといったバチを使わずに手で皮を叩く太鼓とふたりであることから、その攻めの姿勢を反省・・・。

太鼓と踊りの関係。太鼓と他の打楽器との関係。

シンプルな編成ゆえにダイナミクス、タッチ(発音)、リズム(会話)のテンポといった太鼓の特性をより引き出せるものと信じています。

さて、今日もこれからリハーサルに向かいます。

「踊るブレンドラムス」ご予約受付中!
ご予約:11/1611/17
お問合せ:晴れたら空に豆まいて tel. 03-5456-8880

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踊る大地の開拓  わくわく創作編

今、リハーサルを重ねている「踊るブレンドラムス」は、春に大好評でした"Firebirds"の流れを汲んでいます。

なので、"Firebirds vol. 2"でも良かったのですが、私が関根真理さんのコンガやジャンベと繰り出すリズムでブイブイ言わせたいという思いから「踊るブレンドラムス」に落ち着きました。

ストーリーはこんな感じで考えています。

御大・火の鳥(小島千絵子)が2羽の火の鳥に「踊るエナジー」を受け渡したことによって、灰になるところから始まります。千絵子さんは、ハイ(high)になると解釈されていました(笑)

御大・火の鳥(Photo: Firebirds liveより)
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そして、2羽の火の鳥(前田新奈、森本京子)が、御大・火の鳥の周りで「奉納の舞」を踊ります。その後、光の精霊(田所いおり)が現れて、新しいエナジーを御大・火の鳥に授けて、火の鳥が生まれ変わる。

そんな土俗的な感じで始まり、太鼓とパーカッションで「踊る大地」を開拓していきます。

2羽の火の鳥(Photo: Firebirds liveより)
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先のレオクラシックスではシンプルなものから、しつこいくらい繰り返される音の群れ。そして、未開拓の音の要素もぶち込みました。

今度の「踊るブレンドラムス」では、どんぶり飯の和太鼓アンサンブルとは一味違う(笑)、音のタッチが魅力的な粒子として体感できると思います。

それ、受け取らないと〜。

11月16日(木)&17日(金)代官山・晴れたら空に豆まいて
「踊るブレンドラムス」ご予約受付中!

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作品とライブのはざま  わくわく創作編

タイムラインで流れていくSNSはその時の気分で投稿していますけど、すっかり筆が鈍ってしまったブログ。

とは言え、5月のツアーに向けて、そして、8月の公演まで視野に入れた創作やリハーサルはかなりの密度で進行中。

その間、衛藤兄弟として初の海外演奏となった台湾の台南フェスティバルに出演。

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夏を先取りしたような暑さと湿度で、現場は熟したマンゴー状態(笑)
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その台湾ですが、2月に下見で訪れた時は帰国直後に大きな地震がありました。

幸いフェスティバルには影響なく、街にも活気がありました。

特に夜市は(笑)
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こおろぎ〜〜〜!のフライ。
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けれど、今度は日本を飛び立つ直前に熊本を中心とした大きな地震。

旅人生ゆえに危機感が身についている性分ですが、台湾ツアーも大太鼓ケースのキャスターが壊れたくらいで無事に戻ることができてひと安心。

一つ一つの演奏に向かう気持ちが、以前とは比べものにならなくなっています。

また、影響を受けたミュージシャンが相次いで星になり、切なくて仕方がないのですが、彼らは単にパフォーマンスが格好よいだけでなく、作品にメッセージ性がありました。

もちろん、システムにハマる、ハマらない。時流に乗る、乗らない。

それはあったと思います。

本物だけが残るなんて、ノスタルジックなことも言いません。

単なる現象であったパンクロックが、ひとつのムーヴメントからカルチャーになったのをオンタイムで見ている世代です。

その中心にいたドラムスのバジー(スージー・アンド・ザ・バンシーズ)

フェスに参加するためだけの72時間という束の間の東京滞在でした。

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ちっぽけな私の音楽人生でも確かに押さえないとならない現実はありますが、私がドヤ顔だけでパフォーマンスしてたら存在する意味がないし。

でも、辿ればドヤ顔、あんたが起源(笑)Since '80s

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Photo: Takashi Okamoto(アースセレブレーションより)

なので、今回のツアー全体が、「Silently She Dances(静かなるダンス)」という作品のテーマ一色になりそうなくらいのめり込んでいます。

脚本家の高階さんとは文化交流使として1年間、ヨーロッパで活動する前から向き合い、交流使を経て、より本質的なテーマとメッセージを丸投げして脚本を書いていただきました。

自然の脅威であったり、テロであったり、事態が想像を超える規模で起きている今、人がものを創造することにどれだけの意味があるのか。

独りよがりにならず、自己満足にも浸らず、投げかけたいです。

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ツアー初日の四日市からバリエーションに富んだ5月のブレンドラムス。

メッセージ性を持たせた「作品」とライブという「現象」のはざま。

もがくだろうけど、本格化するリハを前にして打ち込める日々に感謝。

ツアー情報はこちら

ポスト交流使 その3  わくわく創作編

今年になり、文化交流使として訪れた国々でテロや大きな事故が相次いで起きました。

パリ、チュニジア、ドイツのジャーマン・ウィングス。

私にはあまりにリアルな出来事の連続でした。

チュニジアは、私が訪れた時もアルジェリアとの国境でテロがあり、公演が1本キャンセルになりました。

私がお世話になった大使館の方々の心労は、その時も今も大変なものだと思います。

5度目のアフリカ大陸。初めて船で上陸。

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チュニジア・カルタゴ・フェスティバル(ロクサン・バタフライ/タップ)

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何度か利用したジャーマン・ウイングスでは、荷物のことでカウンターと揉めたことがあります。

結局、その親会社のルフトハンザを利用するようになったのですが、ついこの間のことのように覚えています。

これまでに月を往復するほどの距離を旅してきていますが、改めて、危険な目に合わなかったことは奇跡だと思っています。

私を守って下さっているすべての力に感謝し、本当に悔いなく生きたいと思っています。

そういう思いもあって、この4月から交流使で出会ったアーティストが来日して、共演する機会を持てることが本当にうれしいのです。

カルタゴ遺跡

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民族が混然と行き交うヨーロッパ。

言葉はもちろん、考え方や感じ方。自然観や宗教観など、お互いの感覚や主張にズレがあって当然でした。

そんな状況において、私が「太鼓と踊り」という原初的な、でも、新しいコミュニケーションの方法で創作を続けてこられたこと。

それは、文化庁から与えられた経済的な側面を抜きには成り立ちませんでした。

ひとつ感じたことがあります。

ヨーロッパは多くの問題を抱えていて深刻な状況ですが、だからと言って、創作する活力と希望が失われている現場はどこにもありませんでした。

厳しい状況ゆえに、本質を問う作品が作られるのかもしれません。

そして、どんな場にも観て、評価し、時には熱く語り、表現の自由を見守るお客さんがいました。

日本も厳しい状況ですが、あまりにコマーシャルなものに影響され、ミーハーなものへ流されていませんかね。

あは、今日はちょっと激しいな(笑)

本当のこと言うと、文化交流使を終えてどうにも埋められないのが、私が日本にいながらにして感じる「世界の動きと日本」のギャップなんです。

あと10日と迫ったライブ。

リアルな世界を生きる共演者とともに、どど〜ん!と自分を開け放つことから始めたいと思っています。

そして、たくさんのことを学び、感じ取っていたヨーロッパのように新しい表現を獲得したい。

最新情報はリニューアルしたサイトで!

アラブ建築とアンダルシア建築が融合したカルタゴ近郊の町、シディ・ブ・サイド。

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ポスト交流使 その2  わくわく創作編

前回のブログで帰国後の反動が長く大きいということを書きました。

ヨーロッパの環境で持ちこたえて、私を支えてくれた太鼓たちもここに来てバラつきが出始めていました。

なので、楽器やケース類のメインテナンスをひとつずつやっているところ。

超個人的な話ですが、この20年で全く変えていない太鼓セットの高さを1cm〜1.5cm低くしてもらっています。

これ、実はかなり大きな出来事なのです。背中が丸くなったわけではありません(笑)

例えば、靴のヒールが1cm高くなったら大変ざましょ!?

やはり、音を出す環境が変わったことで身体の使い方が変わったのだと思います。

バチを皮に当てるアプローチも変わるので、これから音が変わってくると思われます。

外に向けていた意識がグンと内側に向いている今、こういう変化も今後の方向性を示しているのではないかと。

ところで、先日開通したての新幹線に乗って石川県の浅野太鼓店に伺いました。

全国にいろいろな太鼓店がありますが、地域性やお店によって特徴がしっかりとあります。

木や皮といった素材はもちろん、太鼓にはその町の歴史が吹き込まれ、受け継がれる職人さんの創意工夫が施されています。

浅野さんとは、太鼓界が賑やかになりだした'80年代からのお付き合いです。

久しぶりにあんなこと、こんなこと、これからのこと。たくさんお話をさせていただきました。

浅野さんもブログに書いて下さっています。

嬉しいものです。ありがとうございます。

金沢・・・うまいもんだらけ。住みたい!

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今はいろいろな太鼓グループが存在していますが、チャラついた演出で目先を変えるのは単なる「エンタメ憧れコピー」。

私も費用対効果が見込めれば、マイケルの斜め立ちするし。

マイケル冗談はさておき、私らしさは「あっ!」というアイデアと「お〜!」という曲作りなんだと思っています。

シーンを切り拓くのは俺52。予感はあります。まだ先だけど。

ツラの皮もKISSフェイスパックでお手入れ。ってこりゃひどい。

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覆面レスラー(笑)Keedaさんが描いて下さった絵の前で。

最新情報はリニューアルしたサイトで。まずは、4月21日!




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