エトナの恵み(その3)文化交流誌 #34  文化交流使

前回のブログ。最後はかなり端折った感じだったと思います。

やはり生のライブ感を言葉で伝えることは難しく、分かっていたのですが、最後はスルッと巻いてしまいました。

シチリア滞在中、ゴーストライターの件だったり、都知事選の投票率が50%にも満たないといった日本からの残念なニュースが続きました。

ゴーストライターの件は、メディアやレコード会社も含め、そのストーリーが作為的でお下劣。

昔のことですが、あるレコード会社のプロデューサーが担当のミュージシャンが死んだ時、「これでベスト(アルバム)が出せるし、俺もしばらく安泰」と言っていたことをすごくよく覚えています。

当然、そこにメディアが絡んで、消費者は踊らされるんですね。

嫌な世界だなと。

どんな理由であれ、知られるからモノが売れるのですが、そのためには流通しやすく、手に取りやすく、分かりやすく。そして、感動秘話。

何よりも軽さが必要なことは、私もこの世界で長いので分かっています(笑)

でも、インドやシチリアで浴びたむき出しのエナジーとダイナミックな躍動が、やっぱり、自分は極めて流通しにくい太鼓と共に旅して、ステージに立つのが似合っていると(笑)

痛快その1
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身の回りの鬱陶しい情報を吹っ飛ばしてくれたようです。

痛快その2
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当たり前ですが、そこに集中したいし、まさに今がその時!と思ったことが、「今日も生きていくことでしょ」という軽いコメントになったんですね。

インドとシチリアに翻弄されながらも、今は心が浄化されたような気持ちです。

タオルミーナの古代劇場見えますか!?
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これから、その恵みをステージに注ぎ込んで具現化する作業が始まります。一旦、ミラノに戻ってお洗濯して、昨日からマルセイユに乗り込みました。

4月のパリ公演に向けて、マルセイユバレエ団との創作に入ります。もちろん、道のりは平坦ではないと思います。

このタオルミーナの丘も強力な傾斜でした。
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おかげさまでバレエ団の全面協力を得られ、スイッチオンです!

登り詰めた先には絶景!中央に古代劇場がめちゃ小さく見えます。
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二元中継のブログでした(笑)


エトナの恵み(その2)文化交流誌 #33  文化交流使

ある夜のこと。

エトナ山の中腹にある明かりを眺めていて、てっきり村の明かりかと思っていたら、それが溶岩であることに気づきました。

もちろん、活火山であることは知っていましたし、風向きによっては何となく焦げ臭さを感じることもありました。

初めの1週間は雲が多かったこともあり、昼間は分からなかったのですが、夜になると真っ赤なラインが姿を現します。

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火山灰も街のあちこちに溜まっています。

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時に小噴火も起こしています。毎夜、時間を忘れて神秘的な世界を眺めつつ、同時に3.11と記録的な大雪の日本を思っていました。

地球という大きな大きな生命体の躍動する姿。鼓動。自然の脅威。

そんな夜景を見ていた時、ふとインドの喧騒を思い出したのです。

圧倒される人と車の数。そこに象が行き交う街。車はウィンカーを出さない代わり、すべてクラクション!!!

けたたましい騒音と排ガスにまみれた高架下で暮らす貧困層の人々。

片目のない子。腕のない子。膝から下がない子。車が渋滞で止まれば、そんな子たちが爪で窓をタップして物乞いをしてきます。

今もあるカースト制度に組み込まれていないアンタッチャブル。不可触民。

でも、決してその表情は暗くなく、目は輝き、むしろ生き生きとしたものすら感じさせていました。

路上生活でもケラケラ笑いながら生きている。

私なんかには彼らについて語る資格はないのですが、紛れもなく「生の営み」を感じました。

写真ではそんなに感じないかもしれませんが、この交差点では渡ろうにも渡れず、しばらく立ち尽くしていました。

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当然、子供も学生も、働くお母さんもすいすい渡っていきます。ひとり渡れない私の鈍化した判断力。

慣れとかそういうことではなく、圧倒されてしまうのです。

でも、1本小道に入れば、ちょっと前の下北沢のような風景。露店アイロン掛け(笑)

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いつ建てられたのか分からない貫録のアパート。

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結局、インドで私は自分のライブで感じる以上のライブ感にやられてしまったんですね。

自分が太鼓を叩くライブは私にとって生きていることを実感し、最高に幸せを感じる時であり、すべて・・・のはず。

今、日本はやたらと自己啓発本やブログに溢れているようですが、私も知らない間に刷り込まれているかも知れない「自分らしい生き方」とかなんたら。

「ははは。ただ、今日も生きていくだけでしょ。」

そんなことをシチリアのエトナ山が「解釈のひとつ」として導いてくれたように思います。

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さらにつづく

エトナの恵み(その1)文化交流誌 #32  文化交流使

やっと情報公開されました。3月から始まるローマ、ミラノ、パリ、アムステルダムでの公演。

すべて異なるプログラムが組まれています。

ドラムスのBudgieやタップのRoxyとのライブらしいライブ

旧教会で行うパイプオルガンとのスピリチャルなライブ

そして、なんとダンスとの創作が2本。

今、3月にミラノで行う「ブレンド・ドラムスシアター#2」と4月にパリで行うマルセイユバレエ団との作品のストーリーを描いているところです。

これらのソフトに加えて、この時期ですから確定申告や年度末に向けての精算がありますでしょ。

さらに、夏のあるイベントに向けて200名の高校生に太鼓を遠隔指導しながらの楽曲アレンジ。

なので、スーツケースに課題をどっさり詰め込んで、シチリアのタオルミーナに乗り込みました。

ここタオルミーナはシーズンオフなのでまるで人気なし。ホテルもレストランも3分の2は休業(笑)

日本の3月初旬の陽気でしょうか。日差しは強いけれど、日が落ちるとグッと冷え込みます。

グランブルー!
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エトナ山!
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朝食を取って、4時間ほどPCに向かった後はお散歩。

そして、レストランが開く20時頃まで再びPCに向かい、ごはんを食べた帰りにエトナ山を眺めてホテルへ。

時間ごとに表情を変える大自然のパノラマ。
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6か月を超える長旅継続中の私にとって、この規則正しい生活と大自然は潜在的な緊張と疲れをほぐす貴重な時間。

もちろん、ここでもミッションをこなしています。詳しくは述べられられませんが(笑)

そんな日々を過ごして10日目。ずっと言葉にできずに悶々としていたあのインド体験が、ようやく整理できてきたのです。

わりとすぐにつづきを(笑)

神懸ってゴースト!文化交流誌 #31  文化交流使

すっかりブログが空いてしまいました。無理もございません。

もうインドのインパクトは絶大でしたので、年明けて体調が戻ってからその体験を言葉にしようにも言葉にならず(笑)

どうなるか分からない国だけれど、突然、事が動き出す国。

その象徴が世界的なタブラ奏者・ザキール・フセインとのコラボでした。

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3年前かな!?東京で開催したブレンドラムスにお呼びして以来の再会でしたが、お会いした途端にクワ〜〜〜っと体の中から高揚する自分を感じました。

私にとってザキール・フセインとレイ・クーパーは別格なんですね。存在が神懸っています。

その彼が出演するフェスティバルに私も参加することが正式に決まったのは1週間前(笑)

フェスティバルのオープニングを飾る彼のコンサートには6千人以上のお客さんで膨れ上がり、そのどアタマにソロ20分をいただきました。

そして、最後はセッション。もちろん、リハなしです(汗)

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じっくりと悠久のインドを感じようと思っていましたが、そんなこんなでもうドッタバタ!

1か月滞在したそのインドから1月中旬にミラノへ戻りましたが、すぐにアムステルダムへ。

それも2往復。

ミラノからアムステルダムへ向かう途中に見えたスイスの山、山、山・・・。機長が機体を傾けてくれました。

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アムステルダムでは築300年の旧教会のパイプオルガンとリハ。

本番は4月。Live情報見てね

サラッと言ってしまいましたが、この教会の一部は木造でその響きたるや神様が降臨なさるのではと思うほどゴージャス!!!

神懸るとはまさにこういうことなのね。しかも、パイプオルガンとアイコンタクトなしでインプロだよ!

奉納演奏もさせていただきました。

さらに、石の床の下にはかなり著名な方々が多数眠っていらっしゃるとのこと。つまり、お墓。

朝8時からキンキンに冷え切った教会でひと叩き!300年の眠りを太鼓で起こしちゃったかも・・・本物のゴースト!!!

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そんなスピリチャルな時間をインドとアムステルダムで過ごしつつも、ホテルに戻れば、確定申告やら3月から続く公演などの目まぐるしい調整に明け暮れておりました。

インドについては改めて書きますが、実は今滞在しているシチリアもたまらんので頑張って書きますね。

お楽しみに!って書けるのか!?(汗)




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