女子力全開。私全壊。文化交流誌 #38  文化交流使

ミラノ到着後、直ぐにミーティング。

昨年12月、”blendDRUMStheater” の第1回目の公演に続き、今回もスザンナ・ベルトラーミ(Susanna Beltrami)さん率いるカンパニーとの作品作り。しかも、4公演!

ミラノのエージェントから2回目の公演にあたり、事前にスザンナさんから提案がありました。

「50人のダンサーを用意できるけど」

「!!!」

群舞との創作は、文化交流使の活動中に作品化できなくてもやりたかったこと。

実際にやるとなると経費や時間の制約、場所の問題などなど大変になるのは目に見えているし、試すことができたら!なんて思っていました。

そこに先方からのご提案だったので即OK!

でも、同時に「えらいことになるな」と。しかも、前回はパーカッショニストを従えましたが、今回はピン!(汗)

カンパニーにはプロで活動しているダンサー以外に、普段仕事をしながらカンパニーと関わっている子たちもいます。

なので、力量や経験は未知数。しかも、ほとんど女子。想像するまでもない。

に〜ぎ〜や〜かああああ!

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元気〜〜〜っ!

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群舞を想定した音のイメージはすでに頭の在庫に用意してあったので・・・即実践!

スザンナさんが私に「太鼓がイタリア女子の潜在的本能を呼び覚ましているようね。」

こわっ!

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けれど、ダンサーには「今のような動きではただのCrazyな女よ!太鼓の音を感じなさい。そして、この貴重な機会を・・・」と若いダンサーに彼女の人生観も交えながら、踊ることの意味を伝えていく。

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作品を作るということだけでなく、若い子たちからすれば、ひとつの教育的な意味合いを持つ現場。

これこそ私が望んでいた本当の文化交流で、単に紹介したり、コラボするだけではない相互理解・相互体験が実践される日々でした。

けれど、2月頃から緩やかに体調が下降傾向だった私はここに来て疲労がピークに来ていました。

潜在的な旅の疲れに加え、2月から3月の数字と向き合わないとならなかった日々。

この後も素晴らしい現場が目白押しというのに、比例してやらねばならないことが増えていく。

身体が訳もなく火照ったり、食欲はあるのに口にしたら嘔吐。そして、下痢。

一旦、日本に帰ろうかとも思いましたが、現実的に無理でしたし、幸い太鼓を叩く現場だけは集中力を保てていたので、こういう時こそ私の持論を展開。

「積極的に妥協」

これについてはかなり深い話になるので改めて書きますね。

そして、何よりも和食の差し入れがすごい元気の素になったし、改めておにぎりとお味噌汁の威力はすごいなと。

作品としては、和太鼓の持つ原始的な存在がダンサーたちの表現や息遣いとうまく融合したのではないかと思っています。

もちろん、初めての群舞でしたし、もっと練りこまないといけない部分もありました。

でも、諸条件を考えたら、これ以上を望むのは今の段階では贅沢なことだったかもしれないし、私自身の作品作りにおけるイメージやノウハウも深めないとならないと思います。

いずれにせよ、これからの作品作りに素晴らしい経験をさせていただいたなと思います。

一座!(笑)

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で、普通はこれで一息!となりますわ・・・ね。

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が、しかし、私は翌日フランスの深夜生放送のテレビ番組に出演するためにパリへ向かうのでした。

マルセイユからローマ。ミラノからのパリ。待ってろ!パリ!

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マルセイユの風に乗って 文化交流誌 #37  文化交流使

マルセイユ国立バレエ団との創作は遠藤さんが私のLIONという曲で振付されていた経緯もあったので、事前に素材となりそうな音源を送って創作を進めてもらっていました。

なので、マルセイユ入りした時には生音で合わせるところまで上げてきてくれていました。

しかし、生音は音の伝わり方が違います。

そのバイブレーションを全身で受け止め、跳ね返してくるダンサー。そのほとばしりをまともに受けて、私も珍しくバチのストロークが乱れたり(汗)

素晴らしいダンサーの動きは私にとって動くスコア♪

動きを追う中で自然とリズムが生まれてきます(^^♪

情報量が多いから初めは混乱しますが、ダンサーとの連動が取れてくると、海外のダンサーともあうんの呼吸とか「間」が作れてきます。

使う言葉は、timing とかpauseなんだけど。

次の再会がパリの現場ということもありましたが、シーンごとの繋がりを現場の空間で調整というところまで仕上げて、マルセイユでの創作は私の誕生パーティ込みで終了となりました(笑)

改めて、マルセイユのみんな。ありがとう!

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先のブログに書いた作品性とライブ感という課題は簡単に答えが出るものではありませんが、ひとつずつ経験を積み上げて・・・。はい。

ということで、マルセイユの風に乗って私はローマへ!

ローマは大使館主催でしたが、開放的なライブハウス(チルコロ・デルアルティスティ)と硬派なローマ文化会館という両極端な場が準備され、タップダンサーのロキシーとライブを行いました。

ロキシーとは文化交流使として最初の危機的状況であった10月のチュニジア公演以来。

その頃を思うと、ダンスとのコラボが自分の音を変えているという実感がありました。特にソロにその影響が色濃く出てきたかと。

続くローマ文化会館はライブ&レクチャーという括りでしたが大盛況!

良い音を出すためのナチュラル奏法とお客さんを意識したエンタメ奏法の違いなどを披露(かなり際どい・笑)

レクチャーでここまで盛り上がっていいのか?というご提供しすぎの内容となりました。

また、大使館の方が広報活動をかなり展開していただいたおかげで、とても良いインタビューや取材も行われました。

実はインタビュアーが良いと自分の考えがまとまることがあるんですね。

イタリアのインタビュー映像(あたかもイタリア語を理解しているかのような・笑・雰囲気は大事でしょ!)

ということで、久しぶりのライブということもあり、英気を養った充実のローマでした。

が!それも束の間。次なる創作現場のミラノでまさかの展開!

そのローマの貯金をあっさりと使い果たしてしまう事態が待ち受けていたのでした。

写真はローマのライブ会場で行われた書道デモ。こちらの人にしてみれば、絵を描くようなものだね。

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9か月も経つのね。文化交流誌 #36  文化交流使

すっかり空いてしまったブログ。マルセイユからローマに流れ、ミラノに漂着したとこまでは書いていたのね(笑)

マルセイユからの日々は文化交流使としてやりたかったこと。やれるといいかもと思っていたこと。

そういった自分の思いが前倒しで展開されていて、改めて素晴らしい出会いと機会を与えていただいていると思っています。

でも、国も共演者も目まぐるしく変わる現場に加え、日本とのやり取りもネット環境が思わしくないところがあり、受信できても送信できないという超マゾヒスティックな環境。

リハが終わり、ごはんの買い物をして部屋に帰るなり、そのままベッドに突っ伏して寝ることも何回かありました。

旅の基本は良いことも嫌なことも忘れること。

上書き更新なのですが、ようやく落ち着きを取り戻しつつある、ここレーゲンスブルグで回想しながら?連載していこうと思います。

2月のシチリア〜ミラノ〜マルセイユ。からの3月にはローマ入り。

地中海上を行ったり来たり。素敵!と思われるかもしれませんが、創作と事務処理に明け暮れていました。

士気を高めつつ、実は上がってこない体調に「どこかおかしいのかな」という不安を少し持ち始めていたのもこの頃でした。

でも、シチリアやミラノはもちろん、マルセイユもラテン気質なんでしょうか。一人で旅していると、買い物していてもごはんを食べていても良く声を掛けられます。

目が合えばウインクしてくれるし。男子も女子も(笑)

ちょっとしたやり取りで随分と心が解れたこともあります。特にイタリアは、もういいからっ!てくらい構ってくれます(笑)もちろん、怪しい誘いは察知しているので大丈夫。

さて、マルセイユではカンパニーの中心的存在の遠藤康行さんとのミラノでの出会いがあっという間にコラボになり、4月にパリで公演という展開になりました。

マルセイユ国立バレエ団の歴史と素晴らしい環境。

あくまでも太鼓を通じての感覚だけれど(って、そんな奴は他にいないけれど・笑)、身体言語が違うというのが個人的な印象です。

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もちろん、振付家やダンサーにもよると思いますが、気候風土は表現活動に影響されますよね。

初めてマルセイユに入った時のミストラルという特有の風。正直、乾燥を嫌う私と太鼓にとってかなり手ごわい存在でした。

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見るからにドライでしょ!?(笑)

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そして、これまでのコラボ以上に明確に課題が表面化してきたのもマルセイユとの創作過程からでした。

それは、作品性とライブ感のバランスです。

ミュージシャンとコラボは明らかにライブですが、ダンスとの創作は作品として位置付けられます。

固定されると言うと語弊があるかも知れませんが、それは必然でもあります。

でも、太鼓という素材は環境の変化に影響を受けやすいこともありますが、その音のバイブレーションも他の楽器にはないくらいライブな存在。

このバランスをどう取るのか。

その在り方が問われ、創作のステージ(段階)が変化してきていることを実感していました。

誰だよ、おまえ!

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