静かなるダンス  カテゴリーなし

Silently She Dances(静かなるダンス)

昨年12月は、実に残念な気持ちにさせられることが多かった年の瀬でした。

けれど、落ち着いて考えれば自分が失ったものは何もないし、その流れをうまくかわすことで自分の立ち位置がくっきりと見えてきた年明けでした。

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新年早々、後輩と茨城で合宿なんかして自然と向き合い、人と向き合い過ごしました。

それは、自分の明確な方向性を確認するためのステップだったのかもしれません。

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そういう時を過ごしていると、外への発信は押さえられてしまいます。

Facebookでは遊んでいましたが、ライブはやらないし、ブログも書かずに2か月が過ぎました。

お久しぶりです。ブログの世界へ戻ってまいりました(笑)

事務とジムの地味な生活を基本に着々と準備を進め、3年ぶりに東京でワークショップ。

フェスティバルの下見をするために台湾へ飛び、台湾を離れた途端に滞在していた街が大きな地震に見舞われて間一髪だったりしながらも、東京に戻ってリハ。

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そして、再び茨城で合宿。

3月に入り、やっと今年初のライブClub “Leo”。

新鮮な音の粒子がたくさん生まれ、これから創作を共にする仲間の元へ飛び込んでいったように思える時間でした。

そして、53回目の誕生日を迎える3月5日。

練りに練った「ブレンドラムス・ツアー2016」全公演のチケットが一斉に発売され、新しいスタートを切る準備が整ったわけです。ひゅ〜。

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まあ、ライブをしていないおっさんの2か月を綴っただけですが(笑)、文化交流使としてヨーロッパから帰ってきて2年。

その前から描いていた世界にようやくピントが合ってきたように思うのです。

もちろん、それまでピントが外れていたということではないのですが、今すごく合ってきたと感じているのです。

それは何かというと「太鼓と踊り」の自分なりの視点です。

1991年のアフリカ体験以来、自分の中で表現したくても簡単には作れなかった「太鼓と踊り」の関係。

当時、鼓童というグループでショービジネスに乗っていたわけです(今も端っこに乗ってはいますけど〜)。

そして、アフリカ行きを自ら立案。

ぎらつく太陽。吸い取るだけ吸い取る乾いた大地。匂い立つ強烈な体臭。

月明りのトランス儀礼。そして、アフロビートの創始者であるフェラ・クティとの出会い。

それらは、「ショービズやってる場合じゃないぞ!」という叩き手への使命を言い渡されたような旅でした。

以来、グループを離れ、答えを探し求め、ニューヨークのオフ・ブロードウェイでアメリカのPILOBOLUS(ピロボラス)というダンスカンパニーと3週間公演をやっても答えは見つからず(これってすごいことなんだけどね・笑)。

その後、NYテロがあり、地震があり、テロがあり、いよいよ世界がおかしな方向へ舵を切り出す中、文化交流使として1年間海外で過ごし、帰国して2年。

それでも失われなかった独自の「太鼓と踊り」の世界が、やっとこさ、現実の世界とつながってきたように思うのです。

自身のアフリカ体験。そして、今でこそエンタメの世界で楽しくやっていますが、いつ、その表現の自由が奪われるか分からない世界を私たちは生きているわけです。

奪い去るのは自然災害かも知れない。テロかも知れない。国かも知れない。

でも、ブルースやジャズ、ロック、ファンク、ゴスペル、タップ、そして、ラテン音楽は、元々はアフリカから奴隷として連れてこられ、自由を奪われ、人種差別を受け、人間としての尊厳すら奪われた人たちの魂の叫びだったと思うのです。

こういった私の思い(原案)を友人から紹介してもらった脚本家・高階經啓(たかしなつねひろ)氏に託し、近未来に設定した脚本を書いてもらっているのが「Silently She Dances(静かなるダンス)」なのです。

これまでダンスとの創作は簡単なストーリーの上で、リズムとムーヴメントを擦り合わせて作ってきました。

この作品はしっかりしたプロの言葉でストーリーを作り、各々が読み込んで音や踊り、色にするという作業をしていきます。

そして、初演はその言葉を軸に表現。つまり、朗読でやります。

そこで、久しぶりの共演となるデーモン閣下と大晦日にミーティングとなり、一気に事が進み出したのでした。

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まだ、脚本は出来上がっていませんが、音のイメージはそれとは別に進めています。

そして、5月のツアーはすべてキャストが異なるというハードなツアーとなりますが、そのツアーそのものが「静かなるダンス」というテーマを持って臨むつもりでいます。

久しぶりのブログで鼻息が荒くなってしまいましたが、メッセージを持ってこそ表現者。

楽しませたい!とか、感動を!とか言ってるだけのメッセージなき者はステージから去れと。

男のギアが入った「俺、自由」。

どうぞご期待下さいませ。

ブレンドラムス・ツアー情報はこちら!
http://leoeto.com/news/




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